それは違うと思いますよ。
それをいったら為替なんかも米ドルで持ってた人は大損ですが、誰も恨めません。
誰がもっていったわけでもなく、米国でバブルがはじけた(=隠していた悪事がばれた)のです。
株価というのは、人に対する評価と同じで、本人(株の場合は、銘柄の会社)の振る舞いだけでなく、見る側の事情次第でも上がったり下がったりするものです。
ある人(銘柄)を高く見積もっていた評価者(株主)は、
周りがその人(銘柄)に急に低い評価をするようになったら、
ずいぶん損をしたように思われますが、
この場合、おかしいのは急に低い評価をしだした回りなのです。
サブプライムで米国で大きな損失が出ていることが明確になり、それを埋めるために、
多少損をしてもいいから日本株を売って現金に換えないといけない人が
大量発生しただけのことです。
日本の株を売られただけ。安くなったのは何でだ!って怒ったってしかたがありません。
本当にその銘柄を心底から信じているなら、不当に安い評価の間に自分だけは買い増しすればいい。それこそ、「あのときオレの株をただ同然でもっていったのは誰だ!」って後から言われることでしょう。
また、売買しなければ含み損だろうが税だろうがなにも関係ありません。
今後、またお金があって見る目のある人がおなじ銘柄を評価してくれるようになるを待つだけのことです。
180兆円分、各銘柄の資金力が減ったと算出されただけで、
別に本当に全部のお金が流出したわけでは。