俳優の一つの方向性として、あるイメージを突き詰めて「こんな役ならこの人が適任」みたいな人物像を確立していくというのがあると思います。(例:吉永小百合=古き良き慎ましやかな日本女性、高倉健=不器用で一本気な男性)
一方で、俳優は様々な役を演じ分けてこそ、一流。「コミカルな役でも、シリアスな役でも、とことんまで化け 、人格改造までして のめり込むことこそ俳優の仕事」という考え方もあると思います。私は海外の俳優ではロバート・デニーロが真っ先に思い浮かびます。
日本の俳優の中で、皆さんが考える後者の「役によって変身して、別のイメージを作り出せる」俳優は誰ですか?
小日向文世さんはいかがでしょうか。
名脇役として知られ、オールラウンドプレイヤーともいわれます。
優しい人から冷酷な人まで演じわけていると思います。