スギ画伯の作品を、ワダ教授がコピーして(自分の署名で)売れば、
誰がトクして誰がソンしますか? つぎの循環だと矛盾しませんか。
1.スギ画伯の売上げが減って、ワダ教授の売上げが増える。
2.スギ画伯の名前が知られて、ワダ教授の評判が悪くなる。
3.スギ画伯の売上げが増えて、ワダ教授の売上げが激減する。
京都にも、中国伝来の月餅と称する銘菓が、いくつもあります。
なぜか削除されたニュース(↓)
── ことしの芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた洋画家の和田義彦氏
の作品が、イタリア人画家のアルベルト・スーギ氏の作品とよく似てい
ると指摘されている問題で、スーギ氏は、今月中旬に和田氏から送られ
たFAXを公開しました。この中で和田氏は、謝罪したうえで、問題の
作品をすべてスーギ氏の元に送るとしています。
── 《スーギ氏 和田氏のFAX公開 20060530 22:05 NHKニュース》
3の部分がミソじゃないでしょうか。
そもそもスギ画伯の絵に魅力があれば、確かにスギ画伯の売上は増えます。
あくまでも魅力があれば・・・の話です。
魅力が無ければ、話題だけで、金銭の動きは、たいしたことじゃないかと。
ワダ教授の売上も、確かに激減するでしょうけど、世の中似てるか似てないかではなく、その人や物に魅力があるか無いかだと思います。贋作教授なんて名前に変わって、バカ売れする可能性もあるかも知れないし、無いかも知れません。
たとえば、こんな例はいかがでしょう。
1・イイジマナオコが可愛くてスタイルも良く評判。イイジマアイという名前で、名前真似してデビューする。
2・イイジマアイが知られて、イイジマナオコの評判は、これといって変化無し。
3・イイジマアイが自身で本を出して当たる。イイジマナオコは離婚してイメージが悪くなる。
結局のとこ、似てるか似てないかで判断するよりも、中身だと思います。
こんな例はどうでしょう。
http://caramel.2ch.net/candy/kako/1014/10147/1014749552.html
1・萩の月という銘菓を出す。萩の月の偽物を出す。
2・意外と味が似てて、美味いものだったりする。
3・けっきょく、どっちでも良かったりする。