ブラビアの「A」「X」といっても、具体的な型番がわからないと何とも言えないので、ここでは一般論として回答します。
液晶画面の応答速度はだいぶ改善されてきており、たとえばブラビア「KDS-60A2500」では 2.5m秒になっています。スペック上は、もっとも映像が良く動くアクションゲームでも対応できます。
ところが、人間の眼の特徴として、1コマの映像が次のコマに置き換わるまで常に表示されている状態(ホールド表示)が一定時間以上続くと、残像や映像のボケを感じてしまいます。
アナログテレビの規格であるNTSCの場合、残像感が残らないように、1コマが切り替わるのに約30分の1秒というタイミングを定めました。
ハイビジョンの場合、映像が高精細である分、この時間がさらにシビアになります。フルハイビジョンでは60分の1秒と定めていますが、実は足りないと言われています。
もし映像ショールームで見た映像が、NTSCやDVDビデオのものであれば、約30分の1秒ですから、明らかな残像が感じられたと思います。
そこで各社は、倍速駆動などと称して、ホールド表示を120分の1秒や240分の1秒に縮めることで(途中の存在しないコマをTV内のコンピュータによって補間する)、この残像感を無くすように努力しています。
ブラビアの場合も、最近のモーションフロー搭載機種では解消してきているようです。