109億円が安い安いと言われていますが、本当に安いのでしょうか?
従業員3200人の雇用維持を契約に織り込んで、物件自体は年間50億円の赤字。
1万円の物件が6000万円で売れたというのもニュースになっていましたが、あれは従業員を含めず転売したからであって、従業員のお給料だけで少なくとも年間2000万円ほどかかっているはずです。
普通の企業ならとても買えませんよね。
というか、普通の企業に売ったら確実に従業員捨てられますよね。
契約って言っても雇用に強制力は無いわけですから。
しかし売らなければ年間50億円の赤字が出続けるわけです。
では実際、どうするのが正解だと騒いでいるのでしょう?
しかし例の400億の入札をした日本リライアンスという企業。
http://www.kokusaig.co.jp/0701/gg_relian/
2004年設立。元営業マンが個人で作った企業で、400億なんてとても調達出来る企業じゃありません。
これはもう完全に従業員切り捨てを前提とした入札。
しかしこういう企業を排除するのにも、「信用が無いから」とか公表すると風評被害の問題もあるからなかなか出せないという面もあるのかもしれません。
こんな排除して当たり前の企業を排除して文句言われてるのが現実なんでしょうね。
悪くないかなと思っていました。
現在赤字の施設も含めて、雇用を維持するという特約がついての100億円なら妥当なのではないかと。
ただ、最近、入札への経緯などほ報道で見ていると、若干怪しい感じもしています。
入札で高値を付けた企業を排除したのも、雇用の維持などの条件を守ってくれるかが疑問だったという理由で退けたところまではまだ理解できますが、だったら、最初からその経緯をきちんと公開すればよかったと思います。
後出しでいろいろ情報が出てくると、ホントは後ろ暗いところがあるんじゃないかと思えてしまいますね。