現在ターゲットのサーバにはFedoraが動いていて
NICが生きている状態です。
USBコネクタはありますが、
外付けドライブを利用したCDブートはできませんでした。
サーバメーカのNECに問合せしたところ
40000円する外付けドライブを使えばCDブートできるらしいのですが、、、
これしかないのかな、回答いただきたく宜しくお願いします。
私なりに、grub について解説してみます。
Linux が起動出来るようになっている PC で、どの OS を起動するかを選択する画面が出て行くると思います。昔は LILO というものが使われていることが多かったのですが、今は grub が圧倒的に多いです。
通常はメニューが出てきて、矢印キーで選択して Enter キーを押せば、選択した OS が起動されますが、この画面で「C」キーを押すと、grub のコマンドラインが使えるようになります。このコマンドラインを使うと、メニューに表示している以外の OS を起動する事が可能になります。
で、まず最初に root コマンドで起動するパーティションを指定します。harunoharuno さんのケースだと、USB-CD を指定出来れば良いわけですが、具体的な指定内容は、ハードウェア環境によります。
linux 上で、HDD 上のパーティションを /dev/hda1 などと表す事をご存じであれば早いのですが、これと似たような指定方法になります。linux 上のパーティションの指定方法と grub 上の指定方法の違いは、下記のページが参考になると思います。
grub から認識出来ているデバイスは、TAB キーを押すと見つかります。
上記ページの中段「ディスクの候補の表示」のところにその方法が書いてありますが
grub> root (
まで入力したところで TAB キーを押せば、候補として、grub が認識しているデバイスが表示されます。恐らく hd0 が内蔵の HDD になっていると思います。「hd0」と言ったデバイス名の後ろにつく「,0」はパーティションの番号になります。CD-ROM であれば「,0」で間違いありません。
次に kernel で起動するカーネルを選択するのですが、Redhat のインストール用 CD の中身しだいなのですが、下記のページが一番近いと思われます。
このページの kernel コマンドの例が近いと思いますが、このコマンドの後ろの方にある「root=/dev/VolGroup00/LogVol00」の部分を CD-ROM のデバイス名にする必要があります。恐らく「root=/dev/hdb0」とかになると思いますが、一度、Fedora 上から、USB-CD をつないで、dmesg コマンド辺りで、どう認識されたかを確認すると良いかもしれません。ちょっとこの辺は自信なし(^^;。試行錯誤が必要かもしれません。あと、2つめに紹介したページに書かれている find コマンドを使うのも良いかもしれません。
最後に initrd を指定しますが、これも3つ目に紹介したページが、一番近いと思います。
ここまで、「root」「kernel」「initrd」が指定出来れば、あとは boot コマンド一発でインストール CD から起動...、する事を願っています(^^;。
Hot Linux - USBメモリから起動できるインストールメディアを作る(WhiteBoxEL4)
こちらのページにある方法で、インストール用のUSBメモリを作ってそこから起動するというのはどうでしょうか?
もし、ブートローダが grub であって、メニューが表示されないとすると、一応、正攻法では、/etc/grub.conf に hiddenmenu が指定されていると、表示されません。
http://www.redhat.com/docs/manuals/enterprise/RHEL-4-Manual/ja/ref-guide/s1-grub-configfile.html
この場合、ESC キーを押すと、通常通りメニューが表示されるはずです。
あと、USB-CD からの起動は対応していない、ということでしたが、USB-FD はどうでしょうか? そういうケース(USB-CD はダメだけど、USB-FD は OK)もあるようなので、一度、試してみる価値はあるかもしれません。もし、それが可能であれば、私の最初の回答で紹介したページと同じ状況になります。