http://d.hatena.ne.jp/m0612/20100414/p1
民主党の事業仕分けで思うのですが
(一番腹立たしいのは、「ムダ」を省いた分で福祉手当分の金銭を賄えるといった公約がデタラメだったこと)
赤字施設だから、何でも悪⇒ハイ閉鎖 の思考って、行政セクタとしてどうよ?と思うのです。
1.営利目的でやったら単事業としての利潤は出ないけど、
間接的に企業の利潤に貢献したり、生活の質を上げるために必要な事業も多数あったのでは?と思います。
潰す・無くすのが前提でなくて「ホトケ(ハコもの)に魂を入れなおす」ことを最初に考えるべきだった。
「事業廃止、そして施設を外資などへ破格売却」なんて、何かハメている?と思います。
2.「市場=神」的考えの単純思考、拝金主義の横行は、マスコミ・コメンテータ気取りの人気取り、視聴率・部数獲得には便利でしょう。
しかし、虚業の栄華と労働に対する誇りの喪失(ニート万歳など)も、こういうところが原因な気がします。
皆さん、いかが思われますか?
あなたの今持っておられる問題意識と
「「なんの役に立つんですか?」の暴力性」という表題に選んだ引用と、かなりズレがあるようにお見受けしますが…。役に立たないから(穴があるから)ダメだと言っているように聞こえますが…?
あと、3回目の回答になりますので、私からはこれで終わりになりますので質問で返すのはご勘弁ください。
「抜け穴だらけの」という部分は、私もその通りだと思っています。故に否定しませんと答えています(ただ、公明党の制度を部分的に引き継いだ故の穴もあって、それを今頃民主党だけの落ち度と騒いでいるマスコミもどうかしてる)。
人間、人生に価値観の違いがあるのはその通りで、同じ価値観に合わせる必要はないと私も考えています。
ただ、小泉改革以降、その価値観の違いに“つけ込んで”、弱い立場の方へ、多くのしわ寄せを「自己責任」と称して被せてきました。それによって、平凡な幸せに満足したい側の人々は、価値観の違いと言って耐えられる範疇を超えて、質素な暮らしで満足などと言っていられないほど苦しい立場に追いやられています。逆の意味で、多様性・価値観の違いを認めることができない状況に、もはや陥っていると考えるべきかと思います。
もうすこし言うと、十年前までならば正社員の半分から三分の一の人件費でも、多様な働き方としてそれを選んでいた人も居たでしょうが、今では望まなくとも、枠が無くはじき出されてそこに居る者で溢れていることと、ダンピング同然に彼らの賃金は買いたたかれ、その賃金格差(雇用差別)は広がる一方。
http://blog.livedoor.jp/myogab/archives/50055033.html
今の「経営のためにはリストラが正義」の流れは、職が無いのは自業自得で済ませている。この状況は、視点を広げて考えれば、「見えないところで死んでくれ」と言っているも同じです。
確かにリストラして一企業、一公務員制度だけで見れば、財政は回復し、高い収益を見込めるでしょう。でも、あぶれた人は勘定に入っているのでしょうか? 国は国民をリストラできません。なのに、働かない(けない)者に税金を使うことを声高に反対する声もまた大きいのです。私はその勢力を指して「棄民を望んでいる」と言っています。
確かに、ハコモノ・コンクリートとしてのインフラは十二分に整っています。先達の努力の賜でしょう。しかし、それら充実したインフラも居住も、雇用も、一度ドロップアウトした者を速やかに受け入れるようにはできていません。極一部の善意の者とグレーゾーンによってかろうじて保たれていますが、長くは持たないでしょう。いや、すでに破れ溢れている。
失敗だったと思います。
むしろ支出は一気に増えている。
何かを始めるよりも止める方が難しい。
そんな事は分かっていたんですけどね。
しかし、あまりにも借金の増え方が激しすぎる。
こうなると民主党には投票したくないですね。
高速道路については、私が自動車を所有していないこともあってどうでも良いのですが
(むしろ、高速バス利用時に渋滞するし、公共交通が多いほうが便利なので・・・。一方、無料高速はやり方によっては非常に効果が高いとも思います。)
子育て給付の財源は、結局事業仕分けだけで賄えませんでしたね。つまり、借金して給付。
お金自体に用途が書かれているわけではないので、借金分がそのままイコール給付金とはいえませんが・・・
民主党政府の「公約だから断固やる」といった姿勢に大変憤りを感じます。
十分調査してから公約すべきだったし(普天間問題なんか、鳩山さん自分でクビをしめている)
子育て給付の、外国人への給付をゴリ押しする根拠、本当に意味がわかりません。
(外国へ送金されるだけでは、と思うのですが・・・日本国民以外の誰かと、裏マニフェストでも交わしたのですかね)
いろいろな面で、現政党(定額給付を自民党に押し付けた公明党も、自民党自体も)に賛成しかねますが、
しかし、余りにあたりまえすぎますが
もし安心して消費できる世の中にするための政策としての導入なら、短期の借入金はアリでは?
国債の償還期間が長すぎる気がします。(返せないからでしょうけど)
短期だろうと長期だろうと、建設だろうと赤字だろうと、借金に種類は無い。
利が利を生んで雪だるま状態になって破産するのは一般家庭も国家も同じ。
「国債の格付けが落ちた」と言うのは「破産に一歩近付いた」と言う事。
役人一人で年間一千万円掛かるとすれば、二千万円で雇っているのと同じ。
ビル一つ建てるのに一億円掛かるとすれば二億円で建てるのと同じ。
インフレで帳尻合わせ出来た高度成長期とはワケが違う。
「国債の格付けが落ちた」と言う事は利息の割合が増えたという事。
そういう事を理解している国民は少数派のような気がする。
>どうしても必要なら、改めて予算と効果を検討するべき。
そもそも、これが必要です。
党のメンツのためにマニフェストを実現したい
(高速、基地、子育て支援・・・仮に施行で実情悪化も可。ザル法施行が根拠です)
⇒その財源確保のため、無理にでも他の事業から奪取せよ。
こんなマインドに、現政府が見えてしまいました。
なので、事業仕分けそのものにちょっと悪意を感じてしまったわけです。
明らかなお遊び事業は即刻つぶすのは、もちろん大賛成です。
「今に儲かるから!」と、サラ金借りてパチンコつづける連中を援護する余裕など絶対的に無いです。
自民時代の酷いツケですよね。。
たとえば、あげていただいた例ですと、
天下りの役人さんへお金をさらに渡すことが、
本質的に役人さんにとって本当にハッピーなのかな?と疑問に思います。(とはいえ、そもそも何がハッピーかは、他人の私に分からないですが・・・)
もっと活躍したいとか、そういうのは彼らに無いですかね・・・
お金は
ミクロでは、対価と交換するものであって、
つまり、対価になるモノやサービスのほうがもはや重要。
マクロではその循環の間で
人間生活の質を向上させるために使われ、
「経国済民」つまり「経済」とほぼ同義で
使われるようになったと思います。
お金は、メディアであって、コンテンツではない。
誰が儲けてもいいけど、お金が動いて儲かる過程で、
お金以外の何か付加価値を出して欲しいです。
生産だけでなく、技術開発、発見、需要をより満たす設備、
楽しみや笑い、安心感、物語・・・
支払う側、受け取る側だけでなく、第三者向けにでも良いわけで。
賞賛したり腐したりは、
なんだか民主党に申し訳なく思ってしまいます。
マスメディア、及び民衆の程度の低さ(私もそう?)が原因ですよね。
自分のものさしを失っている人だらけ、
与えられた問いに対して正解を出すことばかりを鍛えられた受身人間に育ったせいか。。
私の質問の書き方に不足があったと思うので書き足します。
コンセンサスも取れている明快な理念・目的があって
合目的な政策であれば、
その手段が現金給付であれ、公共工事であれ、良いと思います。
子育て支援も、有効な道筋の上なら反対など無いです。
しかし、鳩山・小沢組は、ザル法状態承知の上で通したこと
(しかも「『来年』また考えます」と回答。民間なら真に考えられない態度。来年までいくら損金?)
にあきれたのです。
自民党河野太郎氏主導の、国籍法ザル法化同様。
導入そのものが目的の中身の適当な政策は
「政策のハコもの」と思います。
工事が目的の公共工事と同じ。
鳩山さん個人的メンツのため?
それとも、もっと裏の政策があったのでしょうか?
もし本気で外国人を日本に呼びたいのなら
素人の私でさえ、
まず日本(人)の、インフラやメンタル部分での
受け入れ態勢をまず作ること考えますね。
最近マスコミが「おとなりの・・」と執拗に煩い国向けだけでなくて、
世界の国の人とうまく渡り合えるように。
子供にも若者にも年配にも。
そして、やってくる外国人に対しても
日本で生活するための法令や習慣など、積極的に情報提供を行う。
こうした体制ができる前に、
外国人参政権(欲しいとしつこく騒いでいるのは韓国民団だけのようですが)なんか可決したら、
利権・主導権の取り合いで政治とこの国が戦場化するか、
今でさえ大人しくされた日本国民が、TVあたりに一層黙らされること必至。
だいたい、本気で子供人口を増やしたいのに
労働環境や待機児童問題など十分に気を払っているのでしょうかね・・・
違反企業に罰金の無い労働法が多いし。
>本心では棄民を望んでいる国民が一定数居るであろうことは、もはや疑いのないこと。
棄民というか、
アーバニックな暮らしよりもスローライフ・田舎暮らし、
金やモノより余暇時間が欲しい、といった
人生価値の多様化では?
先達の並々ならぬ努力のお陰で、生きるための必要なインフラは十分整ってきたわけなので、
みんなして銭追いかけなくなっても不思議ではありません。
税収第一(仕方ないですけど)の国と彼らと
人生目標がずれているわけです。
>(抜け穴だらけの子供手当てなど)のは、簡便してほしいな。。
とあるけど、経済合理性からすれば、機械化して不要になった国民は「棄民」するのが一番効果的なんだよ。国の経済性だけを見れば。
その仕組みに歯止めの無い今の状態で、建前でなく国が国民の生存権を保証するには、なんらかの形でバラマキは絶対必要です。それが子ども手当であるか公共事業であるかは判断が分かれるでしょうけれども。
現金給付…単純に金額頭割りで国民を救済できる。
公共事業…国民給付+ハコモノとなり、救える人数が激減するが、勤労道徳維持の効果が期待できる。
で、コンクリートから人へ
公共事業=国民給付+ハコモノ(役人天下り人件費はここに含む)
↓…ハコモノ→限りなくゼロへ
≒現金給付
給付の条件として、
雇用の形態ではなく奉仕活動をセットにすれば、
国民心情としてバラマキ批判は一定程度抑えられ、
民業圧迫だ!とのスローガンを回避できるかもね。
と、「なんの役に立つんですか?」の暴力性
について指摘してみた(穴だらけを否定しない)。
そして、
本心では棄民を望んでいる国民が一定数居る
であろうことは、もはや疑いのないこと。
ちなみに。本文に答えて…
1.自民党時代の「私物化」「投げ売り」に比べれば100倍マシ。
削ったと言っても微々たるもの。致命的な削り方はしていない。
2.視聴率・部数獲得。そこで測られるのは、もはや
国民の極一部。固定電話があり日中暇なテレビ漬けの
連中の意見に擦り寄っていって現状が良くなるはずはない。
原稿料という形で税金を天下り役人に流す仕組みを壊すと、
それを製本化してた出版業界がダメージを受けることになる
と思われますよね。その関係で、一端賞賛した事業仕分けを今、
パフォーマンスでしかないと腐す言論が増えている…という
関係性も見逃せないのかな? 推測ですが。
現在の借金の額や予算の規模は日本の国力を越えている。
使えば使うほど景気は悪くなる。
何故なら将来の増税か破綻かの二択が確実になるのだから。
有効利用とかやっている暇は無い。
もし、どうしても必要なら、改めて予算と効果を検討するべき。
全ての予算が借金の増大に繋がる現状を素直に認めれば関係する事業を極力減らすのは当然。
予算が増えれば増えるほど幾何級数的に結果的に増税になるのだから。
(なんとかピアや中身の無い美術館など典型ですが)
いろいろな赤字施設は、目的や運用時の検討が不十分だったことから運用破綻となりました。
ビジョン・効果のロジックや実現可能性を十分検討せず
気を引きそうなことを強引に進める(抜け穴だらけの子供手当てなど)のは、簡便してほしいな。。
政権交代後で実績を出すのに焦りすぎ。。
テレビなどのメディアで、
スポーツ引退者・芸能人にわかコメンテータが
自分の人気取り・稼ぎ目的にぐじゃぐじゃ言ってるのが一番腹立たしい。
即席ラーメンのように、あんたらみたいな付け焼刃で売れてるような簡単なものではないんだ、政治ってのは。。
質問の趣旨ですが、民主党を揶揄したかったのではないです。
彼らの半分は、バカ真面目(失礼)に事業仕分けに勤しんだと、思います。
魂のないハコモノは自民時代に作られてきたものばかり。
解党危機下でも、全く的外れな見識を露呈しつづける自由民主党には呆れつくします。
古い大御所や組織とのしがらみや国政を司っている事情で
やむなく民意を裏切るような行動をしていたのかと同情していましたが、
野党転落しても、目新しい反省は出していない。かつての民主党のように反対ばかりでろくな対案を出さないし、選挙対策も過去とやり方は同じ。
(スケープゴートの谷垣さん個人には同情しますが)
彼ら自民党員は、本質的に目や耳を選挙民へ向けていないのだと判ってがっかりです。
ちなみに民意というのは(統計では支持政党率うんぬんで出るでしょうが)、つきつめてしまえば私個人の意見程度になってしまいますが(汗)。。
(国民のうち、土木・建築で食べている人たちにとっては、ハコものは重要な飯の種ですからね。技術継承・開発、海外へも売れる重要な産業の維持、のためにも重要と言われればそうかもしれない・・・。各論まで落とし込んだらきりが無く何も言えないので。)
案外長くつづくかも、と思っていた鳩山政権。普天間問題で、早くも終わってしまいそうですね。
政治家の勝手だと、私は言いたいですね。
こっちの身にもなってほしい。
例えば、高速道路の2000円化とか。
そういう事です。
それが最大にして唯一の問題のように感じました。
人口は減っているのに「今しかない!」と思い込んで作られた箱物の数々。
徐々に単位当たりの通行量が減ってきているのに新規建設計画が目白押しの高速道路。
国土の隅々まで張り巡らされた新幹線や地方空港、港湾施設、その他諸々。
幾重にも張り巡らされた開発計画。
明らかに過剰投資です。
全ての設備は使わなくても古くなっていって、不具合と修理費用のバランスを天秤に掛けた結果、いずれは捨て去らなければならない。
借金でゴミの山を作って、それを廃棄するのに追加支出が必要になるようなモノです。
そして、それ等全てを作る費用の何割かは借金で賄われます。
既得権益で潤う少数の「陽の当たる人達」を養うためにヒエラルキーの最下層が搾り取られながら増え続けているわけです。
政府や自治体の人員と給料も増え続けている。
おまけに有給休暇と週休二日の導入で実質賃金が格段に増えた。
まるで税収が右肩上がりに増え続けているかのような勢いです。
言い訳を付けては管理部門を増やして、既得権益の拡充に余念が無い。
最近の節約など言い訳するためのポーズにしか過ぎない。
本来なら税収に応じて総枠規制するべきです。
私達は「辛抱強く、我慢強い」「勤勉で真面目な」日本人だったはずです。
虚飾を嫌い、自分の事は自分でするのが当たり前の、他人に迷惑を掛けないのがプライドの源となるような、借金=自分のモノではないお金を使うのは乾坤一擲の勝負の刻か本当に食い詰めて命懸けの時・・・だったはずです。
いつの頃からでしょうか?
国債の(=借金の帳尻合わせ)にインフレが使われるようになって、金額が桁外れに増えていっても外国との比較とか並べて「まだまだ大丈夫」とか言い訳して、個人的にもクレジットの一括払いなら利息が掛からないから損にはならない・・・などと妙に納得したりして・・・・・。