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50年目のウルトラマン~色あせない人気の秘密 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20151204-OYT8T50048.html
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などの特集が組まれるなど「ウルトラマン生誕50年」が話題です。
さて、さまざまな著作物には保護期間があります。「ウルトラマン」の保護期間はいつまででしょうか?創作したのが個人か団体か、個人なら誰か、映像自体の権利とキャラクターの権利(?)、姿かたちの権利と設定の権利、著作権と商標権……さまざまな論点があると思いますが、わかる範囲で教えてください。
また、誕生がウルトラマンより早かった「ゴジラ」の諸権利の保護期間についてもご存知のかたは。
こちら↓の長文記事と連動しています。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160105/p2
映像本編の著作権については、a-kuma3 さんの回答の通りで良いと思います。
本編以外の物の中には、映像よりも早く著作権が切れるものがあるようです。
例えばポスター。
ゴジラの場合、ウィキメディア・コモンズにある 初代ゴジラのポスター はパブリックドメイン扱いになっています。
ゴジラ (1954年の映画) で使っても問題ないわけです。
(ちなみに、日本より著作権保護期間が長いアメリカの場合ですが、英語版の Godzilla でもしっかり使われていたりします。
これは File:Rialtogodzilla.jpg の記述にあるように、フェアユースの範疇になるからだと思われます)
従って、初代ウルトラマンの宣伝ポスターがあったとすれば(あるかどうかは確認してませんが多分あるでしょう)、50年の保護期間が終了した時点でパブリックドメインになると考えられます。
ただし、著作権が切れていると言っても、これを商業利用してマウスパッドとかマグカップとかを作ろうとすれば、商標権の問題が発生します。
この件に関しては、JustAnswer の 1954年に公開された映画「ゴジラ」(東宝株式会社)のポスター をご参照ください。
簡単に言えば、「商業利用は難しいから専門家に相談しましょうね」という事ですが。
以下、余談です。
今更ですが、ウルトラマンの著作権を調べていて、海外での著作権が長年の訴訟問題になっていた事を知りました。
チャイヨー・プロダクション
ウルトラマン海外利用権訴訟、円谷プロが逆転勝訴、知財高裁
東宝にきっちり守られてきたゴジラは幸せだったんだなー、と感じた次第です。
映像自体について。
著作権法では、映画については公表後70年の著作権が保護される、とあるので、初代ウルトラマンは放映が 1966年なので、2037年まで保護されると思います。
同様に、ゴジラは 1954年公開のやつは 2025年まで保護されます。
(定義)
著作権法
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
3 この法律にいう「映画の著作物」には、映画の効果に類似する視覚的又は視聴覚的効果を生じさせる方法で表現され、かつ、物に固定されている著作物を含むものとする。
(映画の著作物の保護期間)
第五十四条 映画の著作物の著作権は、その著作物の公表後七十年(その著作物がその創作後七十年以内に公表されなかつたときは、その創作後七十年)を経過するまでの間、存続する。
映画の著作物
著作権なるほど質問箱
映画館で上映される「劇映画」が典型的なものですが、著作権法では、「映画の効果に類似する視覚的又は聴覚的効果を生じさせる方法で表現され、かつ、物に固定されている著作物を含む」と定義し(第2条第3項)、映画の概念を広く捉えています。映画の著作物の例としては、例えば、テレビドラマ、コマーシャルフィルム、ホームビデオで撮影した影像なども、これに含まれます。また、判例により、ゲームソフトの映像部分も映画の著作物と取り扱われています。
法整備し直さなきゃならないような記事を読んだ憶えがある。
小説や音楽で作者の死後50年になっている所が、死後70年に延長されるようです。
「非親告罪」化も含めて、著作権法の改正が必要になりますね。
【主張】TPPと著作権 創作意欲妨げぬ仕組みを(1/2ページ) - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/news/151113/clm1511130002-n1.html