目的は、
・自社のサーバにする
・SEのサーバ関係のスキルが上がったら、レンタルサーバ事業を立ち上げる
・運用実績が挙がったら、レンタルサーバ会社などに、サーバを買ってもらう
ことです。
サーバと言っても、色々な用途のものがありますが、
一つの、決まった構成の、極めて汎用性が高くて省電力な最小構成を大量生産し、
それらをTCP/IP等で接続して、
用途別に必要なソフト(できるだけフリー)やパーツ(安価な物)を追加する、
という事によって、あらゆる一般的なシステムが作れるようにしたいです。
汎用性・省電力性によって、
・パーツの大量輸入生産・多業種への販売などのスケールメリット
・技術者やサポート人員の教育コストの低減
・商品価値UP(省電力)
が実現できるかと思います。
そこで質問ですが、
CPUを内蔵するデバイスとしては、
・デスクトップ
・ラップトップ(高スペックが要求される場合は選定ずみのハードを追加する)
・ラックシステム
のうち、どれがよいのでしょうか?
まだまだ、プランニングの初期段階ですし、スキルも不足しておりますので、
幅広い観点からのご回答を願います。
【1】物理面
(1)導入コスト
台数によりけりです
小規模ならばパソコンサーバーでも十分対応できますし、ラップトップ1台で済むかも知れませんね
(2)設置コスト:設置するための費用は(1)に入ります。こちらは毎月発生する家賃というような意味です
こちらも台数によりけりです
数台までであればパソコンサーバーという手もあります
10台を超えるようであれば容積からはブレードサーバーという選択肢もなくはないですが、ブレードはメーカー・機種によって規格が微妙に違いますので、汎用パーツを組み合わせるのであれば、大枠としてはラックシステムを採用し、パーツは市況にあわせて調達するのがベターでしょうね
(2)空調コスト
台数が多い場合には気になってくる問題ですが、ラックであればダクトさえ適度に設置すれば室内全体を空調するよりも格段にコストを下げられます
(3)配線の引き回し
台数が多くなってくると問題が出てきますが、ブレードならば皆無に等しくなりますし、ラックも短くて済みますね
(4)電力管理
ブレードやラックは一元管理も出来ますね
【2】論理面
(1)仮想化
サーバーの用途にもよりますが対応できる体制はあったほうが良いでしょうね
情報量ではXen、Linuxカーネルに組み込まれているKVMの動向も気になるところ
(2)OSの選択
Ubuntu Serverは汎用すぎてハードウェアの性能を生かしきるプロの仕事には向かないかもしれません(クライアント管理下に置くには便利ですけどね)
CentOSが好かれる理由は、実績あるRHELとの互換性が一番にあげられます(設定やトラブルに対する情報が得られやすいですし、必要な機能だけを持たせたるなども容易)
以上、アバウトに・・・
デバイスとしてはラックシステムが無難かと思います。
汎用性が高く、省電力な構成にするのであれば、
サーバの仮想化が良いでしょう。
(レンタルサーバ会社ではVPSなどと呼ばれてます)
○仮想化のメリット
・省電力
・低コスト
・1台のサーバ上で複数台のサーバを作成することができる。
(数十台作成することも可能)
○仮想化デメリット
・仮想を提供しているサーバに不具合があると、中で動いている
サーバ(GestOS)にも影響がでる。
・共通のストレージ(HDD)上で動作するため、I/O負荷が高い処理
をすると、他のサーバにも影響がでる。
※サーバの冗長化及び、専用のストレージを使用することで
デメリットを軽減することができます。
できるだけフリーで作成するのであれば、
仮想化ソフトにはCitrix XenServer、仮想サーバ上で動作する
GestOSにはCentOSをお勧めします。
>KVMスイッチ(CPU切替器)を用いる
ラックに搭載するほどの台数になれば直接キーボードを繋いだりはせずターミナルソフトで接続しますよ
そうなのですか。ありがとうございます。
お返事を読みますと「デスクトップパソコンでいいと思っている」という部分を強く感じますし、それを強調するために「質問文には書いていない事柄を後付」しているようにしか読み取れません(後付した部分も重要な要素であるとするならば回答を考えるベース自体が違うものとなりますので、あらたに質問文を整理して、質問しなおすことを勧めます)
販売もお考えということなので、様々な観点からラックも話に盛り込んでおりますが、回答文中でも何度か書いておりますとおり「台数」によります(ラックを一押ししている訳でも、他人の回答の尻馬に乗ってる訳でもありません)
年間の販売/設置台数がどの程度かわかりませんが、設置やメンテナンス等も苦にならないということでありましたら、これまでどおり「十数台程度であればデスクトップパソコンなどを棚に並べる」などなさったらよろしいかと思いますが、質問なさった背景に「これまでのやりかたでいいのか?」という部分があったればこそだと思いますので、回答を今一度読み直していただければと思います
【2】
その他、こまごました部分に答えるとすれば、それぞれ以下のようになります
>そもそも当社は地方都市にあり
目的が「自社のサーバーにする」という所までであれば、それで良いでしょうし、商売の範囲が地元のみであれば問題はないでしょう
しかしながら、質問文にはそのようなことは書かれておりませんし、販売もお考えのようなので需要の高い都市部での利用をメインに考え「台数が多い場合には省スペース/省電力を考えてブレードあるいはラック」という事を回答させていただきました
>空調コストや空間コストを無視した場合
販売もお考えのようなので空間コストや空調コストも盛り込んでいます
それらを無視したとしても「台数が増えれば増えるほど運用にかかるコストはブレードやラックのほうが安上がりになります」
>配線の取り回しも、工夫すれば普通のPCのものでも整理できるかと思っております
設置やセットアップは基本二人(一人では運べないというのが理由なのでエンジニアは一人でもOK)で済みますがパソコンが十台ともなればちょっと面倒ですよね
面倒でも工夫して行う(これまでもやってきた)という事であれば、それを止める気はありませんが、質問なさったということは多少は面倒に思っている所があるという事だと思いますので、検討してみてください
>空調関係のコストは低く抑えられる
部屋が広ければ広いほど冷やさなくて良い部分まで冷やしたり暖めたりする必要性がでてきますので、台数とお部屋の平均気温や湿度によっては毎月数千円から数万円のコストアップになる場合もありえます
世の中が仮想化に突き進んでいる理由として、これらのコスト低減が掲げられていますので、機会があれば仮想化のメリットについても学ぶようにしてみてください(御社の従業員に仮想化のメリットとデメリット、どのようなサーバ用途に向いているのかなどをレポートさせてみても良いのではありませんか? 従業員のスキルアップにも繋がると思いますよ)
多くのご意見、大変ありがとうございます。
>後付けしている
ごめんなさい、ご存知のとおり質問文は500文字以内であって、最初質問文を書いたときは1,000字程度だったので、削って削って、この質問文になりました。
>台数次第
そうですね…では、シリーズを2つにして、
一方は「手軽に買えるデスクトップ型サーバー」、
もう一方は「大規模を想定したラックorブレード型サーバー」
にするというのはどうでしょうか。
私自身、当社のような小さな会社が光回線を引いて、サーバをたてる、ということを考えたときに、最初からラック型を導入しようとは、思えません。零細企業から大企業までに対応するために、「汎用性が高いただ一つの最小構成」という線で行こうと思っているものですから、「ただ一つ」となれば、やはりデスクトップかラップトップかな、と思うわけです。何と言ったか…昔、ネットが流行りだした頃「ロングテール効果」とかいう言葉がありましたよね。つまり、これまでは大口顧客しか相手にできなかった(でないとペイしない)のが、超小口顧客まですべて取り込めるようになる、という。その「ロングテール」の部分を、最初は狙おうと思っているしだいです。
しかし、皆様「ラックかブレード」とおっしゃるところを見ると、やはり、決定的にラックに分があるのだろうとは思います。
>従業員に仮想化のんメリットとデメリット…
当社の従業員はもっぱら「コーダー」(?)ばかりで、サーバー関係に詳しい者は現在皆無です。新しく雇ったほうが早いでしょうかね…。
何はともあれ、色々な情報をくださり、ありがとうございます。誰しも、自分の「思い込み」に自分一人の力で気づくのは、非常に困難なものです。その「思い込み」を指摘してくださることは、大変有り難く存じます。これからもよろしくお願い申し上げます。
大規模から小規模まで同じ構成で行こうとすれば枚数を増やすことで対応できるラックが一番楽になります
人の背丈くらいある大きなラックもあれば、脇机のような小さなものまであり、メーカーが異なってもサイズが統一されているため楽なのです
http://direct.sanwa.co.jp/contents/sp/rac/rac_top.html
開発側としては楽なのですが、小さなラックでは初期投資額がパソコンタイプに比べると格段と割高になってしまうため、零細から大企業までを1つのパターンで対応することは難しくなります
>シリーズを2つ
1つの正解だと思います
>ロングテール
なんだか懐かしい響きのような気がします・・・
現時点の問題点はターゲットをいまいち絞り込めてない部分にあると思います
「一般的なサーバー」という言葉からもWebサーバ、メールサーバ、ファイルサーバ、データベースサーバなどの各種サーバが求めている性能についてもまだあまりご存知でないように思いますので、まずは「顧客に何を提供したいのか?」と「そのために出来ることや必要なことは何か?」という事を話し合うことが先決ではないかなどと、図に乗ってかなり、えらそうなことを言ってみました
大変お世話になりましたので、お礼として、1,000ポイント送信させていただきます。
真摯に回答すれば高ポイントもありえるということになって、人力検索の士気も高まるのではないかと思いますし、ポイント送信の手間もありません
(質問から1週間経つと強制終了となってしまい、ポイントは回答すべてに均等割りとなり、多くの場合、士気は低下の傾向にありますので)
別途、メッセージ送信しましたので、ご確認ください
ついに自作自演かよ!
そのうえ、アカウントの切り替えで混乱してるときたもんだ!!
最後は、自分自身にイルカ賞を贈ることに1000ポイント!!!