大きな事故があった場合に、複数の病院に患者が搬送されますが、その搬送先の病院に問い合わせても「個人情報」の観点で答えないという事例があります。
電話で家族が搬送されたかどうかを確認しても「個人情報のため答えられない」といった事例も当時は報道されていました。
2005年4月25日に、兵庫県尼崎市でJR宝塚線(福知山線)の脱線事故が発生した。当時、負傷者が搬送された一部の病院が、個人情報であることを理由に、意識不明患者の特徴などをJR西日本などに提供しなかったことが明らかになった。
また、沿線の自治体が、見舞金の支払いや安否確認などのため、JR西日本に負傷者の名前や連絡先について情報提供を求めたところ、個人情報保護法の規定を理由に拒否されていたことも明らかになった。
引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/SMBIT/20051114/224507/