大量の視細胞に対して、神経節細胞は100万、視神経繊維の数は120万程度しかなく、網膜内で複数の視細胞が1つの視神経繊維に結合し、シグナルが統合されていることがわかります。」
http://bunseiri.hp.infoseek.co.jp/sikaku.htm
錐体・桿体細胞が感知した光学刺激は、いったん網膜上でラスター(bit map)データがベクター化(点と線のデータ)されて視神経を経由して脳に送られているということでしょうか。
その際に、
(1) 変化抽出(動きがあったらそれに注目、前のイメージ記憶と今のイメージとを比べて変化があったら抽出)や、
(2) ベクター化(子どもが似顔絵を書くとき、目、鼻、口、輪郭を線で描くが、我々は人の顔をそのように略して記憶しているのではないか。)が必要だと思います。
この網膜上の変化抽出とベクター化についての研究論文や研究者を教えて下さい。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0707/200707_076.html
日経サイエンスの過去記事です。購入できます。
網膜で行われる前処理についての研究です。
http://www.asahi-net.or.jp/~ZU5K-OKD/house.1/group.e/nou/nou.1.h...
前記を底本にしたと思われるHPです。
理解が浅いと思われる個所も見られますが、色情報のみ、また線画のみ、もしくは移動情報(変位)のみ、といったデータを網膜から脳に送っている、という話についてはきちんと押さえていると思います。
ラスタからベクタへ、というような解釈をされているようですが、実際はもう少し複雑なようです。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003287665/
お考えになった「変位を抽出」として注目されているのがアマクリン細胞です。
その他の論文はCiNiiで検索していただいたほうがいいでしょうが、概要からいえば「光の明暗に反応する・On→Off時、またはその逆のときの、変位が発生した瞬間にのみ電位が発生する・一定以上ゆっくりな変位だと反応が見られない」などです。