うちの子も、うごメモやってました。
うごメモのやり過ぎで、下の液晶の表面がギザギザになっちゃったからって、今年の一月にわざわざ DSi を自分で買ったのに、サービス終了のお知らせが発表されたのが、3月13日。
安い買い物じゃないし、ちょっとかわいそうだったなあ... (´・ω・`)
で、質問の「どうして終わっちゃったの?」ということについてです。
うごメモがサービスとして開始したのは、2008年12月のことです。
でも、プロジェクトとしては、もっと前からスタートしてました(作らなきゃいけないですから)。
これ、「うごメモはてな開発秘話」というページです。
http://wayback.archive.org/web/20090125075929/http://ugomemo.hatena.ne.jp/opening_engineerinterview01_2
# うごメモ終了に伴って、本物のページは見られなくなってるので、ページを保存するサービスのものです
そこでは、こんなやり取りが残されています。
「近藤」 ちなみにそれは何月頃の話なんですか。
「清水」 何月ですかねー、試作が4月で、プロジェクトになったのが6月だったと思います。
近藤さんというのは、「はてな」の社長で、この場ではインタビュアー役で、清水さんというのが「任天堂」の方です。
プロジェクトが始まったのは、2008年の6月だったことが分かります。
ちょっと思い出してみてください。
うごメモはてなが終了したのが、2013年5月31日のことで、うごメモ3D が配信される予定だったのが 7月3日でした(延期されましたけど)。
少し変ですよね。
データの引き継ぎはできるみたいですが、普通はサービスが新しくなるときには、期間を少し重ねます。
両方のサービスが使える間にデータを移してください、というために。
うごメモ3D の配信が延期されたことから見て、その時点での完成度から見て、当時の 7月3日という配信予定を早めることはできなかったのだと思います。
じゃあ、うごメモはてなの終了を遅くすれば良いじゃない、と考えるのが普通です。
何故、そうしなかったんでしょう?
多分、5月31日に終わらせなくちゃいけない理由があったんです。
うごメモはてなは、「はてな」と「任天堂」という二つの会社がからんでいたサービスです。
仕事の世界では、「いっしょに仲良くやりましょう」だけでは済まなくて、お金や権利などの難しいことがたくさんあります。
なので、こういうふうにやろうね、って決めて、契約を結ぶのが普通です。
プロジェクトが開始したのが 2008年6月です。
そして、終了したのが 2013年5月末。
そう。五年間の契約だったのだと思います。
契約が切れた後にどうするかは、大きく二つの選択肢があります。
- 契約を新しく結んで、うごメモはてなを続ける
- 五年の契約が終われば、うごメモはてなは終了させる
任天堂は2の方、新しいソフト(うごメモ3D)を使うサービスは自分のところで運営する道を選んだのだと思います。
# あくまでも、ぼくの推測ですが。