小説やマンガなど、原作がある映画を観るとき、原作を読んでから観ようか、観てから読もうか、よく迷います。
そこで「これは読んでから観るべし!」あるいは「観てから読むべし!」という作品を、《おすすめの理由を必ず書いて》紹介してください。
古今東西は問いませんが、なるべく入手可能なものをお願いします。
私(質問者)の好みは配慮していただかなくて結構です。
なお、今回は「原作は読まなくてよい」「映画は観なくてよい」という類の回答は、募集していません。そのような回答にはポイントをつけないつもりです。
非現実的な内容なら本が後からがいいと思います。
映像だと本の内容を完全に再現するのが難しいからです。
たとえば20世紀少年などです。
20世紀少年は映画を見ました。原作にも興味があります。
kurupiraさんが「20世紀少年は本が後のほうがいい」と思う理由をもう少しくわしく教えてもらえるとうれしいです。
私は『おおかみこどもの雨と雪』という作品がおススメです☆
えっとですねー、何というか最後の場面はかなり感動します。
そこで小説を読んでから映画を見た方がより小説の意味が理解できて
とても面白いと思ったからです!
おおかみこどもは映画を見ました。かわいくて素敵な作品でした♪
°.*ぷよ*.°さんが「おおかみこどもは小説が先のほうがいい」と思う理由を、もう少しくわしく教えてもらえるとうれしいです。
それと、小説が書かれたのは映画製作の前か後か、もしご存知でしたら教えてください。
難しいお題です。
自分で経験したルートの逆方向は、同じ条件では比較できないんですもの。
とは思うものの、質問の意図に近そうなものを二つほど。
まず、映画→原作のパターン。
映画はよく見るけど、本はちょっとなあ、という方に。
映像は何と言っても、リアルな迫力です。見る側の想像力の多寡にかかわらず、一定のレベルを提供してくれます。
本の場合には、読み手の想像力に依るところが大きいですが、この作品は、本でも映画に勝るとも劣らぬ緊迫感を味わえると思います。
映像だと、時間の流れが決まっているので、さっと流されてしまうところが、本だと、自分の時間で読めるので、より臨場感が味わえるところがあります。
質問であげられたパターンには入ってないんですが、マンガ→原作。
花の慶次―雲のかなたに (第1巻) (Tokuma comics)
どちらも面白いんですが、マンガを読んで、原作を読み、隆慶一郎って面白いな、と思って、他の作品に手を出し始めると、「あ、ここにも、あのマンガのネタが...」というような発見があります。
大きなところだと、「花と火の帝」の辺りとか。
マンガと、その原作が1対1になっていないからこそ、この順番で読むと味わえる面白さがあります。
私も漫画が先っちゃ先でしたけど漫画はチラッとしか読んでなかったので、小説を気にせずに読んでて何か聞いたことあるなあとか思いつつかなり後まで気が付かなかったアホウです。
アホウ、というか、マンガをがっつり読んだかどうかの差だと思います。
「北斗の拳」が(多分)読者アンケートで人気が下がって、実質の打ち切りになり、後続の「CYBERブルー」も早々に打ち切り。
ジャンプでは異色とも言える、歴史物+小説の原作ありというパターンなので、いろいろ盛り込んだのだと思います。
「一夢庵風流記」を読んだときには、マンガ独自の設定を盛り込んだのかと思ってました。
ホワイトアウトは両方見ました。映画は松嶋菜々子の緊迫感のない演技が忘れられません。
小説は毎夏、避暑のために読み返します。涼しくなります。テロリストは怖いし、それに徒手空拳で立ち向かう主人公も人間離れしてて怖い。でもなにより怖いのは冬の雪山だなっと思います。
一夢庵、読みました。
> 「あ、ここにも、あのマンガのネタが...」というような発見があります。
つまり、花の慶次は隆慶一郎のおいしいところが寄せ集められてるってことでしょうか。
つまり、花の慶次は隆慶一郎のおいしいところが寄せ集められてるってことでしょうか。
寄せ集めよう、という意図ではないと思います。
確か、隆慶一郎がご存命のうちに漫画化の了承を得たような文を読んだ記憶があります。盛るにしても、原哲夫独自でこさえるよりも、隆慶一郎の著作から取ることで、原作者を尊重したのではないかと想像します。
私が知ってるのは、原哲夫が隆慶に相談しに行って「少年マンガの主人公なら名前も「慶次」にしちゃった方がいいね」みたいなことを言われたとかなんとか。
そんなことも、読んだような記憶があるような、無いような...
それなりの長さの文章だったと思うので、週刊誌の最後のページの後書きじゃないはずだし、単行本は買ってないはずだから、単行本の後書きでもないはずだし、どこで読んだんだったかなあ...
まあ、それ以上の情報は私にも無いのですが、要は原作に縛られずに少年漫画は少年漫画の作品としてベターな構成を模索していんだよ的なこと言われたんだと解釈してます。原作は原作、漫画は漫画。
映画も同じことなんじゃないかな、と。
ジョジョ奇妙な冒険なら
先にマンガを読んだ方がいいと思います。
アニメはシーンがカットされているし、効果音の使い方もマンガの方がぴったりで先に好印象であればアニメも見たくなるからです。
逆のパターンでピューーッと吹くジャガーはアニメから観た方がいいです。
やはり笑いの間は流れで勢いよく見る方がいいです。マンガだとセリフの変なイントネーションが伝わりにくいからです。
うーん、ジョジョの映画版は見たくないですねぇ。あのシーンがない!あのセリフがない!と、ストレスが溜まりそうで。
ギャグマンガ日和の映画版があるとは知りませんでした。ぜひ詳細を教えてください。
すいません。ギャグマンガ日和の映画はないです。
申し訳ないです。
代りに同じギャグマンガとして「ピュ―ッと吹くジャガー」を紹介します。
ピュ―ッと吹くジャガーは確か実写映画では?違いましたっけ?
フラッシュアニメでも映画になってます。
http://www.bs11.jp/anime/305/
アニメ映画にもなっていたんですね!ご教示ありがとうございます。
まあどちらが先かは巡りあわせというかその時々なので、「どちらを先にすべきか?」を余り気にした事はなかったですね。
あえて言えば、先に映画を見ると、情景が映画のものとリンクしてしまうので楽しみが限定されちゃうかもしれません。
ただ、活字が苦手な人はストーリーの大枠が頭に入ってる方がとっつきやすいということもあるでしょうし、一概にどちらが良いとも言えません。
私の場合だと
おろしや国酔夢譚/井上靖
これは映画が先だったのですが、原作も小説として素直に愉しめました。
逆パターンだと、最近ので言えば「のぼうの城」は映画が延期される直前くらいに読んだのですが、読後に物足りない感があったのでなんかこう映画にも今ひとつ食指が動かないというか…。映画は面白いのかも知れないですけどね。
本も映画も触れた時が「縁」だと思うので、あんまり「~べき」と思い込まずに縁があったほうを先に読んだり観たりしたらいいんじゃないのかな、と思います。
一概にどちらかが良いとは、私も思っていません。でも、たまに「しまった、先に読んでおけばよかった」とか逆に「先に読むんじゃなかった」と痛感した経験はありませんか。そういう作品があれば教えてほしい、という設問です。
おろしや国は両方見ました。どちらも好きです。GM91さんが「おろしや国は映画が先のほうがいい」と思う理由を、もう少しくわしく教えてもらえるとうれしいです。
> 「のぼうの城」
これです!今いちばん悩んでいるのはのぼうです!
> 読後に物足りない感があった
とあるので、読むのは後回しのほうがいいのかなぁ。迷ってます。
おろしや国酔夢譚は、映画が先でよかったという意味ではなくてたまたま先だったけど問題なかったですよ、くらいのニュアンスです。
のぼうの城もあまり悩まずに、本を読むタイミングが先でもいいし、行けるのなら先に映画いっちゃえばいいのかな、と。
GM91さんは「あまり悩まずに」とおっしゃいますが、私はわりと悩むほうです。No.3のa-kuma3さんが
自分で経験したルートの逆方向は、同じ条件では比較できないんですもの。
と書いておられるように、どちらかを先に経験したら、もう一方は(健忘症にでもならない限り)白紙の状態では見られないですから。
まっとうかどうか別として、ご質問の趣旨は理解した上で最適と思われる回答を心がけています。それが人力のよいところだと思うので。
もちろん、回答がお心を満たさなければ評価は低くとも構いません
私もちょっとしつこいと思われるかもしれませんが、思いが届いていないようなので言い直します。
あけすけに言えば、どちらが先か?を悩む時間がもったいない気がします。
気になった作品はバンバン読むなり観るなりした方が絶対にトクです。
先に読んじゃうと、という思いは感情として理解はしますよ。
そういうことは確かにあるのかも知れませんが、原作は原作、映画は映画です。
それを無理に紐づけずに別の作品として各々楽しめば良いと思うのですよね。
私は好きな作品は何回も繰り返し読んだり観たりするので参考にならないかもしれませんが、たとえば、原作先に読んじゃったからネタバレでつまんないと思わせる映画は結局それまでの作品だということですし、原作読まないと意味が分かんない、って作品は原作読んでからもう一度観たらいいのです。
そういう作品に対して、「原作先に読んだから」「読んでないから」と考えること自体が損かな、と。
ご質問の趣旨は理解した上で最適と思われる回答を心がけています。それが人力のよいところだと思うので。
という言葉に力を得て、私もすこし補足します。
どうやら、質問文の書き方がダメダメだったようで、GM91さんだけではなく、全体的に質問の趣旨が伝わらなかったようです。
「総じて、映画と原作どちらが先がいいでしょう?」という質問だと解釈しておられる方が多いのですが、私が聞きたかったのは、《ある特定の作品について、どちらかを優先したほうがいいと思った経験がある、という人がいたら、その作品名と理由を教えて欲しい》ということでした。
なのに「そもそもどちらかを優先すべきなのかどうか」という方向へ話がふくらんでしまうと、私が知りたいと思う情報(=作品名と理由)が得られなくなるので、困るなぁ、と思い、「そのような回答は募集していません」と書いてしまいました。決してご意見そのものを否定する意図はありません。
また、つっけんどんな言いようになってしまったこともおわびします。
いえ、こちらこそ不躾な物言い失礼致しました。
「ダビンチ・コード」「天使と悪魔」は、最近(でもないですが)原作→映画の順番で見ましたがよかったです。
内容がてんこ盛りの原作なので、映画だけ見るとあまりにも説明不足で状況が理解し難い感じになっています。一方で、ヨーロッパの色々な景色など、小説ではイメージしがたいものが映像として提示されるとより、原作の面白みが広がったと感じました。
天使と悪魔 スペシャル・エディション(1枚組) [Blu-ray]
ダビンチ・コード、天使と悪魔、両方見ました。これぞ、ぜひとも原作→映画の順に見たい作品だと思いました。
コレは、本を読んでから診てください。
ロバート・デ・ニーロが好きなので、特におススメしたい感じ。
スリーパーズ [Blu-ray]
スリーパーズ―恐怖の少年院と復讐の記録
私は本が後です。
映画などで、大体の情景を頭にイメージさせて、
本にしかないストーリーと関連付けさせたりするのがとても楽しいですよ!
例えば・・・
ハリーポッターはいい例だと思います!
烏海翔介さんが「ハリーポッターは映画が先のほうがいい」と思う理由をもう少しくわしく教えてもらえるとうれしいです。
××は見ました、というコメントをつけていますが、私(質問者)が未見かどうかではポイント差をつけません。気にしないでください。
《先のほうがいいと思う理由》に興味があります。
私は『観てから読む』方がいいと思います。
オススメなのは、ハリーポッターです。
原作と映画の違いは、映画の方は、より分かりやすくカットされている部分がどの映画も多いです。
なので、映画を見た後で、本を読めば、新しい発見もありますし、一度見た作品でも、また違ったストーリーと出会えるんじゃないかと思います。
angeさんは、カットされている部分が多いから「映画が先」がいいというご意見で、
No.10のRytandrezoneさんは、はしょられているから 「原作が先」がいいというご意見なのが、ものすごーく興味深いです。
・ベルセルク
漫画で描かれていた描写が一部はしょられているので、原作から読まないと少々物足りなくてあっさりした印象も受けます。
原作は原作で背景描写が丁寧すぎる印象もありますが・・・。
映画も映像がきれいで迫力はあるので、未読でも楽しめますが、原作を見てからのほうが楽しめるとは思います。
・新世界より
小説版は描写や説明が丁寧でしたが、アニメの方は専門用語も説明不足で、映像から入るとわけがわからない人が多いと思います。
映像化されているから見る場合もありますし、原作を読んでる内に映像なおされたりする場合もあるので、どちらも良さはあると思うので、個人の好みの問題もあるかとは思うのですが・・・。
映像は迫力はありますが、どうしても細かい部分の説明はすっ飛ばしている感はどんな作品でもあるとは思います。
Rytandrezoneさんは、はしょられているから 「原作が先」がいいというご意見で、
No.9のangeさんは、カットされている部分が多いから「映画が先」がいいというご意見なのが、ものすごーく興味深いです。
新世界より、映画版があるとは知りませんでした。ぜひ詳細を教えてください。
作品によりますが、私は基本は「本は後」です。
「ここカットしちゃったか…」とか「ここ入れるの!?」なんてぶつぶつ言いながら見るのはつまらないですし、本の方のエンディングは意外と「ハッピーエンドですっきり」なんてことがなかったりするので、やはり最初に映画やドラマ、アニメを見るのが良いと思います。
前の回答者様方が挙げてらっしゃるようにハリー・ポッターシリーズは良い例です。
本が先だと結構ストーリーが早く進むように感じてしまうので、映画の勢いといいますか、迫力がストレートに感じられなくなると思います。
じっくり世界観を楽しみたいなと思ったら本を読んで、出てこなかったシーンや登場人物、詳しい説明などを知ると、もっと深まると思います。
あとGANTZは映画と漫画がだいぶ違うので驚きました。
映画 GANTZ PERFECT ANSWER (JUMP j BOOKS)
映画はキャストのことからどんな人でも楽しめるようなストーリーになっていますが、漫画は掲載されている雑誌のこともあって、色んな描写が含まれています。
これもやはり映画を見てハマったら、漫画を読むのが良いかと。
それと流星の絆は、意見が分かれるかもしれないと思うところです。
宮藤さんの書かれた脚本は原作の雰囲気を残してはいるものの、別物といった感じもします。
私はどちらも好きですが、原作から読んでいると「原作の雰囲気を壊された」と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、原作のエンディングを知っておいてドラマのエンディングを見ると、だいぶ救われる(後味の良い)ようにも思いますので、私は原作から読む方をお勧めします。
この作品に関しては、ハッピーエンド以外認めないという方はドラマのみ見ることをお勧めしますが、それ以外の方は自分の好みでどちらから読むか決めるのが良いかと。
デュラララ!!はアニメから見る方をお勧めします。
これはアニメが凄く良くて、原作の雰囲気を忠実に表現できているように感じました。
原作は小説ですし、テンポを掴むのが場合によっては難しいと感じる部分もあるかもしれません。
でも、先にアニメを見ておくと文を読むのに合わせて頭の中に映像が浮かぶので凄く読みやすいと思います。
ライトノベルというジャンルを詳しく知らないので、他と比べることはできませんが、この作品は映像、動画が頭に浮かぶと本当に面白い作品だと思います。
西の魔女が死んだは、どちらが先でも楽しめるのではないかと思います。
私は本を読んでから映画を見ましたが、それでも凄く楽しめたし、特に不満な点もありませんでした。
映画になってストーリーがまた独特な雰囲気を得たようで、それが凄く魅力的だと思います。
映画の雰囲気を知ってから読むというのも、文字の間から風景が覗けるような気がして良いんじゃないでしょうか。
だいたいの本や漫画は映画やドラマ、アニメで見てハマってから読むとじっくり楽しめるしきちんと理解できると思います。
作品によりますので、気になる作品ができたら知っている人に毎回聞くのが一番良いのかもしれませんね…。
記憶が上書きできるなら、また読み返したり見直したりすれば問題ないですね!
それだけの時間があるかどうかが問題ですが…。
いろいろなケースを挙げていただき、ありがとうございます。
「羊たちの沈黙」ですね。私は映画➡本の順で読みました。映画は映像で語られて見落としていた部分や観ただけでは解りにくかった部分が本で補完できて楽しかったです。この作品の場合は、映画・本ともにハイレベルなのもおススメの理由です。未見ならやはり映画から本の順がおススメです。本を読む時にキャストが頭に浮かんでより面白くなると思います。逆なら先に自分のキャラ像が出来てしまって映画に不満が出るかもしれませんので。さらにシリーズすべてが映画化されているので気に入れば他の作品で何度も楽しめるのも良い点かと思います。多少、カニバリズムなど猟奇的ではありますので注意は必要ですが。
羊たちの沈黙シリーズは、一作目を映画・原作ともに見ました。二作目以降にはこれまで食指が動かなかったのですが、下のコメント欄でEdgarPoeさんからも薦めていただいたので、この機会に手にしてみようかと思います。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%C9%BD%F1%BD%B5%B4%D6
主題1:「映画を見てから原作を読む」をおすすめするリスト
・羊たちの沈黙
小生は「原作」を読んで物語に入っていけなかった→「映画を見る」(おもしろい!)→「原作を読み直す」(こういう話だったのか!)で鑑賞しました。
原作がアクが強い場合は(笑)、「映画」→「原作」がいいと思います。
・怒りの葡萄
名作で名画ですが、原作を読んだらあっという間にリタイアしました(笑)。映画を最後までみて主題を理解し(ストーリーじゃなくて)、なんとか原作が最後まで読めました。
・レッド・ドラゴン(2002年)
これは「原作」→「映画(新しい方。2002年公開)」で鑑賞しましたが、羊たちの沈黙で鍛えられていたせいか原作だけで大丈夫でした。しかし、トマス・ハリス独特のサイコサスペンスになれていないであろう大多数の人にとっては「映画」→「原作」の方がいいと思います。映画(新しい方)は原作に忠実に作られていますし。
#「羊たちの沈黙」の続編「ハンニバル」は映画のできがひどくて(笑)
#(原作のなからインパクトのある部分だけを切り貼りして作ったジェットコースター映画、とは小生の友人の評)
#反省したのか、三作目の「レッド・ドラゴン(2002年)」は
#やけくそなほど原作に忠実に作ってあります。
#「ハンニバル」でトマス・ハリスとお別れを決意した方、「レッド・ドラゴン(2002年)」で
#汚名返上の機会を与えてあげて下さい(笑)
主題2:「原作を読んでから映画を見る」をおすすめするリスト
・2001年宇宙の旅
映画はあまり説明がなく、一種の「映像体験」っぽいので原作でストーリーを頭に入れておいた方が楽しめると思います。
・イノセンス
マンガ「攻殻機動隊」の1巻を読んでからじゃないと作品世界や小道具(電脳・義体等)がわかりにくいと思います。
なお「イノセンス」はセリフに衒学的な要素がこれでもかとばかりにちりばめられていますので、できるだけ知識を蓄えておいた方がいいでしょう(笑)。こちらhttp://d.hatena.ne.jp/EdgarPoe/20040404#1351832326 にちょっと書いてあります。
・火の鳥 鳳凰編(アニメ版、1986年)
上映時間上しかたがないとは思いますが、わりと大事なエピソードが削られているので、マンガ(原作)をきっちり読んでから映像の美しさや俳優(声優)の演技を楽しむ方向がいいと思います。
・時計仕掛けのオレンジ
原作に忠実ですが、主人公独特の独白(しかもナッドサット語)が映画にはないので、原作を読んでから映画を見た方がいいと思います。原作だけでも充分楽しめますが、キューブリック監督の映像のスタイリッシュさやアレンジ(雨に唄えば等)を体験した方がおもしろみが重層化します。
・麻雀放浪記
時計仕掛けのオレンジと同じく、主人公の影がやや薄くなっているものの原作に忠実です。原作のみで十二分に楽しめますが、戦後の混乱期やバイニンたち(賭麻雀師。イカサマも使う)の雰囲気を映像でつかむと、やっぱりおもしろさが重層化します。
・ダビンチ・コード
小生は映画しか見ていませんが、はっきり言って全くわかりませんでした(笑)。
kseikakuさん(6番目の回答者)のおっしゃるとおり、原作を読まないとわからない映画かもしれません。
--
こんな感じですが、お役に立ちますかどうか。
ぜひとも回答欄のほうに書き込んでいただきますよう、お願いいたします。
>はじめましてではありませんが(涙目)
すみません、決まり文句ですのでm(__)m
>ぜひとも回答欄のほうに書き込んでいただきますよう、お願いいたします。
それが、事情により(笑)回答できないので、コメントで失礼させて下さい。
#久しぶりに「事情」とやらを。
#id:EdgarPoeは、初期はてなの頃に13歳以下に設定してしまったのです。
#13歳以上に変更する方法も心得ていますが、それをやってしまうと
#「Poeさんがやったんならぼくもやろう」と思ってしまうかもしれない青少年への影響を鑑み(笑)
#同時に「自己申告だからって適当なことを入力すると
#痛い目を見るぞ」という自戒も込めてそのままにしております。
#だからといって小生の回答を受け付けるためだけに13歳未満OKにしてしまうと
#ノイズ回答が増える可能性が大きいですし。
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>でも、たまに「しまった、先に読んでおけばよかった」とか
「ダヴィンチ・コード」がそうでした。しかし、映画のわけわからなさのおかげで、もはや原作を読もうという気にもなりません。
というか、哲学科出身なのにヨーロッパ・キリスト教美術・イコノロジー・暗号数理等の小ネタに全然手が出なかったのが悔しくて(笑)、意地でも原作を読まない気です(笑その2)。
仕返しに(笑)同じダン・ブラウンの「パズル・パレス」は読みました。かなりおもしろかったので、「ダヴィンチ・コード」の原作を先に読まなかったことが悔やまれます。
>逆に「先に読むんじゃなかった」と痛感した経験
これは、思い当たる作品がないです。
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マンガですが、映像化作品が小説を読むのに大変な影響を与えた作品があります。
マンガ「餓狼伝」は、マンガのキャラが非常に立っていて、マンガを読んでしまった現在は小説を読んでもマンガのキャラしか浮かんできません。
「オレはマンガを読む前にどんなイメージを膨らませていたんだっけ?」と不思議になるほどです。
映画では、「先に読むんじゃなかった」どころか、小説を読むのに影響を与えた作品ですら思い当たりませんねぇ…(怒りの葡萄を除く)。
きっと、小生は小説好きなのでしょう。
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長くなりましたが、ではでは。
いまだに年齢制限でひっかかっておられるとは驚きです。制限枠を越えられる日を心待ちにしております。
ごく些少ですが、回答に対するお礼のポイントを送付いたします。現在「ポイント付きメッセージ送信機能」が停止しているので、うまくいくかわかりませんが、もし届きましたらご笑納ください。
「質問者の好みや未見かどうかは関係なく、《ある特定の作品について、映画か原作どちらかを優先したほうがいい、と思った理由》を書いているかどうか」で微妙にポイント差をつけています。
質問の趣旨が伝わっていないという自覚がありながらそれで評価するなんて滅茶苦茶ですが、まあ、質問者のきまぐれと思ってご容赦ください。
みなさま、回答ありがとうございました。