肉体や精神に障害がある人を演じると高評価なんですか?
寅さんやコロンボみたいに他の役を見ると違和感あるぐらいのが良いんですか?
名脇役って主役を張れる能力が無いってことですか??
女優さんが脱ぐとそれだけで体当たりの演技で一皮むける??
俳優さんというのは、極端にいうと立ってるだけで存在感があるとか
すげえ美人/超イケメン とかなら成立してしまうのかなと思っていますが
(※今回は映画の話でお願いします)
演技力があるってどういうことなんでしょうか。
また、この人は凄いという人がいたら紹介してください。
「演技力とは意図的に自然に見えるように演技できる力である」
by キリンジ
「名脇役は主役は出来ないが主役を張るような人間は名脇役の演技は出来ない」
by ナテハ
橋田すが子ドラマを考えてみてください。お昼にやってるメロドラマでもいいです。
テレビを見る万人が一度見て内容が分かるようになっています。
というか、あまりにも予定調和で話の先まで分かりますが。
なぜ分かりやすいのかというと、出演者が思っていることを全部口に出してくれるからです。
メロドラマは出演者の演技を見てその人が何を考えどう思っているのかを推測する必要はありません。演技力はそんなに必要ないと言えます。
逆に、映画等の時間が限られていたり、何度も繰り返し見られる作品を目指したものは過剰な説明は無意味でしょう。
出演者の演技力が見る人にその映画の意味を伝えるのに重要な役割を果たします。
すばらしい演技というのは、演技者が何を考えたのかとか思っているのかと感じたとかが、伝わる演技だと思います。
日本の映画監督さんには、有名俳優やアイドルを使いたがる監督さんが多くいますが、
そのアイドルの演技力を考えてのキャスティングなのか疑問に思う作品がたくさんあります。(単に客集めのためかな)
私が一番その演技力に感動した作品があります。
クリストファー・ウォーケンが最後死ぬときに、眼だけの演技で最後正気に戻って死んで行くのが分かるのです。
紹介ありがとうございます。
レンタル見てみます。
眼は大事ですね。
よく考えたら自分は俳優の好き嫌いはほとんど目つきで決めている気がします。
監督からすると、脚本に合わせて、
(視聴者からみて)色のついてない役者を選べるのが理想なのかなと思ってます。
映画の宣伝で
『(XXX,YYYの)ZZZZ』※(X、Y)は映画名
ってのもどうかと思います。
人気商売なんでしょうがないですが
私見ですが・・・。
他の人も書いてますが、名演技に欠かせないのが「自然さ」でしょう。
反対にいかにもセリフを読み上げているような感じや、演技してます!って感じのいわゆるオーバーアクションは名演技とは言わないと思います。
自然なセリフ、立ち振舞いは観客が映画の中に感情移入できて、登場人物になったような感動を覚えます。演技ばっていとそれはありえませんから。
一流スポーツ選手はものすごく大変な技を簡単そうに見せます。それと同じで演技力があると演技しているようには見えない自然さがあると思います。
>反対にいかにもセリフを読み上げているような感じ
これはプロとして問題外という感じですが(俳優といわゆるタレントが混ざってますが)
>演技してます!って感じのいわゆるオーバーアクション
これはルックスのいい人が半狂乱をやったりすると世間的には高評価になってるような
>流スポーツ選手はものすごく大変な技を簡単そうに見せます
これはなんかわかる気がします。訓練した結果というか。
漫画ですがガラスの仮面に出てくるような(舞台のワークショップとかでもやってるのかな)
「風になったつもりで」とか意味あるんですかねー
古典的な考え方で言うと、演技力とは、登場人物になりきる力のことです。
この観点から言えば、良い役者はどんな役でもこなせる必要があるということになります。(最近の例で言うと、阿部寛とか高嶋のお兄さんとかかなあ。)
一方では「性格俳優」という言葉があります。キムタクは何を演じてもキムタク。美輪明宏は何を演じても美輪明宏。(これはこれでアリかもしれませんが…。)
そう!そこなんですよ!
最終的にお客さんから観たいと思われればすべて正解とは思うんですが
じゃあ演技「力」の力はなんだとか訓練の意味は?とか考えてしまいます。
同じ土俵にいつつも違う能力で成立しているってことなんでしょうかね。
演技力があるとかっていうのは我々の意見で決まるものなんですよ。色々見方がありますし自分があの人が上手いと思ってもほかの人が下手に見えたら違いますし。そういう一般の人の意見が多い人が演技力が上手いといわれるのではないでしょうか?
確かに、芸術の世界なので好みはあると思います。
でも、絵だったらデッサン力とかあるじゃないですか。
演技力っていうのはその類かと思っていたのですが
脇役ベスト3
日本映画史を代表する名脇役の代表作。
伴 淳三郎《飢餓海峡 19650115 東映》《どですかでん 19701031 東宝》
以下、論より証拠(映画は観るべし、論ずるべからず)。
世界映画史に燦然とそびえる超大作。息もつがせぬ全編9時間。
ありとあらゆる悪役が総登場、これでもかというまでの力演の総集編。
小林 正樹・監督《人間の条件(全六部)19590115-19610128 にんじんプロ》
── 「あがる」というのは、人間のすばらしい習性だ。恐怖をのりこ
えて人前に出ることができる。アンソニー・クイン(20011225)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19260919
俳優総登場 ~ ジェームズ・リプトンの質問 ~
── 《アラビアのロレンス 19630214 England》に登場するクインは、
どこからどこまでが演技なのか、本人にも分らないのではないか。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070302
贅沢考 ~ 負け惜しみの力学 ~
どれも未見なので、レンタルをチェックしてみます。
私見ですが、彼女はどうも圧迫感があります。
時をかける少女のときはすげーかわいい子が出てきた!
と思ったものですが
演技力とは、与えられた立ち位置に見合った演技ができる技術の総称。ではないかな。と思いました。
質問文にでてくる例すべてが、正解であるともいえるかもしれません。
・自然でなくても、明確なキャラクターを演じる力
(寅さんや、家政婦は見たの市原悦子、金田一耕介)
・主役として重すぎるくらいの演技をする力
(役所こうじ、渡辺謙、緒方拳)
・時代劇ならではの見栄のある演技をする力
(必殺仕事人、遠山の金さん、桃太郎侍)
・ジャニーズ枠としてのタレントキャラに応じた演技をする力
(キムタク、草なぎくん、中居くん)
・役に応じて、カメレオンのように変化して演じる力
(田口トモロヲ、加瀬亮)
というかんじで、
自然かどうかじゃなくて、「そのポディションに適切な演技ができて、観る人に違和感を与えず楽ませ、話に集中させる演技技術。」ということなのかな? と思います。
だから、演技力のあるなしは、その時々で判定要素は変わるのではないでしょうか?
この前、久本雅美が、けなげな頑張り屋さんの働くママ役をしてたり、森光子がいつまでも少女の役をやっているのを観たときに、
演技力ないなあ。。。と思ったもので。。。。
要は、演技力=説得力・観客を納得させる力 かな。と思いました。
ありがとうございます。
挙げてもらった例(の役と演者)を入れ替えるとやっぱり成立しなそうですよね。
>演技力=説得力・観客を納得させる力
と考えると、はまり役をうまく手に入れた人が高評価なのかもしれません。
あと、挙げられている人が脇役をやったりすると主役を食ってしまうことがあって
それはどうなのかと思います(こちらが色眼鏡の可能性はありますが)
演技力の正体、考えたことはあまりありませんでしたが、きっと役者の筋肉のコントロール能力ではないでしょうか。ある「動作」を見てそれを再現できる能力。
例えば笑い方、一般人は数通りしか持ち合わせがないけれど、演技力のある人は顔の筋肉を自在に操れて、どんな人のどんな感情のときの笑い方もできる、みたいな。セリフも筋肉っていえばそうですが、一番コントロールしやすそう。
この理屈だと、セリフのない役をうまくやると、そういう表現を多く出せて、高評価につながることになります。昔の星の金貨や愛していると言ってくれ(TV)とか、こないだのアカデミー賞惜しかった菊池‥名前が‥もそんな作品だそうですが‥証明になってるかどうか。
正直この質問のきっかけは先日のアカデミー賞惜しかった件でした。
映画は特にアップが多いし囁くような声も拾えるので舞台に比べると
繊細な表現が必要になるのかなと思います。
結構納得しました。
ゴシップ的には評判悪いようですが、自分は織田裕二さんのいろいろな感情を押し殺してしゃべってるときの顔の筋肉(わかりにくいか)好きですね
「演技力とは意図的に自然に見えるように演技できる力である」
なるほど。自分は舞台の人は大袈裟なので苦手です。
「名脇役は主役は出来ないが主役を張るような人間は名脇役の演技は出来ない」
どの分野でも専門/得意はあると思いますがじゃあ演技力ってなんだーと思った次第です。
関係ありませんが、楽器奏者のアルバムに埋め合わせに入っている歌ものの曲が
ライナーで「味のあるヴォーカル」とか評されてるのも腹立ちます。
>by キリンジ
>by ナテハ
ちなみにこれはどなたなんでしょうか