プロ用のビデオカメラと、家庭用のビデオカメラでは、具体的にどんなところが違うのでしょうか?
Sonyの「HDR-CX370」という家庭用ビデオを持っているのですが、
撮影するととても綺麗で十分に見えます。
プロのビデオカメラはとてもごっついですよね。性能が良いのは想像できるのですが、
十分綺麗に見える家庭用と具体的に何が違ってくるのでしょうか。
商品として保育園児の様子などを撮影する予定です。
両方使ったことがあります。そのとき、業務用カメラでも高級機と普及機の映像比較をした経験で一番驚いたのは、「赤外線フィルター」の違いでした。
カメラの映像素子であるCCD素子は、人間が感じない赤外線領域も感知します。
そのため、CCD素子の前段階で赤外線除去フィルターを付けて、余分な赤外線を通さないようにしているのですが、この赤外線フィルターは、高級機と普及機、家庭用では、当然品質の差があります。
もともと人間は感じない領域なので、完全に除去できるのが理想的と思いますが、そういうわけにはいかないようです。
業務用高級機では、かなり大型の赤外線除去フィルター(分厚いガラス製フィルタ)を使っており、画質もへんなギラギラ感がなく自然な感じでした。普及機になると、簡易型のフィルターになっているせいか、露光オーバー気味の画質になりました。家庭用では、簡易フィルムフィルターのほか、ソフトで強制補正していると思います。
また、業務用カメラはレンズが大きいため、レンズ周辺部のひずみの多い領域を避けて中心部のひずみの少ないエリアを使うため、画像もフラットな絵が得られます。
そして、レンズが大きいということは、入る光の量も多いということになりますから、その分、CCD素子・1素子あたりの受光面積を拡大できるので、少ない光に反応でき、結果として動体への追従性をあげたり、暗い箇所の撮像感度を上げたりすることができます。
躍動感が違います。
。注目すべきはワイド端の画角この違いは大きいです・・・ 例えば踊っている人などを下から俯瞰ぎみに撮ったりすると、28mm位のワイドで撮るととても躍動感が出ます。いかにもプロっぽい映像になります。42.9mmではどう頑張っても同じような映像効果は望めません。しかもワイドレンズは撮りやすくて楽です。
次に撮像素子のイメージサイズ6/1インチと1/3インチボケ味にほんの少し違いが出そうです。