THEME:「風邪を吹き飛ばせ!美味しいビタミンレシピ・コンテスト」
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
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※質問は11月30日(月)正午で終了させて頂きます。
鈴菜という別名も可愛らしい野菜ですよね。よく見ると本当に鈴のような形。鈴は昔から縁起物として喜ばれてきましたから、日本人がどんな気持ちで蕪と接してきたかが、こんなところからも分かる気がします。
蕪の葛がけは、冬の温かな食卓を思い起こさせる、本当に素敵な一品です。温かな湯気の立ち上る葛餡の下にさらにほかほかの蕪。じっくりと煮含められた蕪の温かさを守るように葛餡がそれを包み込み、箸を付けるとその温かさと旨味ががふわぁっと広がる。そして蕪も葛も両方食べると体を温める働きを示す食べ物ですから、本当に身も心も温まる。この温かさの三重奏、四重奏が、本当に冬に嬉しい献立です。寒く厳しい冬を乗り越えてきた日本人の作り上げた逸品ですよね。
蕪の葉の栄養価も、近親種の大根のそれを上回る優れたものですから、本当に大切にしたい食材だなあと思います。漬け物で有名な野沢菜なんかも蕪の仲間ですしね。
私は関東なんですが、蕪は2007年度の政府統計によると、全国の作付面積の35%を千葉県が占めて第一位、続いて二番目が埼玉県と、関東南部は蕪の名産地なんです。でも最近は食生活が変わってしまい、せっかくの産地の良さが実感しにくくなってしまいました。東京に住む人の何割が、蕪の産地が近くて幸せだよなあと感じて冬を迎えていることか。こういう季節感を見逃していたら、もったいないですよね。
また、蕪は今でも全国で約80品種が生産され、多様な品種が守り続けられている、郷土の伝統野菜の代表例でもあります。大根は近年、ほとんど日本中が青首大根一色になってしまいましたが、蕪はそうじゃないんですよね。日本各地に、その土地その土地の食文化の伝統と共に歩んできた、その土地だけの蕪があるんです。蕪って、本当に素晴らしい食べ物ですね。私も大好きです。
ところでfwapさんは風邪引き中とのことですが、お加減はいかがでしょうか。そういう時、体はその時に一番必要な物を求めてきますよね。ぜひ蕪と葛の絶妙の風邪を吹き飛ばす滋養で、元気を取り戻してくださいね。
下味を付けただし汁でゆでた蕪(根)に葛をかけ、その上に白ネギあるいは鰹節であっさりした味わいで、食感も香りも素材の良さを感じることのできる料理になります。
葛はとろとろしていて、始めはその食感や味で嫌う人もいるかと思いますが、慣れるとやみつきになる素材です。
長年親しまれてきた伝統ある料理の奥深さを感じさせられます。葛をこんな食べ方を見つけた人は偉いです。
葛には生活で人体に不足気味の微量元素が多く含まれ、滋養強壮作用のある効能があります。温かくなれるレシピとして提案させていただきます。
また、蕪の葉はビタミンの宝庫。手許の栄養価表を見ますと、ビタミンAから B1, B2 にCが多く含まれているそうです。
ですから、簡単な料理として蕪の葉の味噌和えなどにして食べるとお酒の肴にもなるし、冬の保存食としてもおいしくいただけそうです。
なんで蕪を紹介したと言いますと蕪は古くから日本に親しまれてきた野菜。それもいまが、これからが旬の季節の野菜です。
それに、いま体調を崩しているので、なるべくあっさりとしたものをという食欲があるからです。
それに、蕪の根はお漬け物、煮物など素材のうまさを大切にできる調理をする野菜だからです。またビタミンの豊富な葉は冬にぴったりの温まるレシピとして、無駄にするところのない野菜だからです。