対象物件は3階建ての戸建てです。
もちろん状況にもよると思いますが、電柱が近くにあります。
大まかな例で構いませんので、宜しくお願い致します。
まず、60w→500wではなく、60A→500Aですね。
すべて100V電源にするか、低圧の200Vも使うかを選択する必要があります。
200V電源の方が電気代が安いので、イニシャルコストが高くてもペイすることが多いので、何をするつもりかで違ってきます。
電柱から家庭の配電線までの工事は電力会社の負担になります。
途中までの配線は電力会社の所有になるんですね。
だから家の外の断線などの修理はすべて電力会社の負担になります。
あまり遠いと難しいこともありますが、その程度の電力量なら市街地なら大丈夫でしょう。
ただ、大電流を使う場合は引き込み線までも違ってきますから、すぐには難しいかもしれません。
電力会社は基本的に電気代で儲けるシステムですから、嫌とは言わないと思います。
引き込み線から先の工事ですが、分電盤が普通ではありません。
しかし、100Vなら汎用品が使えます。
分電盤そのものは設置費用込みで小さいのなら10万円以下か、大きくても家庭用の汎用品なら10万円を超えるくらい。
分電盤そのものは数万円です。
https://www.monotaro.com/g/00868230/page-2/?t.q=%94z%93d%94%D5
さて、そこからの配線が一番高くつきます。
15Aのスイッチから先の敷設する電線1mごとに1000円を少し超えるくらいかな・・・?
配電盤のスイッチの数だけ電線が増えます。
一本の電線で流すことができる電流の量が決まっているので、太いので間に合わせるのは難しい。
一つのスイッチごとの電線の敷設費用の平均が2万円くらいとして、ざっと40本くらいとしても100万円で収まれば御の字かな?
3階建てなので敷設距離が長くなる場合が出てくると思う。
後付の電源工事は最近うちでもやったんですが、15mを2本ほどとスイッチボックスの増設とコンセントの増設で5万円程度でした。
なお、上記の見積もりは一カ所で大電流を使う特殊な例には当てはまりません。
特殊な機材、たとえば電気自動車の充電器とか夜間電力利用の電気温水器などでは配線の規格が違ってきます。
金額的には似たようなことになるかもしれませんけどね。
電気はカロリーあたりの単価が一番高いので、普通はガスなどを組み合わせてランニングコストを下げる工夫がされます。