ある分野において「何個以上あてはまった方は要注意」といった、
チェックポイントを作成したいと思っております。
http://www.shishubyou-chiryou.net/whats/check.html
こういったチェックポイントを作成する際には、
経験から、何となく作ってもよいものでしょうか??
それとも、きちんとした統計的な手法で、するものでしょうか。
もしもそうであれば、そのやり方を教えて頂きたいです。
→統計的手法
アンケート調査を行う目的というのは、データを集めて、
1.仮設を検証する。
2.現状を把握する。
ですので、
今回の目的はそうではないように見受けられますが、、、
こういったチェックポイントを作成する際には、
経験から、何となく作ってもよいものでしょうか??
基本的には、経験というか、その分野の常識を挙げていくことになると思います。
質問で出された歯周病についての項目は、ほとんどが歯周病の症状ですから、歯周病にかかっているかどうかを判定する項目としては当然だと思います。
素人目にちょっと異質なのが最後の「糖尿病に罹っている」です。
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-012.html
ここにもあるように関連性は調査されているようで、参考文献に論文が示されていますから、その中にはデータを収集したり、統計的な処理をしている可能性はあります。
それとも、きちんとした統計的な手法で、するものでしょうか。
もしもそうであれば、そのやり方を教えて頂きたいです。
選び出した項目や、そのうちのいくつが該当したら歯周病に該当するかについて、それらが適切であるかどうかは、適合度検定という方法で判定することができます。
ネットにもいろいろ転がってますが、ぱっと探した感じでは、ここの例題が分かりやすいと思います。
http://kusuri-jouhou.com/statistics/2x2.html
計算の内容を理解する必要は無いです(とりあえず)。
歯周病である | 歯周病ではない | |
---|---|---|
三つ以上あてはまる | ×× | ○○ |
三つ未満しかあてはまらない | △△ | ◇◇ |
というデータを集めれば、それらにたいして、ある決まった計算をすると、歯周病にかかっているかどうかと、三つ以上あてはまっているかどうかということが関連性があるかどうかを統計的に判定できる、ということです。
ここまで読むと、何となく想像が付くとは思いますが、チェックポイントのそれぞれの項目についても、この適合度検定は使えます。
歯周病である | 歯周病ではない | |
---|---|---|
口の中がよく出血する | ×× | ○○ |
口の中の出血はほとんど無い | △△ | ◇◇ |
というデータを集めて適合度検定すれば、ふたつの事象に関連性があるかどうかを判定することができます。