同期に比べて仕事が遅くて困っています。一つの要因として、頭の回転が遅い事を自覚しています。
仕事に慣れれば、人並みに働く事ができると思いますが、新社会人ということで初めてのことばかりです。
しかし、一定の成果は上げなければならないので、どうにかして仕事をスピードアップさせたいです。
仕事をスピードアップするテクニック、訓練方法、考え方、など教えてください。
できれば、ライフハック的なものではなくて、実体験から学んだ事を教えて欲しいです。
普遍的なアドバイスが欲しいので、あえて職種は書きません。デスクワークとだけ書いときます。
私も新人時代は、レスポンスが遅くて、よく怒られました。
下記のとおり1つ1つアドバイス差し上げます。
1.スピードアップするテクニック
その仕事の動作の1つ1つを、書き出してみてください。
なるべく細かく書いてみましょう。
例えば、資料のコピーを取るにしても、細かく見ていけば、小さな動作の積み重ねだと
気づくことができるハズです。
①資料を手に取る
②机をたつ
③コピー機へ移動
④コピー機操作
上記は当たり前の手順ですが、その手順を更に細かく見ていけば、
・席を立つときは右と左どちらから出たほうが早いか?
・会議で配布する資料の印刷の際には、どの機能を使えば早いか?
など細かい改善点が見えてくると思います。
これは電話応対にしても、商談にしても、データ入力にしても同じことだと思います。
電話応対であれば、受話器を取り、話を終えるまでのシミュレーションをしてみてください。
シミュレーションをすると、どういう人からかかってきた場合を想定するか?
など疑問がわいてくると思います。
想定はできるだけ想定し、会話の結末も思いつくかぎり書きだしてみましょう。
書き出してみると、それらはタイプ別に分けられ、一定のパターンが見えてくると思います。
話が電話応対にそれてしまいましたが、仕事の慣れない内のスピードアップのコツは
下記にまとめてみたいと思います。
①仕事の細かい動作一つ一つを書き出し俯瞰する。
②書き出した仕事の手順を見て、ムダな動きを探る。
③書き出した仕事の手順を見て、パターンを推測する。
④書き出した仕事の手順を見て、自分に必要なスキルを自覚する。
とりあえず私から言えるスピードアップのコツはこんなところです。
2.訓練方法
私の実体験も踏まえて、訓練方法をお伝えします。
先述にかぶる部分もあるのですが、私が行った訓練方法は、2つあります。
①自分の分野と関係のない技術系の専門書を読む。
②料理をする。
①は自分が本来使っていない脳を使い、0から知識を組み立てるという作業を行うということです。
まったく自分が知らない事を理解しようとする時、人間は理解力そのものを鍛えることができる
のだと思います。
②ちょっと突拍子もなく感じられるかも知れませんが、料理は仕事を早くする要素を多分に含んでいます。
料理は下記のように書き出してみると、段取りの連続であることに気づきます。
・予算を決める
・分量を考える
・材料をそろえる。
・器具をそろえる。
・調味料を計る。
・出来上がり時間をそろえる。
仕事も同じことだと思います。
日常生活の中で訓練をするなら、「段取り」を意識した料理に限ると思います。
3.考え方
仕事が早い人というのは、「察しがいい人」のことだと思います。
最近はあまり言わないような気がしますが、「察しがいい」というのは字の通りで、
察することができる人です。
では、何を察するのか。私は下記のとおりだと思います。
①その案件の話の前後と状況
②その案件の状況の中での問題
③その案件の問題の中で求められる処置
日常業務の中で、状況把握,問題発見,対策立案この3つ観点からアンテナを張り、
察するように心がけるようにしてみてはいかがでしょうか。
仕事のスピードというのは、慣れれば確かに速くなるでしょうが、
おそらく同期も同じように速くなって、差が縮まるかはわかりません。
それでも、一定の成果を挙げたい、評価を得たいということならば、
別の視点から見てみるのもいいですよ。
仕事の速さで劣るのなら、たとえば「精度で勝負」するなどです。
速さは貴重ですし、真っ先に目に映る評価の対象ではあるでしょうが、
多少遅くとも仕事が確実というのは、また別の評価が得られます。
精度が高いというのは、仕事内容によっては大いに武器になりますよ。
すいません。
思いっきりツールちっくな回答を書いてしまいました。
回答の弁解、補足させてください。
言いたいこととしては
時間をかけてよい重要なことと
時間をかけてはいけないあまり重要でないことを
見極めることが大事だと思います。
と、いうことです。