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土をいじります
Catnip2009/03/11 08:32:562pt
私の落ち込んだ時の処方箋は、土いじりです。かつて父がこんなようなことを言っていました。
土もはるか昔は宇宙の塵やガスだった。今この手はそんな宇宙の物質を握っている。でも土は握りしめるとしっとりと暖かく、中には無数の命が宿っている。他の星では岩や砂にしかなれなかった物質が、地球では命を形作るものに変わり、長い長い年月を経て岩は風化し、命は朽ちて、この地球にしか存在しない土壌という物を作り上げた。土は宇宙の中で起こった奇跡なんだ。こんなに命に満ちた物が表面を覆っている星はほかにないと。
そんなロマンを語りながら土をいじっていた父の姿を思い出すと、自分の悩みなんて小さなことだと思えてきます。もちろんそれで再び頑張れるということではありません。自分一人の自己満足のための頑張りなどという物も、小さな取るに足らないことですから。
前向きにも後ろ向きにもならない、そんな静かな土との対話の時間を過ごしていると、今まで自分を縛っていた「何々でなければならない」といった呪縛がほどけていって、とても自由になってきます。この自由が元気を与えてくれます。頑張れと強制されて無理に奮い立たせる元気ではなく、自然に湧き出てくるような元気です。
触れているということ
vivisan2009/03/12 08:23:301pt
お父様の言葉はなんかすごく深いですね。土ってそうだったんだ・・と思うといとおしくもあり、ものすごい長い年月をかけてできたもののしっかりとした意思みたいなものを感じます。
私は土をいじること好きです。大地に触れていると思うとなんだか自然体になっていくような気がします。地球を形作っている水も石も植物もなんか自然体になれるような気がしてきますね。
水のそばにいると落ち着いたりするのは根底がそういうところにあるのかもしれないなぁと思えてきました。
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私の落ち込んだ時の処方箋は、土いじりです。かつて父がこんなようなことを言っていました。
土もはるか昔は宇宙の塵やガスだった。今この手はそんな宇宙の物質を握っている。でも土は握りしめるとしっとりと暖かく、中には無数の命が宿っている。他の星では岩や砂にしかなれなかった物質が、地球では命を形作るものに変わり、長い長い年月を経て岩は風化し、命は朽ちて、この地球にしか存在しない土壌という物を作り上げた。土は宇宙の中で起こった奇跡なんだ。こんなに命に満ちた物が表面を覆っている星はほかにないと。
そんなロマンを語りながら土をいじっていた父の姿を思い出すと、自分の悩みなんて小さなことだと思えてきます。もちろんそれで再び頑張れるということではありません。自分一人の自己満足のための頑張りなどという物も、小さな取るに足らないことですから。
前向きにも後ろ向きにもならない、そんな静かな土との対話の時間を過ごしていると、今まで自分を縛っていた「何々でなければならない」といった呪縛がほどけていって、とても自由になってきます。この自由が元気を与えてくれます。頑張れと強制されて無理に奮い立たせる元気ではなく、自然に湧き出てくるような元気です。