民営化をきっかけに、

「おかしい」、「理不尽」、「非合理」「不自然」と思われることを教えてください

回答の条件
  • 1人5回まで
  • 150 ptで終了
  • 登録:
  • 終了:2008/12/19 09:40:03
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答47件)

<前のツリー | すべて | 次のツリー>
偽装倒産にすぎなかった国鉄分割民営化 ラージアイ・イレブン2008/12/12 23:58:44ポイント1pt

偽装倒産という隠された目的は成功したが、国民が民営化に期待していた「改革」は失敗だった、という事実。

 

鎌田慧の現代を斬る/JR偽装倒産 月刊「記録」1996年8月号掲載

http://nikkankiroku.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_ce98.htm...

東日本・西日本・東海のJR3社は黒字で、営業努力のたまものと言っているが、黒字は初めから予想されたことだ。もうかる部分をそのまま引き継げば、黒字になるのは当たり前。誰が経営してももうかる。ローカル線など儲からない路線を切り捨てて、売店などで運転士たちを働かせ、もうけをあげてきたが、これはすべての地域の住民や労働者に犠牲を押しつけて上げた利益だ。

 これらJR3社に対して、経営が厳しいのは北海道・四国・九州のJR3島とJR貨物だ。利益をあげるのが難しいのは、分割当時からわかっていたにもかかわらず、見切り発車してしまった。

 国鉄民営化は偽装倒産の方法そのものだ。会社を潰して、労働者をいったんクビにして、言うことをきく労働者だけを再雇用し、もうかる部分だけで再建していく偽装倒産は、悪徳経営者がよくやる手法だ。このようなきわめて前近代的な方法を、国家レベルで実施したのが、一般に国鉄改革といわれる代物だ。

 さて、27兆6千億円まで膨れ上がった債務だが、当初、赤字は国鉄用地とJRの株を売って埋め合わせることになっていた。この計画は、バブル経済まっさかりの時期のものだった。

 当時、東京や大阪などでの都心に広い土地が全くなくて大きなビルが建設できず、建設業界や不動産業界が困っていた。当時は中央・千代田・港の3区を中心にして、ものすごい土地買い占めが行なわれ、土地を売らない商店にはトラックが突っ込むなど、地上げ屋が起こした悪質な事件が連日報道されていたのを覚えている人も多いだろう。零細商店なども金で頬をひっぱたかれて追い出された。当時の土地は膨大な需要見通しがあったが、供給量は不足している事態だった。ウォーターフロントの建設計画なども、このような状況を改善するため、東京湾を埋め立ててビルディング街を造ろうとする計画だった。

 さらに都心の土地を少しでも供給するため、国有地を民間に払い下げていこうする方針を国がつくった。国鉄用地売却もこの方針に沿って立てられたものだ。実は国鉄の土地売買の前にも、都心の公務員住宅が政府の方針にもとづいて販売された。当時、これらの土地は暴騰して買い手が殺到したのだ。

 結局、土地を売った金で国鉄の赤字を一気に埋めようとする、バブル経済をあてこんだ大プランはバブルとともに沈んだ。日本で一番強かった労働組合を潰して、労働運動を静かにさせてしまおうとした試みは、一応成功したのだろう。国労のバッチを付けているだけでも処分し、言うことをきかないとJRに採用しないなど脅しをかけ、国労は分裂させられた。当時、40万ぐらいいた組合員も、現在では3万人ぐらいに減っている。しかし後に残された問題はかなり大きい。

 分割民営化は、国民が税金で支えた国鉄の財産の収奪と、労働運動を潰すという2つの目的があった。当時は民活という言葉が流行したが、要するに大資本を活性化するプランだった。

今こそ国鉄分割民営化政策の見直しを 公共性をはずす民営化

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200509141651503

「国鉄分割民営化っていうのは偽装倒産なんです」

国鉄処分―JRの内幕 (講談社文庫)

国鉄処分―JRの内幕 (講談社文庫)

http://d.hatena.ne.jp/asin/4061845195

全記録国鉄処分

全記録国鉄処分

http://d.hatena.ne.jp/asin/480680228X

 

日本に先立って国鉄を民営化したイギリスでも大失敗。

 

http://d.hatena.ne.jp/asin/4900594563

<前のツリー | すべて | 次のツリー>

コメントはまだありません

この質問への反応(ブックマークコメント)

「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。

これ以上回答リクエストを送信することはできません。制限について

回答リクエストを送信したユーザーはいません