●具体的な企業名
●"次のGoogle"企業が持つべき特質
この2点にしぼって、議論してみてください。
表題について。
これらの企業が行ったことは、大きな円の中に小さな円を作り、
その小さな円に付加価値を与えることで円を大きくして、
最終的に大きな円の上で「もうひとつの大きな円」を創造しようとしている。
ただお分かりの通り、元々の大きな円より大きくはならないのだ。
インターネットの世界人口とキャパシティよりも、その円が大きくなる事は無い。
初期のGoogleは、ただの高性能の検索エンジンだろうと思われていた。
だが本当の狙いは検索でも何でも無かった。
「世の中の情報を、その世の中のルールに則って再整理する」
これをGoogleの検索サービスのみに絞って書き直すと
「世の中の情報(XHTML)を、
その世の中のルール(HyperTextの元になった、米国大学論文における参照という概念)
に則って再整理する」
ということになる。
こうした再整理のための定義を広めて活用していくことで、Googleは最終的に
「世の中の全ての情報を定義し、再整理し、共有する」ことに全力を注いでいる。
確かに、"次のGoogle"を考えるためには、今のGoogleを考えておく必要があります。
結局、Googleは、
"hyper textがwww上に大量に存在する"
という状況を旨く利用したという事なんでしょうかね。
ちょっと、巧く説明できないけど。
根底を芯から捕らえると、基本的に世の中の情報の全ては
「情報がほしい側←→情報を出す側」
のどちらかしかないんですね。
それはネットかもしれないし、テレビかもしれない。
例えば鉛筆もそうだし、学校の教壇もそうかもしれない。
色々なアプローチの仕方がある。
Googleは
「Internet上にある全ての情報の再整理→的確な提示」
をサービスによって視覚化させた企業だ。
しかし、現状ではさらに一歩進んで
「本だろうと衛星写真だろうと、全てInternetの情報流通に乗せて」
という一文を付け加えることで情報の世界制覇へとその目標をスイッチさせた。
地球全体の情報、知へのアプローチを、
何らかの計算式を用いて自動化し、ウイルスのように浸透させることで
他の業界構図を何ら変える事なく世界規模の企業に成長した。
まずは、ここまでがGoogleがやったことについてのひとまとめ。