(個人的には日本に航空会社が複数あったほうが競争していいとは思います。とはいえ、日航が俺たちはいつも政府に守ってもらえると都市銀行みたいにタカくくったら無意味ですけど)
いつごろから、どんな理由で経営悪化してきたの(であろう)か、経営・営業策やエピソードを投稿頂けますでしょうか?
具体的な数字が無くてもOKです。「○○博の頃から地上サービスが疎かになってきた」とかでもOKです。
返信で、投稿されたエピソードへのご意見、同意・不同意などを頂ければと思います。
どうぞ、お待ちしています。
薄利多売的な経営をしていたJASの路線を、高給取りのJALの人員で運行・管理することになるんだから赤字になって当然。
羽田⇔伊丹・関空や羽田⇔札幌といったドル箱路線は、統合することによって便数が多すぎると減便させられていいことは何もなかった。
3社時代、羽田 - 伊丹・関空を何度か利用していました。
人のサービス・機材のサービスとも、JASが一番すぐれていた気がしていました。
ANAもまずまず。7時頃に出るANA便を特割で利用して、朝食ゲットしていました。
けど、JALは・・・
席は狭くて液晶モニタなどもなくて、地上・上空アテンダントの人も何となく公務員チックでそっけないし。
みんなイメージに踊ってJAL便に予約集中してるぜシメシメ・・・と思っていました。(もっとも、好き好きなので大したことではないのですけど)
むかしむかし、JALのニューヨーク行きは、機体の6割がビジネスクラスでした。日本企業ならば日本のために、日本製品を購入するのは当たり前、というわけで日本企業の出張はJALと決まっていたようですよ。インターネットも無く、Eメールも無くて、出張しないと会議も出来なかった時代の話です。
もっと昔は、JALのフライトアテンダントは、着物を着てサービスした事があったそうです。裏話で、ベルクロなどで簡単に着脱できる特性の着物だったと聞いたことがあります。
3点、述べさせていただきます。
1、
JALはもともと国営企業でした。
その頃の従業員は国家公務員並みの高給をもらっていました。その頃の従業員が今でも国家公務員の恩給に相当する年金を受け取っていて、その年金の支給がJALのキャッシュフローに致命的な足かせになっています。
2、
JALの管理職には、官僚主義がはびこっていて、前例重視、事なかれ主義、変化を嫌う風土があったと言われています。先日の日経新聞の春秋というコラムに、客室乗務員が機内販売でエプロンを販売しようと提案したところ、前例がないからと反対され、結果的に社長にお伺いをたてたという逸話が紹介されていました。
3、
JALが民間企業になると、海外の航空会社との競争のある国際線では収益を上げられなくなりました。そこで競争のあまりない閉鎖された市場である国内線に軸足を移す必要がありました。
実際、国内線中心のANAは収益を上げ、国際線中心のJALは経営が行き詰まりました。
JALは国内線を拡充するために日本エアシステムを統合しました。
しかし、都市間の人気路線中心のANAに比べて、日本エアシステムは地方の赤字路線をたくさん抱えていたのです。日本エアシステムの老朽化した機材と地方路線もJALの経営を圧迫しています。