2011年より小学校5,6年生への英語教育が必修化されます。
これについて、ぜひぜひはてなの皆様の意見をお聞かせください。
(過去にもいくつか似たような質問はありますが、現在の状況はまた違ったものになっております)
ただし、「いわし」ではなく「人力検索」ですので、データに基づいた意見や論理立った回答を募集しております。
三行コメント等々はお控えください。
回答はなるべく随時オープンしていきますので、できるだけかぶらないように回答をお願いします。
(補足・反論等々ならばかぶっても全くかまいません)
また、コメント欄にいくつか補足しておきますのでそちらも目を通した上で回答をお願いします。
要求が細かくてすいません。ポイントははずみます。
私は小中高で教員の経験があります。
小学校での英語教育の是非をめぐっては、現場でもかなり意見が分かれています。
高学年での英語教育では、事実上中学校の先取りとなってしまう可能性があり、
興味関心を引き付けるような会話中心のカリキュラムを組むなどの方針がないと
まず確実に文法中心の授業になってしまうでしょう。
これは入試のシステムをかえない限り無理でしょう。
人材資源の問題もあり、小学校教員で英語が教えられる人は少なく、
中学校籍の英語教員を小学校に派遣する方法も、乱暴に思えます。
小学校教員は、日々の授業の準備、保護者対応等々で、
精神的にもパンク寸前の勤務実態があり、さらなる負担は無謀です。
英語学習を第二言語習得と考えた場合、
臨界期について考えなければならないと思います。
「脳は10歳ごろまで柔軟性を保つが、思春期頃になるとその柔軟性が消失し始める。
このことは脳の左半球における脳の一側化(lateralization)が原因である。つまりは、言語を習得するために使われる部位は、初め左右半球と関係しているが、多くの人の場合、徐々に左半球に集中してくる。年長の学習者が言語学習困難になるのはこういった神経機能の変化によると結論付けている。」
小池生夫 「第二言語習得に基づく最新の英語教育」
http://q.hatena.ne.jp/1257500273
小学校5年からやっても結果は同じだと思われます。
語学の勉強をするのには、もっと早い時期から行わなければならないからです。
このぐらいからはじめると、余計落ちこぼれる人が続出すると思われます。
韓国のデータをみても同じような結果がでてます。
しかし、小学校で学ぶのはあくまで「異文化としての英語に触れる」というのがコンセプトらしいので、リーディング・ライティングにはさほど重点を置かないとのことです。
こういった点も考慮してください。
経済面などのところからの意見も大歓迎です。
文科省
http://www.mext.go.jp/
(ニュース)文部科学省は、小学校の英語活動の概要を発表
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080404ur03.htm
過去の質問・いわし・アンケート
(質問)
http://q.hatena.ne.jp/1105800073
(いわし)
http://q.hatena.ne.jp/1208758167
http://q.hatena.ne.jp/1202263203
(アンケート)
http://q.hatena.ne.jp/1144098749
http://q.hatena.ne.jp/1107264576
母国語も中途半端になります。
母国語が完成してから、外国語を学ぶ時は、
○○=□□とか、○○=□□or△△
みたいに、対応する単語を揃えていって、かなりのレベルで修得出来るでしょう。
子供の時は、外人だらけの環境で、「有り難う」と「Thank you」の両方を教えて、
相手の国籍によって使い分ける程度で充分だと思います。
必要な単語は、自然に少しずつ身につきます。
ありがとうございます。
そのような話はよく聞くのですが、やはりデータが欲しいと思っています。