要件が不明なので、
勝手に前提をおいて回答します。
■前提
・インターネット接続と、 拠点内の通信ができれば良い。
・別拠点とのインターネットを介さない通信(WAN回線)は不要。
・インターネットは通常のWEBサイト閲覧のみ。
・公開WEBサーバ、SSL-VPN接続など、インターネットから拠点内へのアクセスは無い。
・動画閲覧、大容量(GB単位)のファイルアップロード、ダウンロードは頻繁には行われない。
・拠点内で利用するファイルサーバもしくはNASが数台存在する。
・拠点内はすべて1つのネットワークセグメントとする。
・拠点内の機器は、合計で50台未満。
・拠点内の機器には、基本的にDHCPにてローカルIPを動的に割り当てる。
■回答
お使いのルータだけでは、
性能不足である可能性が高いです。
改善点すべき点を3つ書きます。
第一に、拠点内のスイッチング、インターネット接続(PPPoE)、
拠点内とインターネットとの間のルーティング、他、
様々な処理がすべてルータに集中しています。
L2スイッチを別途導入して
拠点内のスイッチングを担当させることで、
ルータにかかる負荷を下げましょう。
第二に、お使いのルータは数十台の機器から
同時に利用されることを前提に設計されていません。
重要な性能指標(同時セッション数、PPSなど)が
見つからなかったので正確なところは分かりませんが、
恐らくL2スイッチを導入しても性能不足は解消されません。
YAMAHA RTX-810などの法人向け機器に置き換えることをお勧めします。
第三に、お使いのルータのLAN側有線ポートは、
1000Base-Tに対応していません。
拠点内の通信速度が100Mbps以下に制限されてしまい、
そのためにファイルサーバなど拠点内で共有されている機器の
性能を生かし切れていない可能性があります。
拠点内の有線通信はすべて1000Base-T(1Gbps)にすることをお勧めします。
結局、以下のような構成にすることをお勧めします。
ONU
(NTTから借りている機器)
│
PPPoE機能付きの法人向けルータ
(YAMAHA RTX-810など)
│
L2スイッチ
(法人向けのものは機能面でオーバースペックなので、
電気屋で売っているスイッチングハブで十分です。
1000Base-Tに対応しており、8ポート以上で金属筐体のものがお勧めです。)
│
├─┐
│ 無線アクセスポイント
│ │
│ 無線PC
│
有線PC、サーバ、NASなど。
(ポート数が足りない場合、
上のL2スイッチ(コア)に別のL2スイッチ(エッジ)をぶら下げて、
機器をエッジスイッチに接続します。
エッジスイッチ同士は絶対に結線しないでください。
コアとエッジは必ず1本の線で接続してください。
これらを守らないと、ネットワーク全体が不安定になります。)
有線LANへの上りのルーティングについてだと思いますが、
1つのアクセスポイントからのルーティングをさばくだけなら
カタログ値的にはair stationでも可能だと思います。
LAN側にデータベースなどを置いたりして頻繁にアクセルしたり
アクセスポイントを複数にするなら、もう少し実スループットの出る
ルーターを導入した方が良いかもしれませんね。
http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/whr-300hp/#spec
WHR-300HP の 有線LAN は 100BASE-TX なので、無線のアクセスポイントがいくら数をさばけても、そこで詰まります。
先の質問で「光フレッツ」とありましたが、種類がいくつかあります。
もし、「フレッツ光ネクスト」だとしたら、回線の性能を生かしきれません。
「Bフレッツ」であれば、無線のアクセスポイントの性能を生かしきれません。
社内の端末同士での無線を通じた通信であれば、アクセスポイントの性能が生かされます。
社内のサーバとは有線でつなぐ、ということであれば、100Mbps で頭打ちです。
購入された無線アクセスポイントは elecom の WAB-I1750-PS だと想像していますが、クライアントは 802.11a に対応したものなのでしょうか。
多分、ここが一番問題で、クライアントが 802.11g にしか対応していないのであれば、結局は 3チャンネルしか使えないと思いますので、アクセスポイントの機能を生かしきれていないことになります。