ガン細胞とは、増殖が停まらない細胞>機能分化しない細胞という事で、これがある部位に生じ、その組織を内部から破壊し、機能を失わせる事によってそれが病態となります。ガンが発生するのは、例えばその部位が頻繁に増殖を行う必要がある場合……傷つけられ続け、その組織を再生する必要が頻繁にある場合とウイルスや化学物質、放射線により増殖を調節する遺伝子が破壊され機能しなくなった場合に起こります。
rsc96074さんがご指摘の通り、ご老人にガンが発生しやすいのは免疫機能の低下によりがん細胞が破壊しきれなかったのはもちろん、新陳代謝の果て、調節遺伝子がおかしくなってしまった、という事も考えられる訳です。だったら小児ガンはどうなるんじゃ、といえばそれは成長過程の子どもさんの場合ガン化した細胞の増殖力が高く、それを抑え切れなくなるため、と考えてよかったんではないかと思われます。
んで、今回のアスベストが遅発的にガンを引き起こすというのは、この『再生する必要が頻繁に起こる』という現象からであって、純粋にアスベスト繊維が組織に突き刺さり、その為その部位が恒常的に傷つけられ続けられ、結果としてその部位を再生する必要がある。この事からその再生中に遺伝子の複製エラーが生じ、ガン化するという訳です。で、このガンが無視できなくなる状況になるには相当の時間がかかる為、遅発的になる、という理解でよかったんではなかったかなぁ、と思うのですよー。
ただ、saru7さんのみ私の程度にあってますので。「いるか」