木は、昔から楽器のための素材として大切にされてきました。楽器作りは木を選ぶことから始まると言っても過言ではないでしょう。どんな木からどんな音が生まれるか。それを親子で体験してみたら、きっと楽しいと思います。
たとえば「鳴子」。よさこいを踊る時に手に持つあれです。こんなのを親子で手作りしてイエで踊ったら楽しそうですね。構造は実物の写真を見ればすぐわかりますが、素材は何だと思いますか?ペイントされている物が多いので、見ただけでは素材まではわかりませんね。そこで調べてみました。色々な木が使われるようですが、最も良いのは、どうやらヒノキのようです。ヒノキなら比較的手軽に入手できますね。このほか、ケヤキとサクラも注目素材だそうです。
http://www.ikemoku.co.jp/topic10.html
ただし、ホームセンターのDIYコーナーなどで買える物は乾燥度がよくありませんから、購入してから最低数年は自然乾燥させたほうがよさそうです。乾燥していない木では、あの鳴子特有のパチンといういい音がしてくれません。
乾燥したいい木が手軽に手に入るのはネットオークションです。たいていの場合送料を別に取られるのでちょっと割高になりますが、鳴子を作るくらいの小さな板なら、そんなに大きな出費にはなりません。私はちょうどいいサイズのケヤキの乾燥材を手に入れました。
カスタネットも構造が簡単ですから、わりと手軽に作れそうですね。本格的なフラメンコに使われるカスタネットは、グラナディージョというザクロの仲間の木が最上とされるようですが、ツゲ、クルミ、黒檀なども使われるようです。この中で入手が簡単そうなのはクルミですね。ウオルナットという名の家具材です。古い捨てられた家具から、よく乾燥した良質のウオルナット材が手に入ります。もしそうした物に出会ったら、ぜひカスタネット作りに挑戦してみましょう。ウオルナットは堅い木ですが、加工性はわりとよく、こうした細工物に向いています。
またおそらくウオルナットは、拍子木の素材にも向いているのではないかと思います。日本の拍子木はたいてい樫で作られていますが、ウオルナットの方がやや軽い木ですから、子供向けの重すぎない拍子木が作れると思います。古い捨てられた家具から新しい楽器が生み出せたら楽しいですね。
そういえば、捨てられた物+拍子木で思い出す物があります。それは道端に落ちていた木琴のパーツで作ってもらったクラベスでした。クラベスというのは拍子木のようなラテン楽器です。父と散歩をしていたら、道で奇妙な木片を発見。何だろうと拾い上げてみると、それは木琴の残骸だったんです。付近を探すと、合計3本見つかりました。そのうちの2本の長さを調整して、打ち合わせた時にいい響きになるようにすると、それはすてきなクラベスもどきになりました。
クラベスは日本の拍子木とちょっと持ち方が違います。左右どちらも同じ形の木片ですが、片方をバチのように利き手に持ち、もう一方の手に持った木片を叩きます。だから軽快なリズムが出せるんですね。
父がやって見せてくれました。おー、かっこいい。私はこの手作りクラベスに熱中してしまい、父がちょっと貸してといっても、やだと譲らなくなってしまいました。父は、ちぇっ、もう一組作ろうといって、残った1本の木琴の残骸に別の木片を組み合わせて、左右非対称な新クラベスを作っていました。親子でラテンカーニバル、ウー!
木は叩けば鳴ってくれる素敵な素材です。木の種類によって異なる様々な響きを、ぜひ楽器にして聞いてみてください。大きな音のする物は市街地では無理かもしれませんが、ここでご紹介したような物なら、さほどご近所に迷惑はかからないと思います。あるいは夏のレジャーに持っていって、山や川で鳴らして楽しんでもいいですね。もしお父さんやお母さんがギターやウクレレなどを弾くようでしたら、一緒に合わせると、野外ですてきなファミリー「夏フェス」も開催できそうです。
木は、昔から楽器のための素材として大切にされてきました。楽器作りは木を選ぶことから始まると言っても過言ではないでしょう。どんな木からどんな音が生まれるか。それを親子で体験してみたら、きっと楽しいと思います。
たとえば「鳴子」。よさこいを踊る時に手に持つあれです。こんなのを親子で手作りしてイエで踊ったら楽しそうですね。構造は実物の写真を見ればすぐわかりますが、素材は何だと思いますか?ペイントされている物が多いので、見ただけでは素材まではわかりませんね。そこで調べてみました。色々な木が使われるようですが、最も良いのは、どうやらヒノキのようです。ヒノキなら比較的手軽に入手できますね。このほか、ケヤキとサクラも注目素材だそうです。
http://www.ikemoku.co.jp/topic10.html
ただし、ホームセンターのDIYコーナーなどで買える物は乾燥度がよくありませんから、購入してから最低数年は自然乾燥させたほうがよさそうです。乾燥していない木では、あの鳴子特有のパチンといういい音がしてくれません。
乾燥したいい木が手軽に手に入るのはネットオークションです。たいていの場合送料を別に取られるのでちょっと割高になりますが、鳴子を作るくらいの小さな板なら、そんなに大きな出費にはなりません。私はちょうどいいサイズのケヤキの乾燥材を手に入れました。
カスタネットも構造が簡単ですから、わりと手軽に作れそうですね。本格的なフラメンコに使われるカスタネットは、グラナディージョというザクロの仲間の木が最上とされるようですが、ツゲ、クルミ、黒檀なども使われるようです。この中で入手が簡単そうなのはクルミですね。ウオルナットという名の家具材です。古い捨てられた家具から、よく乾燥した良質のウオルナット材が手に入ります。もしそうした物に出会ったら、ぜひカスタネット作りに挑戦してみましょう。ウオルナットは堅い木ですが、加工性はわりとよく、こうした細工物に向いています。
またおそらくウオルナットは、拍子木の素材にも向いているのではないかと思います。日本の拍子木はたいてい樫で作られていますが、ウオルナットの方がやや軽い木ですから、子供向けの重すぎない拍子木が作れると思います。古い捨てられた家具から新しい楽器が生み出せたら楽しいですね。
そういえば、捨てられた物+拍子木で思い出す物があります。それは道端に落ちていた木琴のパーツで作ってもらったクラベスでした。クラベスというのは拍子木のようなラテン楽器です。父と散歩をしていたら、道で奇妙な木片を発見。何だろうと拾い上げてみると、それは木琴の残骸だったんです。付近を探すと、合計3本見つかりました。そのうちの2本の長さを調整して、打ち合わせた時にいい響きになるようにすると、それはすてきなクラベスもどきになりました。
クラベスは日本の拍子木とちょっと持ち方が違います。左右どちらも同じ形の木片ですが、片方をバチのように利き手に持ち、もう一方の手に持った木片を叩きます。だから軽快なリズムが出せるんですね。
父がやって見せてくれました。おー、かっこいい。私はこの手作りクラベスに熱中してしまい、父がちょっと貸してといっても、やだと譲らなくなってしまいました。父は、ちぇっ、もう一組作ろうといって、残った1本の木琴の残骸に別の木片を組み合わせて、左右非対称な新クラベスを作っていました。親子でラテンカーニバル、ウー!
木は叩けば鳴ってくれる素敵な素材です。木の種類によって異なる様々な響きを、ぜひ楽器にして聞いてみてください。大きな音のする物は市街地では無理かもしれませんが、ここでご紹介したような物なら、さほどご近所に迷惑はかからないと思います。あるいは夏のレジャーに持っていって、山や川で鳴らして楽しんでもいいですね。もしお父さんやお母さんがギターやウクレレなどを弾くようでしたら、一緒に合わせると、野外ですてきなファミリー「夏フェス」も開催できそうです。