現役で20点足らず東大に落ち浪人を希望していますが、貯金がありません。家族が生活保護を受けているために、国の教育ローンは使えず、就労しながらの宅浪も困難です。
実際、生活保護下の家庭出身の東大合格者は年に2,3人しかいません。大学案内の入学料免除の頁がソースです。一方、出身家庭の平均年収は一千万以上。これが日本社会の格差を現出しているように思えてなりません。
東大が真に多種多様な学生を求めるならば、世間の荒波を常に実体として味わってきた貧困家庭からも採用してほしいと切に願います。
見苦しい愚痴が入ってしまいましたが、浪人に関して良い方法がありましたら教えてください。
それは悔しかったでしょうが、前期・後期のどちらかを
滑り止めの他の国立大学にしておけばよかったのでは。
東大教授は研究者として一流の方が多いです。
学生向きというより学会向き・学者仲間向きの姿勢の教授が多く、
その背中を見て勝手に(費用もかけて)学生が学ぶ場所であるといえます。
まあ大学はだいたいそうなんですが。
大学を教育機関・就職予備校として見た場合には、
必ずしも東大の効率が最高とはいえません。
東大から採用しても他の4年制大学から採用しても、
給与支払者は新規採用者への給料は同じだけ払います。
実社会に出てからの出世は今や「学閥」「学校のブランド」などほとんど関係ないです。
そんな余裕のある採用はどの企業でもできないのです。
実際、1000万円台以上のご家庭のご子息をみても、必ずしも、
全員東大だけを狙って何年も何年も浪人しまくっているかというとそうではありません。
自分への向き・不向きを考えて分散し、
私立も含めて賢く効率よく狙いをさだめています。
国立大が全般的に難しいという話なら同情できますが、
少子化で国立大取りつぶし案もしょっちゅうでている(倍率の低めの国立大もある)し、
東大卒でしかなれない職業なんてゼロなのに、
どうして常に倍率のキツい東大だけを狙ったのかな?と疑問はわきます。
普通なら受験生は大学選びにあたって
「ここの大学はこれがいい」「特にこの学部からはここへの就職が有利」
「通学/一人暮らしが大変で…」などと
身近にお話が聞けることによっていろいろな情報を得ているのでしょうね。
この手の情報は進学校や塾ではOB体験談座談会(をまとめたパンフレット)で得られることが多いですが、
もし貧困家庭で手が届かないとしても
大学の無料のオープンキャンパスでも得られるはずのものです。
奨学金から塾代、生活保護費減らさず 厚労省が見直しへ:朝日新聞デジタル
井上和子奨学金 | 一般財団法人 人間塾
結論としては大学生としての身分を得られてから奨学金を得る道ならなくもないようですので、
今手元に滑り止め大学の合格票があるならそちらで仮面浪人したつもりで勉学への深い理解をすすめるか、
やはり気の毒ですが稼ぎながら勉強するしかないということになるとおもいます。
あと、今の世の中では研究職が非常に狭き門ですので、
修士・博士など若い時間を無収入で過ごすことを考えると貧困者ではやはり無理かもしれません。
ところで気になったのですが「あと20点」って一次の足切りの話ですか?
二次にすすんでいたら記述ですから点数が「20点」かどうかってわからなくないですか?
自己採点しにくいですから模試とおなじ実力が出せたのかちょっとわからないですよね。