以前(数年前)、何かの本でP細胞というのを目にした記憶があります。
B細胞がヘルパーT細胞から指令を受けると、B細胞からP細胞に抗体生産が発注され、
P細胞が作った抗体でB細胞が侵入異物を攻撃・排除するというものです。
ところが、いまどの免疫関連の本を見てもP細胞という記述は一切見られないのです。
私の何か勘違いだったのでしょうか。
おそらく「形質細胞」の事だと思います。と言いますのは、B細胞はT細胞から指令を受けると形質細胞に変化(分化)して抗体を産生するからです。お書きの内容とは微妙に異なりますが、B細胞は自ら形質細胞に変化して抗体を産生するのであって、B細胞が誰かに抗体産生を「発注」するという事はありません。
で、その形質細胞は、英語では"Plasma cell"と書きます。ですから、正式な名称ではありませんが、著者がうっかりしていれば「P細胞」と書いてしまう事があるかもしれません。しかし、繰り返しますが、P細胞というのは正式な用語ではありません。ですので、どの本を見ても書いてないのですね。
私も数年前にテレビで見た記憶があります。
http://books.google.co.jp/books?id=M_RpQnRRa9EC&pg=PA165&lpg=PA1...
医学用語では増殖期細胞のことを総称して「P細胞」と呼ぶようですので、あまり記述はされてないですが勘違いではないと思いますよ。