それならそうと、A級戦犯合祀や靖国参拝でもめるのではなく、国際社会に堂々とサンフランシスコ平和条約を破棄して、もう一度新しい平和条約を結びなおすと戦後がやり直せるような気がするのですが、こういう理屈は間違っているのでしょうか。
どうにも本質的なところに触れずに、表面的なところをごまかしながら物事を既成事実化しようとしているように感じるのです。
別に自分の希望とは関係なく、主張されている方々の論の筋道を知りたいだけなのですが・・・。
理屈の話で、中韓の参拝反対の主要な論拠は先の戦争の反省をしているかどうかという点であり、
「A級戦犯の合祀と戦争の反省は別物だよ」と言えるのはけっこう大切なのかと思うわけです。
アメリカの傘のもとであったとしても新しい平和条約を結びなおせるのなら、
敗戦国からの脱出をするチャンスではあると思います。
もっとも、勝てば官軍の逆で敗戦国の本質的不利を今後とも受け入れるのなら、
極東裁判や靖国参拝の是非を日本人は判断できない(しない)ってことですよね?
それはそれでいさぎの良いことだと思います。
そういう潔さや、筋の通し方を、極東裁判を否定している人々に感じないので
「どうなっているのかな」と疑問に思ったわけです。
右翼系の人に多いだけに、「日本男子の本懐」がそんなところにあって良いのだろうかと。
そんなのは極右勢力だけでしょ。今上天皇、皇室も東京裁判を受け入れてるはずなんだけどねぇ。
ドイツに対する全補償を求めて第二次世界大戦の発端になったのを教訓に、戦後補償を相当減免されてる事をご存知ですか?
敗戦国がどの面下げてそんなむしの良い事を言えるんですか?
UN=連合国(国際連合)への参加だけでも奇跡的とも言えるのに(死文化していますが敵国条項は残っています。)
外交的駆け引き、中国国内での国民の内政不満の爆発の抑止
尖閣諸島/竹島問題/北方領土問題 に同じ