私は、高校では数学が好きで学年でも上位にいたくらいなのですが、国立大学は受験に失敗して、私立大学文系に進みました。結果として数学は一切縁がなくなりました。経済学の授業でも、経済学部生の専門課程は知りませんが、一般には、数学は一切使いませんでした(生徒が数学を履修していないという前提のようです)。よって、私立文系に進むのであれば(特に、法学部や文学部など)、中学高校の数学に使った時間は無駄のような気がしています。文系に進む場合、国公立に行くか、私立にいくか、大きな分かれ目ではないか、と思い、質問をするところです。
以下、私の質問の背景です。
国公立大学であれば、すくなくとも、共通テストで数学はありますし、大学1-2年次の教養科目でも、数式など普通に使うということが期待できるのでしょうか(私学文系に進むというのは、自分の人生から、「数学」を切り捨てるという選択だと今になり思えます)。
私学文系に進むというのは、自分の人生から、「数学」を切り捨てるという選択か?
→ほぼイエス。
ただし経済学部・心理学部などでは数学(統計学)の地力がないと選べない専門科目がある場合もある。
くわしくは大学のシラバス(履修ガイド)を詳しく調べよ。
・どの国立大やどの理系学部でも教養学部で数学を使うのか
→ノー。
国立大学の多くは文理併設。そこで文系学生も必須単位外に、教養としてその他の学部の授業を選択してもよいという建前になっている。そこで理系の講義を聴きに行って必須取得単位に加えることが出来る場合さえある。そういう学生は私立大より統計を用いた経済学がやりやすくなるかもしれないが国立でも文系学生が教養で数学をやるのはレアケース。したがって
「国公立大学文系に進むと、大学4年間、数学はほとんど全く使いませんか?」は学部や専攻にもよるが、イエス。
理系では教養学部のときに必ず大学数学をやるかといえばイエスだが、論理的な考え方(逆裏対偶だとかベン図だとか)の部分は高校までで十分学べているはずなのであらためてやらないし、微積分や行列も高校の延長でしかない。三次元を積分するのも高校だってよくあること。
数学の奥庭である集合論とか幾何とか、非線形ユークリッドやらフーリエやらまでいくと難解だし自分の専攻にあまり必要ないと感じられる場合も多々ある。テストのために覚えて単位とれたら忘れてしまうことも。