彼女がビルの軒先で寝ている浮浪者を見かけて
「寒そうだから今日一晩あなたの車に寝かせてあげたら?」と言います。
え?という反応をすると「人でなし」と言われました。
彼女の言い分としては以下のとおりです。
・どうせ朝まで車は使わない
・今日は特に寒い
・鍵だけは渡さずにおいたらいい
・ノミダニが気になるなら後でバルサン炊いたらいい
皆さんならどうされますか?
うまく彼女に納得してもらうことが出来ず苦慮してます。
野良犬に餌をやるなら、その犬を飼う心算でやるべきです。犬は忠実に慕ってくれるでしょう。
生半可な愛情は犬にとっては返って残酷なのです。また、食べた餌は糞になって排出されるのです。
おっしゃるように、ましてや、この場合は相手が人間です。
情けを掛けるなら最後までキチンと面倒を見る心算で掛けるべきだと思います。
そうでなければ何もすべきではない。
元福祉職に就かれていた方の言葉は重いですね。
彼女に何処までの覚悟があるのかわかりませんが、
言葉だけではなく、本当に彼女が「自分の車」に
ホームレスの方を泊めてあげることが出来るような方なのなら、
wadakinyaさんは、彼女を説得するよりも、
自分も「覚悟」を決めるべきなのかもしれません。
でも、ここで私が引っかかるのは
「自分の車」ではなくて、wadakinyaさんの車だって所ですね。
本当に一晩寝かせてあげればいいのに、と思っていたら
誰かに強要するのではなく、
自分が率先して「自分の車」を運んでくるでしょうよ。
…残念ですけど、
自分だったらその方とはお別れします。
あまりにも自己満足・自己陶酔的なエゴイズムが
漂っていて辟易します。
wadakinyaさんも
そんな彼女と結婚する覚悟があるなら
説得するのではなく、
ホームレスの方を実際車に泊めてあげてみてはどうでしょうか?
おそらく、結婚すれば今後何度も同じような経験をしなければならないはずです。
ここでホームレス一人を車に泊められないようでは、
彼女との結婚生活は続かないと思います。
自分で助けることをしないで、相手にさせようとする辺りが???です。
また「人でなし」と言い放つところも疑問というか、怖いです。
1晩助けてあげたところで、次の日は?次の日人数が増えてたら?
「昨日助けてあげたんだから、今日は知らない」ではそれこそ「人でなし」でしょう。
捨て猫に(飼う気もないのに)安易にエサをあげるようなものだと思います。
でも、エサをあげている瞬間「この子を助けてる、ワタシって優しい」という気分にはなるでしょうね・・・。
車に泊めてあげたとしても、トイレは?いきたくなったらどうすれば?
一晩って何時まで?
朝になったら出て行ってくれるという約束をするの?
彼女の言い分でいちばん嫌な気がしたのが
「ノミダニが気になるなら後でバルサン炊いたらいい」
気にならないけど、その人を乗せる席を彼女が乗る(と思われる)助手席にしてみたい気持ちがふつふつと
沸いてきます。
優しさ振りかざしておいて、いちばんニオイだの気にするのは彼女さんではないかと・・・。
先日イージス艦とのことで行方不明になられた方々の、お父さんのほうは、ホームレスの方々に魚を届けたりしていらしたと言います。
本当に助けたいのなら他の方々も書いていらっしゃいますが、本腰いれて支援する方法が色々あるでしょう。
「キミって本当に優しくて素晴らしい人だね!こんな支援の仕方があるから一緒に活動しようよ!」
とキラキラした目で伝えると、彼女の心根が見えるかもしれません…
あ、ちょっとキツイ書き方ですみません。
結構普段からもボランティアやりたいって言ってます。
そういう風に私から言うと、本当に2人で本腰いれて始める事になりそうでそれも少し怖いかなと。
彼女さんや質問者さんのような感じ方、考え方をされる人はたくさんいて、おそらく多数派だとも思います。
だから「どこまで付き合えるか」ではないかと。
怖いと思います。
入り込んでいけばいくほど自分がもっていた固定概念を覆されることが多々あります。
反面出会った人を通して知らなかった自分を見つめなおせたりもします。
これからもお付き合いをされていくのであれば、
価値観を共有できた方が楽しいとは思うので、色々チャレンジしてみて妥協点が見つかるといいなと思います。
ちなみにボランティアを「やりたい」というだけの人は誰かが誘ったりしないと案外やりません。
「時間がない」
「どこにいったらいいかわからない」
はネットがほとんど解決してくれるので調べてあげてはどうかと。
「やりたいボランティアがない」
と言うタイプならできればやらないで欲しいというのが現場の率直な意見です…。
(これはあくまで私個人の意見です)
やりたい、じゃなく是非やってみたらいいのです。
ボランティアの経験もなく、人に奉仕させようとは・・・絶句します。
だからその彼女さんは、ボランティアで一番やってはいけない事、奉仕活動の真逆、最悪中の最悪を「してしまった」ことに気付かないのです。
彼女さんは何でも周りがやってくれる環境に育ったのかもしれません。
その後の流れを想像できていない人の発言ですね。仮に泊めたとしても
自身がいい事をしたと勘違いするでしょう。少し骨が折れるかも
しれませんが、それがどうしてダメなのか根気づよく説明する事が
今後のためにもよろしいかと思います。きっと分かってくれるはずです。
子供の頃にはそんな、ある意味薄っぺらな正義感や
ボランティア精神を持ってたような気がしますねぇ。
…すっかり大人になった今となっては、
「表面的な援助をしても仕方がないし」と言った免罪符の上に何もしないで、
のんべんだらりと利己的に生きている自分が居ます(笑)
目先の感情で「可哀想だから助けてあげたい」程度の動機ならば
かなり精神的には子供っぽいと思いますが、
その感情自体は決して悪い事ではないと思うので、
この際、彼女さんと一緒にボランティアに身を投じてみてはいかがでしょうか?
そして現実の厳しさを知った上での
覚悟のある援助に発展して行けば彼女のためにもなると思います。
このまま穿き違えたボランティア精神を持ったまま
何もしないままでいるよりは
何か一歩前へ進めるんじゃないでしょうか?
言い方はちょっと悪くなりますが、彼女さんはおそらく捨て犬とホームレスの方を同格に見ていらっしゃるんだと思います。
だから簡単に助けてあげればいい、と言えるし、それを恋人に要求することもできるのでしょう。
けれど、ホームレスの方には意思があり、様々な人生経験もそれぞれにお持ちです。
おそらくそういったことに対する想像力や、経験が不足されているのかなと。
難しいのは、そういう人に「ホームレスを犬猫のように扱ってはいけない」といってもポカンだと思うんですね。
なので、今後もそういうことが起こる可能性がありそうですし、
私ならとりあえずそのホームレスの人がそれで助かるのなら貸してもいいと腹をくくって、
一緒にそのホームレスのところまで行ってみますね。
まず近づいて匂いをかいでもらいましょう。
(大抵なかなかファンタジーな香りです。軟派な人ならここで逃げます)
そして声をかけてもらいましょう。
(ここで「私はいい」などと言い出すなら「だったら君も人でなしだ」と言ってよろしいかと)
ここまでクリアできたら、
「今日の気温じゃこんなところで寝ていたら凍死してしまいますよ」
といった感じで会話してみてください。
本当に相手が一夜だけでも暖かい場所を求めるかもしれない。
そもそも話しかけても返事を返さないかもしれない。
逆に怒鳴りつけられるかもしれない。
…そういった現状を知ってもらうのが一番だと思います。
知ってもらった段階で「ホームレスを犬猫と一緒に考えては本当の助けにならない」ことを伝えるべきかなと。
ただ、元福祉職としては、まず地域にはホームレスの収容施設を設けているところも多いので、
本人の了承を得られるのならその施設まで送ってあげるのが一番かなと思いますが。
(その説得ができるスキルがあるなら是非福祉事務所に就職して欲しいくらいです。「自由がない」とか言って入らない人が多いのですよ…)