カナダでは臨床試験が行われているようです。
今現在,どのような結果になっているのか分かりますか?
英語の得意な方,調べていただけないでしょうか?
何卒,宜しくお願い致します。
以下,[ポスト・ヒューマン誕生]著:レイ・カーツワイル:ISBN:4140811676:P.264より引用
原書:ISBN:0670033847
「わたしが取締役を務める企業のひとつであるユナイテッド・セラピューティクス社は,バイアル(水薬瓶)二,三本分の患者の血液から取り出した自己幹細胞の新しく発見されたメカニズムを利用してDNAを細胞に送り込む臨床実験を始めている。その実験ではまず新しい肺血管の形成を促すDNAを幹細胞の遺伝子に導入し,次にその幹細胞を患者に注入する。遺伝子操作された幹細胞は,肺胞のそばにある細かい肺血管に届くと,新しい血管を作るための成長因子を出し始める。動物実験では,この方法によって肺高血圧症を無事に治療できた。肺高血圧症は生命を脅かす病で,現時点では他に治療法はない。このように,研究が成功を収め,安全性も確認されたため,カナダ政府は二〇〇五年初めに,臨床試験の開始を始めた。」
完治は、遺伝子治療だけのようです。
日本で、研究や開発を行なっているところをいくつか調べてみました。
http://kyodokiko.jp/seeds/imaizumi.html
http://procylin.jp/kekkanigaku/kekkanigaku_7_2_71_2006.pdf
http://www.jst.go.jp/kisoken/crest/report/heisei18/pdf/pdf04/04_...
http://www.med.kitasato-u.ac.jp/news/253/253_7.html
カナダ政府関連のウェブサイトがありました。2007年3月に更新されたものです。
http://clinicaltrials.gov/ct/show/NCT00469027;jsessionid=90FF944...
Pulmonary Hypertension: Assessment of Cell Therapy (PHACeT)
日本語訳:高血圧症、「細胞療法」アセスメント
This study is currently recruiting participants.
日本語訳:この医学研究において、現在参加者(協力者)を募っています。
2007年3月の時点で、臨床的な治療が行われているようです。同サイトのなかでは、治療に協力できる患者の方を募集しています。条件として年齢制限(18歳から80歳)、妊婦でないこと、などが挙げられています。
医療に関わる重要なことですので、こちらの翻訳や情報などは、あくまで参考としてご使用ください。
政府関連の情報ソースは、Northern Therapeuticsとなっていますので、2007年3月の時点で、政府が持っている情報が第1相までの情報であるということだと考えられます。(会社が情報を更新していない。)
しかし、政府は、この条件(第1相)で今現在も募集していますよね?
そうなると、どちらが正しいのか、ちょっと、分からなくなります・・・
また、第1相か第2相かということに関してですが、肝心な事を見落としていました。これは遺伝子治療になるので、一般に健常者を対象にして行なう安全性試験(通常の第1相試験)は行なわれないと考えられます。(健常者に余計な遺伝子を組み込むと、通常より遺伝子の発現が多くなって、逆に病気になってしまったりするので・・・。)
ということで、健常者ではなく患者を対象にしているので、第1相と第2相の両方を兼ねているものだと考えられます。そのため、政府と会社の記載が異なると言う現象が起こっていると思います。
確かに、それで、整合性はとれそうですね。
ただ、開発企業のホームページの更新日が気になって調べたのですが、
過去一年間、全く更新されてないようです。
トップページの最終更新日時も、2005年11月30日で止まっているようです。 http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&rlz=1B3GGGL_enJP240JP241&q=site%3Awww.northernther.com&as_qdr=y&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
臨床試験が始まって、1年半経っていますので、それなりの話は出てきても良い気がするのですが、
どのようになっているのでしょうかね?結果が芳しくなかったのでしょうか?
それとも、中途発表は行わない方針なのでしょうかね?このあたり全く分かりません。
もし、僅かでも情報が分かりましたら、是非お知らせください。
宜しくお願い致します。
また、臨床試験は1年以上の期間で行なわれるということです。
発表は、全ての結果(この場合18人)が出てから発表されるのが普通です。
途中で発表される場合は、大きな副作用等が発生した場合が多いです。
http://www.stmichaelshospital.com/media/news_release_2006-12-12.php
2007年10月にもニュースが出ています。臨床試験は実施中のようです。
http://www.news8austin.com/content/headlines/?ArID=193952&SecID=2
http://www.krcg.com/news/news_story.aspx?id=60513
状況に関しては、記載されていませんが、臨床試験の担当病院がこのようなコメントを出しているので、なんとなくうまく行っているような気がします。
とても、参考になりました!!!
このページをご覧になった方へ
専門英語の記事を翻訳するのに使ったサイトを記載しておきます。
ライフサイエンス辞書(フリーの生命科学の専門用語サイト)
http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html