昔わたしの祖父は、寝たきりになる前に殺処分して欲しい(ただし、宇宙からユーフォーキャッチャーのアームが降りてきてしょっぴかれるようなユーモアのある方法で)と述べていました。
自分自身は炎上してしまいそうな極論はもってないつもりですし、もっていても外に出すまえにググって調べて訂正したいとおもっています。
理由:
老いたら死にたいとかそんなのは別にふつうによくいわれることで、「自分は」ぽっくり死にたいという夢物語を「家族に対して」いう分には特に炎上要素はありませんよ。だからおじいさんも「炎上してしまいそうな極論」をもっていたわけではないとおもいます。
きいていて不快になったら家族がそのままいさめてあげるか、きかないようにすればいいだけです。家族でなくても日常のつきあいで、家族以上にしりつくした他人については多少意見をいう権利があるでしょうね。いやがられる意見ならそれまでつないできた縁を切られるだけですし。
自分への卑下ではなく「他人にたいして理由もなく卑しいと決めつける」ことは炎上しやすいです。
大人ならたいてい常識として問題があることは理解しているけど、失礼だし、なかなか改善しようとおもってもできないのも知ってるし、自分が手助けしてあげられるほどの万能者でもないから、わざわざ言わない。
そんな気に障る事実をずけずけ言っておいて「なんで怒るんだ、了見がせまい。俺だってそうだけど気にしてないぞ」とか上乗せしていけば炎上しやすいとおもいます。
「病気は自分のせいだろ、他人に助けを求めるな、卑しい」と決めつけておいて「なんで怒るんだ。了見がせまい」と重ねていくとすごい火力でしたね。
「交通事故加害者は刑務所にいれずにコロしてしまえ」「万引きはしぬまで治らないから○○せ」「○○なんてくだらない理由で学校・会社を休むなら畑に出て働けば治る」「○○は、なまけ病だ。根性があまったれてるだけだ」「組体操で下の段になって上から3トンの荷重をかけられ一生残るけがをしても、教育のためだから仕方がない」など、よく知りもしない他人への攻撃を含む極論はほかにもいろいろかんがえられます。
自分は攻撃をしているのではないと本気で思い込んでいる人も多いですけど、時代の常識についていけないまま攻撃になる発言をしていたらやはり他人にとっては迷惑です。
そういう話をみたら「あなたの常識がみんなの常識ではないのですよ。世間はあなたが理解しているよりもっと複雑にできているんですよ、発言のまえにちょっとお勉強すべきですよ」とおしえてあげたいと思うのが自然です。そんなふうにひっかかってしまう人が万単位で発生するような、常識と非常識のちょうどギリギリの極論をウェブにかきこんだら、謝罪して閉鎖するまで炎上しつづけるでしょう。
なお、最初から非常識なことばかりいうことを売りにしている芸人のような人はわざわざ取り合う必要はありませんので炎上しにくいです。知名度を上げるためにわざと言っている人を炎上芸人といったりしますが、いちどそこにカテゴリーされてしまえばあとはよほどひどいことをいって警察に通報されるまで世間からはずっと無視されるだけです。
あれで食ってる連中がいるからなぁ。