二人の女性から同時に告白された数学者がいた。
数学者:「どれほど私のことを愛しているのかを数学的に表現したまえ」
A子:「B子の100倍愛してます。」
B子:「じゃぁ、A子の100倍愛してます。」
数学者:「ということは二人とも全く私をあいしていないということだね」
なぜ?
A子の数学者への愛を LvA とし、
B子の数学者への愛を LvB とすると...。
LvA=100LvB
LvB=100LvA
↓
LvA=10000LvA
この数式を満たす答えは LvA=0 ,LvB=0 のみ。
よって、A子もB子も数学者への愛はゼロ。
「数学的に表現」が「数字で表現」にすり替わっている気がしますが。
A子の愛を i とします。(xでもいいけどアイなだけに)
するとB子の愛は 100×i=100i です。
するとA子の愛は 100×100i=10000iですね。
i = 10000i の両辺からiを引くと 0=9999iとなり、i=0が導けました。
え、これでいいんですか??w
仮にA子の愛の数値を1とした場合、下記2つの条件を考えてみると
2つの条件が成り立つのはA子の愛の数値を0としたときである。
この場合、条件よりB子の愛の数値も0となる。
よって、2人とも全く愛していない。
命題1:A=B×100
命題2:B=A×100
# AとBはそれぞれの愛情とします
上記の命題1、2を満たす答えはA=0、B=0以外にありません。
よって、両者の言い分を正しいとすると両者共に愛情は0です。
A子の愛情をa、B子の愛情をbとすると、
A子の言い分では、
a=100b
B子の言い分では、
b=100a
となります。そしてこの連立方程式を同時に満たす解は、
a=0,b=0しかありえません。
中学生のときに友人に出題したらさっぱり解けませんした。
一瞬にして5人の人が正解するとは、やっぱり世界は広いですね。
パズル界でもこの問題は有名なんだそうです。