下記のブログで、
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ktdisk/20100629/1277761901
最後は仕事ができるかできないかだという締めくくりでした。
しかし、仕事ができる、できないの差がよくわかりません。
それが顕著に出るであろう外資系で働いたことがある人がいたらアドバイスください。
(例)ライバルを貶める方法を知っている。とか・・
※
私は日本の企業のサラリーマンですが、
やや仕事が出来る人、やや仕事ができない人の差は解ります。
以下のような事です。
1)論理思考ができる(演繹、帰納レベル)
2)締切り等のプレッシャーを与えられても精神的にタフである
3)長残業をしても体力的に大丈夫
4)しゃべりがうまい
5)文章を書くのがうまい
6)エクセル・ワードが使える
7)英語がややできる
8)数学をやや知っている
9)仕事に積極的
しかし、これらのような差があっても、成果が2倍3倍の差がつくとは思えません。
せいぜい、同じくらいの能力の人が2倍残業すれば、1.5倍くらいの成果に差がつく程度ではないでしょうか。
リストラするほどではありません。
日本企業の場合には中間管理層の層が厚く、下から順に報告されるので、トップに伝わる情報にオブラートをかけられてトップが裸の王様になる危険性が指摘される事があります。外資の場合IT化が進んでいて中間管理職の層がほとんどありません。経営に必要な情報は執行役員のPCに即座に表示されます。執行役員も自分の首が危ないので数字だけで判断して、何人レイオフするか計算して決断します。(執行役員は一方では精力的に一人でも多くの社員と会話したりメールのやり取りをしようとしています。)
その時にレイオフされるのは、昨年と一昨年の評価が例えばABC評価でCの社員です。営業など実績が数字で出る場合には数字で評価が決定します。数字で出ない職種の社員の場合には、年始に部長と1年の目標を設定し、年末に目標の達成率を部長と面談して評価を決めますが、部門の目標達成率によって部門間調整して割り振られた相対評価的な評価になっているようです。
英語とWord/Excel/PowerPointが使えない社員はもともと居ないので、自分で分析して立案してプレゼンテーションし、自分で実行し自分で人や組織を動かし、自分で結果を分析して次のアクションを立案してプレゼンテーションする必要があります。毎日遅くまで残業して献身的にたくさん仕事をしたが、別の見方をすると振り回されていただけで目標に即した仕事の進め方になっていないで終わった社員は、全く評価されません。ただ、業務の合間に学会活動などで活躍した社員、論文や投稿が採用された社員は高く評価されます。
一般論では、接待しか出来ない営業はいらないので、マーケティング戦略を立案して実行できる営業になれ。根回ししか出来ない管理職は要らないので自らプランして実行して分析して次のアクションを提案できる社員になれ。と言います。
ただ、せっせと種まきをしても、その年の収穫が無かった社員が評価されないので、社員が長期的に本当に会社のためになる事を後回しにする懸念はありますね。
「米国の労働生産性を 100 とすると日本は 69」というデータがありますので、欧米人から見ると、「日本ではどうしてこんなに多くの人が要るのか」と考えられてしまうのだと思います。
http://activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity000952/attache...
仕事が出来るかどうかの一つに、新しいものに対して敏感であり、それをいかに仕事に使えるかという事に長けているというのもあるかと思います。
これは、場合によっては周りに衝撃を与える可能性がある事もあると思うので、仕事の評価の差につながるかと思います。
ありがとうございます。
それならばプロジェクトマネージャーどころか経営者レベルの能力が必要ですね。
だから外資を辞めた人が独立したりするわけですね!
これは厳しい!!
>しかしそうなると、実行成果が容易い目標しか立てない人が多発するのでは?
執行役員も部長も社員も、リサーチ会社が発表した、担当するインダストリーやマーケットの年間成長率予測の値を持っています。年間目標には必ずこの予測成長率を上回る上昇率を課せられますので、簡単な目標はなかなかもらえません。
年初に社長が今年は何パーセント成長しますと宣言します。この場合の社長の目標は数字は、1株当たり利益であったり、売り上げ総額であったり、利益率であったり、マーケットシェアであったりします。この数字を実現出来るための目標が、各部長に割り振られていますので、部長は自分の部下が全員目標を達成しても部長の目標が達成出来ないような目標は部下に割り当てません。部長も目標を達成しないと危ないと同時に、目標を上回る成績を残したい野心を持っています。
>またアウトプットは10倍の差がでるとのことですが労働生産性は10倍でないのはなぜでしょうか?
労働生産性の比較は、「アメリカ国民が1人で1年に生産する価値を購買力換算した数字を100とすると日本国民が1人で1年に生産する価値を購買力換算した数字は 69である」という事なので、アメリカ国民の平均の生産性と日本国民の平均の生産性の差になっています。
したがって、日本人の出来る社員と出来ない社員の生産性の差とアメリカ人の出来る社員と出来ない社員の生産性の差を表しません。
ただ、日本人と同じだけの生産性を実現するのに、アメリカ人だと少ない人数で実現出来る、と言う事を明確に示しています。
ありがとうございます。えらそうな事を言ってごめんなさいね。
外資だろうがなんだろうが、社員の質について、2:6:2の法則は変わりませんよ。
上2割はどんな会社だって評価されるし生きていけます。
外資で辛いのは真ん中の普通の人6割です。
外資系でよくわかったのは、真ん中の人が生きていくにはいかに大きな声を出すかです。
簡単に言えば、媚びへつらうことを覚えたジャイアンタイプが一番評価されます。
お前のものは俺のもので、上司にアピール。すごく大事です。
あんまり稼げないお客さんに1時間使うなら、その時間で上司と上司の上司向けに
こんだけすばらしい仕事をやったという業務報告書でも作っていたが方がいいです。
あと、リストラって実はあんまりないはずです。
組織ごと撤退っていうのが以外ではあまり聞かないですね。
単に「あなたはこれまで3000万円だったけど、来年は1000万円です。どうする?」
となるだけです。で、いやな人はやめると。
ちなみに、労働生産性の違いですが、
「米国の労働生産性を 100 とすると日本は 69」は、まあ、目安でしかありません。
この前提の為替は、116.53円ですので、今の為替なら、劇的に改善するはずです。
コメントありがとうございます。
論理能力で差はつきにくと思ったので、やはりそんなとこでしょう。
ポイントなしで恐縮です。
ありがとうございます!
この質問の続きは、下記の質問です。
【外資系経験者に質問】外資系で出来る人と普通の人の違いはなんですか?
http://q.hatena.ne.jp/1278229829