小説に入れません。

「小説との最初の出合いが悪かった」ゆえに「若い頃あまり小説を読まなかった」。そのため、小説に対する想像力と集中力が弱いからだろうとなんとなく思ってます。
小説がたのしくて眠れない、という体験をしたいと心から願ってます。なんかいい方法ないですか? この順番で読んでいけ、とか。なんでもいいです。

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  • 1人2回まで
  • 登録:
  • 終了:2007/02/23 14:22:24
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ベストアンサー

id:quelle No.15

回答回数82ベストアンサー獲得回数2

ポイント30pt

いただいたコメントを受けて再びお邪魔いたします。 ※長文です、すみません…

上で紹介した筒井康隆、村上龍、福井晴敏は3大・好き作家ですが、

それ以外だと貴志祐介、藤原伊織、野沢尚とか面白いかもしれません。

↓『天使の囀り』は、気味は悪いわ展開が読めずどきどきするわで大変だったなあ。

天使の囀り (角川ホラー文庫)

天使の囀り (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

↓これ、Amazonでは賛否両論ですが、文章に引き込まれるのは間違いないと思います。

↓全共闘時代の人間じゃないですが楽しく読めました。

テロリストのパラソル (講談社文庫)

テロリストのパラソル (講談社文庫)

  • 作者: 藤原 伊織
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

↓これは身につまされたなあ…。

リミット (講談社文庫)

リミット (講談社文庫)

  • 作者: 野沢 尚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫


ミステリでは、森博嗣とかいかがでしょう。

最近はあまりに刊行点数が多すぎてついていってないんですが、

初期の『すべてがFになる』は、理系的思考の人ってこんななの!? と衝撃を受けた記憶があります。

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

あとは歴史モノになりますが、 佐藤賢一の作品はどれも臨場感溢れてて手に汗握ります。

↓16世紀のパリ、カルチェ・ラタンの修道僧に感情移入なんて、めったにできる経験じゃありません(笑)

カルチェ・ラタン (集英社文庫)

カルチェ・ラタン (集英社文庫)

  • 作者: 佐藤 賢一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫

歴史というか妖異というか、というジャンルでは夢枕獏の陰陽師シリーズ。

読んでるうちに自分も平安時代にトリップし、濡れ縁で日本酒飲んでる気分になります。

↓これは漫画も出てて、漫画は漫画でとんでもない傑作ですので、両方オススメです。

(ただし10巻以降違う世界にいってしまった気がしてます…)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

陰陽師 (1) (Jets comics)

陰陽師 (1) (Jets comics)

  • 作者: 岡野 玲子 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • メディア: コミック

思い出しましたが、短編集を買ってみて、好きそうな作家を探す、というのもやったことがあります。(文章や世界観で判断)

ホラー短編集とか官能短編集とか、いろいろあります。

↓このアンソロジーは個人的に傑作だと思います。

奇譚カーニバル (集英社文庫)

奇譚カーニバル (集英社文庫)

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫

上で紹介した本たちは基本的に文庫で手にはいるものですし、図書館にもあると思いますので、

お時間のあるときにでもちょっとずつ攻略してみてください(笑)。

そういえば、かつてはてなにこんな質問もありました。ご参考までに。

文庫本一冊で簡潔している国内現代小説で、この話のストーリー展開は秀逸だ!! と思った本を教えて下さい。 - 人力検索はてな

その他の回答14件)

id:GEN111 No.1

回答回数472ベストアンサー獲得回数58

ポイント14pt

ボッコちゃん (新潮文庫)

ショート・ショートのような短いものなら気負わずに読めるんじゃないでしょうか。

id:neyorawa

未来イソップは読みました。たしかにショートショートはいいですね、ありがとうございます。

2007/02/21 21:08:57
id:noguj No.2

回答回数365ベストアンサー獲得回数18

ポイント14pt

私も小説は嫌いですが、推理小説だけは読みます。

読み始めたら最後まで読まずにはいられないですから。

最初は短編集などいいのではないでしょうか。

世界的に人気のあるアガサ・クリスティーなど、多くの短編集が出ております。

id:neyorawa

なるほど。推理小説はあまり読みませんが、たしかに、ダヴィンチコードはいけました。アガサクリスティもなにげに1冊も読んでないし。参考になりました。ありがとうございます。

2007/02/21 21:10:06
id:dankichik No.3

回答回数389ベストアンサー獲得回数9

ポイント14pt

推理小説から初めて読み始めてみてはどうでしょう?謎解きが気になって、いやがおうにも入り込んでしまいます。

私は推理小説のせいで何度眠れない夜を過ごしたことか。。

読みやすい作家さんだと、宮部みゆきとか桐野夏生とかお勧めです。

id:neyorawa

推理小説はみなさんおすすめみたいですね。やってみます、ありがとうございます

2007/02/21 21:11:09
id:yositune No.4

回答回数113ベストアンサー獲得回数0

ポイント14pt

映画でもゲームでもアニメでも良いので、とりあえず自分の好きなものを見つける。そしてそのノベライズや活字の資料等を読む。という方法が効果的かもしれませんね。まずは興味のあるものに親和性の高い分野から入って行けば「小説を楽しむ」下地はできると思います。

id:neyorawa

なるほど、すごく納得です。ありがとうございます。

2007/02/21 21:11:52
id:morimori_68 No.5

回答回数334ベストアンサー獲得回数4

ポイント14pt

よく言われることかも知れませんが、まずは小説の映画化されたものを観て、気に入ったら小説を読んでみるというのはいかがでしょう。

例えばこれとか。

日の名残り コレクターズ・エディション [DVD]

日の名残り コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006-02-01
  • メディア: DVD

id:neyorawa

そういうアプローチもありますか。僕ならカッコーの巣の上で、とかロードオブザリングかな。ただロードオブは壮大すぎてたぶん辛い。

ありがとうございます。

2007/02/21 21:13:40
id:chocogasuki No.6

回答回数122ベストアンサー獲得回数2

ポイント30pt

僕もまったく同じでしたよ。

幼い頃から本が大嫌いで、全く読んだ事がなかった。

学校の図書館なんて入った事すらありませんでした。


自分の場合、まず小説ではなく自分の興味のある本から読み始めました。

初めて一人で本屋にぶらっと入って、目についた・気になった本を

適当に買う。

面白いのに当たるまで気長に買ってみる。

自分の感覚に合う本に出会うと「本ってこんなに面白かったのか!」となり、

そこから小説に手を出しました。

そこから自分が求めてさえいれば、自分に合う小説に出会えるチャンスは

自ずと増える気がします。

id:neyorawa

体験に根ざしたお話、ありがとうございます。適当に買ってたらそのうち出会うっていう気楽なスタンスがなんか落ち着きます。

2007/02/21 21:15:21
id:garyo No.7

回答回数1782ベストアンサー獲得回数96

ポイント13pt

小説に完全に入ると、その時の情景が映画のように広がる。子供の頃は良く行っていたものだ。

名作と呼ばれる小説で子供向けのものから入ってみてはどうだろうか。

トムソーヤの冒険。十五少年漂流記。赤毛のアン。

ああ無常。三銃士。ドリトル先生。

まだまだ色々ありますが。

id:neyorawa

ううーそれそれ! その頭の中の情景が手に入らないんです。うらやましい! でも「蝿の王」はたしかにちょっと入れた記憶ありです。難しい本を制覇しようっていう虚栄心を捨てるところがスタートですね。そういや「赤毛のアン」は偶然にも超最近読んだんですが、たしかによかった。でもまだ情景まざまざ、まではいけなかった。植物の名前とか知らないと浮かびにくい部分もありますよね?

2007/02/21 21:18:57
id:sadajo No.8

回答回数4919ベストアンサー獲得回数49

id:neyorawa

この本、いいって聞きますね。ありがとうございます。読んでみます。

2007/02/21 21:20:11
id:blanccasse No.9

回答回数142ベストアンサー獲得回数15

ポイント13pt

私の相方も仕事用等どうしても必要な本しか読まないという人だったのですが、運悪く(?)書痴と付き合うようになったため、最近は「今までなんで面白い本と出会わなかったんだろう?」と首を捻っています(笑)。

質問者さまが、相方同様に上手くいくかは分かりませんが、みなさまの仰るように、「興味のある分野」で「難しい漢字の少ない読みやすい文章(青少年向け)」の本を読まれることが一番だと思いますよ。

相方の場合は、茅田砂胡さんのデルフィニア戦記シリーズから一挙に嵌ったみたいです。指輪物語がお好きなら、一度本屋さんで手にとってみてください♪

放浪の戦士 (C・NOVELSファンタジア―デルフィニア戦記)

放浪の戦士 (C・NOVELSファンタジア―デルフィニア戦記)

  • 作者: 茅田 砂胡
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • メディア: 新書

id:neyorawa

心にハマるお話ありがとうございます。そう、仕事で必要な本は馴れててよく読めるんです。戦記ものは気になります。少しずつ読んでいきます。ありがとうございます。

2007/02/22 09:30:58
id:castle No.10

回答回数1011ベストアンサー獲得回数12

ポイント13pt

うーん、入り込みやすさならこの本かな?

邪宗門の惨劇 (徳間文庫)

邪宗門の惨劇 (徳間文庫)

  • 作者: 吉村 達也
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • メディア: 文庫

はてな質問でもよくお勧めしてしまう本なのですが、この話はストーリーに興味を引かれやすくなっていて文章もわりと読みやすいので、話に感情移入しやすいです。場面も固定しているので想像しやすく、しかもちょっと特殊なのでそれが想像力を刺激してくれるのではないかと思います。

あと、昔のクラスメートとの再会というシチュエーションは自分の経験とも重ね易いのでインスピレーションを刺激されるかもしれません。

久しぶりのクラスメート(しかもクラスのヒロイン級の美少女だった2人)と再会して主人公・朝比奈耕作にどんな展開が待っているかというと――それは読んでからのお楽しみ。

そんなわけでまずはこの本をお勧めします。

id:neyorawa

感情移入しやすい、そこです。そういう本がほしかった。自分のシチュエーションと重ねやすいと入りやすいってのも、いい鍵だなと思いました。いいカウンセリングありがとうございます。

2007/02/22 09:50:49
id:Baku7770 No.11

回答回数2832ベストアンサー獲得回数181

ポイント13pt

 TVドラマや映画に気に入ったものがあればその原作から入るというのも手ですね。

 その手でオススメはジュラシックパークとその続編のロストワールドです。映画より原作の方が面白いですから。

id:neyorawa

原作のほうがいいって話はいろんな作品について言われますよね。参考になります。ありがとうございます

2007/02/22 09:34:28
id:you1982 No.12

回答回数42ベストアンサー獲得回数2

ポイント13pt

純文学限定でないのなら、やっぱり何と言っても娯楽小説が入りやすいし面白いと思います。特に、最近はマンガ化されている小説が多いですが、マンガの原作になるような小説はそのまま読んでも(むしろそのまま原作を読んだ方が!)面白いです。

メジャーなところでは、山田風太郎、特に最近、マンガ、アニメ、実写映画全てが作られた「甲賀忍法帖」なんていかがでしょうか?

最近の方ですと、夢枕獏「餓狼伝」。「バキ」等の代表作を持つ人気マンガ家、板垣恵介によるマンガ版も盛り上がっていますね。

とにかく長いのがダメなようでしたら1さんも書かれているショートショート、特に星新一のものは読んでつまらなかったと言う人を見たことがありません。

id:neyorawa

ありがとうございます。最終目標は文学的な描写をありありと想像できるようになることですが、がんばります。(ってのがいけないのかなー??)

2007/02/22 09:37:01
id:iseeker No.13

回答回数201ベストアンサー獲得回数20

ポイント30pt

好きな人や尊敬する人におすすめの小説を教えてもらってはどうでしょう?

その際、なぜその本がいいと思ったのかとか、その本の思い出とかを一緒に聞いておくといいと思います。

本を読むときも紹介してくれた人が何を思いながらその本を読んでいたのか思い浮かべながら読むと更に良いかと。

最後に読み終わったら紹介してくれた人に感想を伝えれば話も弾むかと思います。

id:neyorawa

なぜいいと想ったかを聞く。これは僕にはいい方法に想えます。恥ずかしい話ですが、『キッチン』のよさがいまいちわからなかったんですよね。感受性悪いのかとちょっと落ちましたもん。でもいま読んでる本にその解説が載ってて「なるほどねー」と思いました。

★これから回答される方へ。おすすめ作品の紹介だけでなく、「本を好きになるためのハウツーが書かれた本」とか、サイトとか、通信講座とか、そういうのもあったらお願いします。(iseekerさん場所失礼しました)

2007/02/22 10:00:08
id:quelle No.14

回答回数82ベストアンサー獲得回数2

ポイント13pt

質問と回答を察するに、文字を読むのは全く苦痛でないにもかかわらず

イメージを喚起させる力があまり強くないのかな? とお見受けしましたので、

漫画→小説のノベライズ

映画→小説(原作もしくはノベライズ)

などをオススメします。

好きな漫画や映画を何度も見てイメージを高めて、

それから小説に入ると、文字しかないのにその人物たちに

血肉がついて動き始めるような感じがするのではないでしょうか。

たとえば、漫画からアニメにもなった『エマ』、ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした、メイドと新興市民階級(ジェントル)の恋愛ストーリーを、漫画/アニメで見たのちに小説で読む。漫画もアニメもすごく時代考証がしっかりとして綺麗な筆致で描かれていますので、大人の鑑賞に十分に耐えます。その世界観を楽しんだ上で、小説を読むとまたイメージがわきやすいのではないでしょうか。

エマ (7) (Beam comix)

エマ (7) (Beam comix)

  • 作者: 森 薫
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • メディア: コミック

英國戀物語エマ DVD-BOX

英國戀物語エマ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • 発売日: 2007-03-21
  • メディア: DVD

小説 エマ (1) (ファミ通文庫)

小説 エマ (1) (ファミ通文庫)

  • 作者: 久美 沙織 森 薫
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • メディア: 文庫

アニメ、漫画が苦手でしたら、ご存知『シャーロック・ホームズ』をグラナダTV版で見て、小説も読む。グラナダTVのホームズはものすごくいいできです。

シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX

シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004-12-21
  • メディア: DVD

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • メディア: 文庫

最近は邦画でもいいのが出ていて、原作の小説も多いですから、そういうものから入るのもいいと思います。福井晴敏さんの『亡国のイージス』とかいかがでしょうか。

ハウツーですと、このサイトにいいことが書いてありました。(子供向けですが)

http://www.clio.ne.jp/home/kita/0602.html

子どもが本を好きになるためには大人の力が必要です。その一つは心の栄養になる本を選ぶこと。もう一つは、子どもに本を読んであげること。三つめは、共に楽しむこと。最後は、本を身近においてやることです。(中略)

 今、目の前にないものを想像すること、今この瞬間に違う人生を生きている人々がいること、自分と違う考えを持っている人がいること、どうしてそうなったか思い巡らすこと、それが想像力です。本のなかに描かれたたくさんの人生は、子どもたちに、自立した人生を生きてゆくエネルギー=想像する力を養います。

あとは意外と、詩や短歌などから入ってもいいかもしれませんね。

気に入った詩をみつけて、それを繰り返し読んでみたりとか、

心の中でイメージを広げてみるとか…。

「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる(略)

 汚れつちまつた悲しみに なすところなく日は暮れる…」

(中原中也『汚れつちまつた悲しみに』)

http://www3.ocn.ne.jp/~soleil25/tripN6.htm

とかを読んで、どうしようもない感じが出ているなあ、とか、どうすることもできずに荒野に立ってるイメージを思い描いてみるとか。

いかがでしょうか?

風景の写真集(パソコンの壁紙でもいいですね)を見たりして、

「泣き出しそうな曇空ってこんな」とか「抜けるような青空ってこんな」とか

イメージの引き出しを作るのもいいと思います。

最後に。新幹線に乗っている4時間を全く感じさせなかった私にとって恐るべき作品はこれです↓。

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • メディア: 文庫

イメージを脳内で起こせるようになると、読書がものすごく楽しいものになります。

これまで以上に楽しい読書ライフがおくれるようになるといいですね。

id:neyorawa

すごく親身なご回答ありがとうございます。ご指摘のとおり、想像喚起力が弱いんだと自分でも思ってます。あたってますよね、詩もやっぱり苦手ジャンルなんですよ。共鳴がない。メジャーどころは教養として読みはしましたけどね、楽しくなかった。

ご意見、だいじに参考にさせていただきます。

2007/02/22 23:25:31
id:quelle No.15

回答回数82ベストアンサー獲得回数2ここでベストアンサー

ポイント30pt

いただいたコメントを受けて再びお邪魔いたします。 ※長文です、すみません…

上で紹介した筒井康隆、村上龍、福井晴敏は3大・好き作家ですが、

それ以外だと貴志祐介、藤原伊織、野沢尚とか面白いかもしれません。

↓『天使の囀り』は、気味は悪いわ展開が読めずどきどきするわで大変だったなあ。

天使の囀り (角川ホラー文庫)

天使の囀り (角川ホラー文庫)

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

↓これ、Amazonでは賛否両論ですが、文章に引き込まれるのは間違いないと思います。

↓全共闘時代の人間じゃないですが楽しく読めました。

テロリストのパラソル (講談社文庫)

テロリストのパラソル (講談社文庫)

  • 作者: 藤原 伊織
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

↓これは身につまされたなあ…。

リミット (講談社文庫)

リミット (講談社文庫)

  • 作者: 野沢 尚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫


ミステリでは、森博嗣とかいかがでしょう。

最近はあまりに刊行点数が多すぎてついていってないんですが、

初期の『すべてがFになる』は、理系的思考の人ってこんななの!? と衝撃を受けた記憶があります。

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

あとは歴史モノになりますが、 佐藤賢一の作品はどれも臨場感溢れてて手に汗握ります。

↓16世紀のパリ、カルチェ・ラタンの修道僧に感情移入なんて、めったにできる経験じゃありません(笑)

カルチェ・ラタン (集英社文庫)

カルチェ・ラタン (集英社文庫)

  • 作者: 佐藤 賢一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫

歴史というか妖異というか、というジャンルでは夢枕獏の陰陽師シリーズ。

読んでるうちに自分も平安時代にトリップし、濡れ縁で日本酒飲んでる気分になります。

↓これは漫画も出てて、漫画は漫画でとんでもない傑作ですので、両方オススメです。

(ただし10巻以降違う世界にいってしまった気がしてます…)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

陰陽師 (1) (Jets comics)

陰陽師 (1) (Jets comics)

  • 作者: 岡野 玲子 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • メディア: コミック

思い出しましたが、短編集を買ってみて、好きそうな作家を探す、というのもやったことがあります。(文章や世界観で判断)

ホラー短編集とか官能短編集とか、いろいろあります。

↓このアンソロジーは個人的に傑作だと思います。

奇譚カーニバル (集英社文庫)

奇譚カーニバル (集英社文庫)

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫

上で紹介した本たちは基本的に文庫で手にはいるものですし、図書館にもあると思いますので、

お時間のあるときにでもちょっとずつ攻略してみてください(笑)。

そういえば、かつてはてなにこんな質問もありました。ご参考までに。

文庫本一冊で簡潔している国内現代小説で、この話のストーリー展開は秀逸だ!! と思った本を教えて下さい。 - 人力検索はてな

  • id:rr003013
    小説以外に何か他の分野の書籍を読みますか?
  • id:neyorawa
    仕事で読むのは評論、自己啓発、文系の学問系、ビジネスなんかが多いです。直近を遡ると「言語表現法講義」「寝床で読む論語」「ビジョナリーカンパニー」です。
    仕事で読んだものが結果的に個人的にも面白かったってことはよくありますが、趣味で進んでは本はそれほど読みません。直近は「沈黙の春」。マンガは少し読みます。ジャンルはなんでも。
    感性の本より理性の本が好きだと思います。よかったなと思うのはたいてい知的興奮が得られた本です。
  • id:quelle
    よしもとばななや村上春樹などはいいと思う人と全くぴんと来ない人がいるので
    無理ないというかあまりお気になさらないほうがいいと思います。
    私は村上春樹まったく無反応な人です。
    あと川上弘美も人気ですが私は「?」でした。

    あんまり感性に訴えかけるものより、綿密な取材の元に
    エンターテイメントを提供しているものや、
    緻密な世界観を構築しているものなどがお好きかもしれませんね。

    筒井康隆とか村上龍とかいかがでしょう。
    当たり外れもありますが、気にせずガンガン読み飛ばしていくと、
    その中に「アタリ!」というのが出てくるように思います。
    一人よさそうな著者を見つけたら、作者買いで読んでいくといいですよ。
  • id:neyorawa
    すごいするどい。。。
    いちばん冊数読んだのが筒井康隆です。中学時代に唯一好きだったといえる作家です。
    作者買いか。。。なんかを得た感じがします。ほんとうにありがとうございます。ところでなぜこっちに回答なさるんですか? そぼくな疑問です。
  • id:neyorawa
    うえの疑問のこたえ、自分でわかりました。お気遣いありがとうございます。川上弘美は家内が読むんで、ときどきトイレにもちこんでぱらぱらしますが、僕もいまいちわからんですね。女性的感性の本ってありますよね。
    ところでquelleさんのおすすめ作家、もっとほかにも教えてもらえませんか?
  • id:quelle
    もろもろ恐縮です。コメントは上で回答後見つけて、レスを書いてるうちに長くなってしまいました。

    わたしは乱読派なのでとりとめないんですが、それでは上でもう少し紹介させていただきますね。
  • id:rikuzai
    あ、終わってしまった。
    せっかくなので。


    大学受験のための小説講義
    http://d.hatena.ne.jp/asin/4480059717
    タイトルだけだと「?」だと思いますが、
    質問者さんがいまいち「わかんないなぁ」と思われる「文学作品」の読み解き方が書かれている本だと思います。

    回答者のみなさんが一意に勧めてられるのはいわゆる娯楽小説で、
    (私も専らそちらばかりですが)
    一般的に消費される小説は、キャラクターの心情ももちろん描かれますが、それ以上に構成やストーリー重視のものが好まれると思います。
    (その極端な例が星さんのショートショートかも)

    一方文学作品は心情を描いたものが主軸で、具体的なイメージがしにくく、
    テーマもたくみに隠されていて読み解くのにある程度テクニックが必要だと私は思っています。
    ところが日本の国語教育はいきなりこのテクニックの上達を求めてくるので、
    多くの人が小説のおもしろさがわからずに小説が苦手になってしまうのではないでしょうか。
    (逆に言えば読み解くテクニックが身につけば国語おそるるに足らず、ですが)

    ↑の本はそうしたテクニックと、テクニックを要求される背景などについて書かれているので、
    「どうして小説にはいれなくなったのか」がわかるようになるかもしれません。
  • id:neyorawa
    ありがとうございます。コメントとあわせてポイント送らせていただきましたのでご確認ください。
  • id:rikuzai
    >neyorawaさん
    ありがとうございます。ポイントとコメント確認しました。
    少しお役に立てたみたいで良かったです。

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