指示機能・表出機能・訴え機能・美的機能
と分類することがあるようです。
この分類を最初に使ったのは誰でしょうか?
パース以後 ~ 記号学の起承転結 ~
── 近年、言語のアイコン性(iconicity)についての研究が進みつ
つある。これはパース(C.S.Peirce,1839-1914)に遡る用語で、彼は
指示対象との類似によって機能する記号を「アイコン」(icon)と呼ん
だ。── 恣意性の原理・批判
http://www33.ocn.ne.jp/~homosignificans/symbolnoumi/content/work...
Peirce, Charles Sanders 18390910 America 19140419 74 /記号論
── パース/浅輪 幸夫・訳《偶然・愛・論理 1982‥‥ 三一書房》
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1182.html 千夜千冊 遊蕩篇
Saussure, Ferdinand de 18571126 Suisse 19130222 56 /記号学の祖
── 丸山 圭三郎《ソシュールの思想 19810715 岩波書店》
http://booklog.jp/asin/4000012207
Barthes, Roland 19151112 France 19800326 64 /記号学
── バルト/花輪 光・訳《記号学の冒険 1988-199911‥ みすず書房》
http://booklog.jp/asin/4622049686
Eco, Umberto 19320105 Italy /記号論
── エーコ/シービオク・共編/小池 滋・訳
《三人の記号 デュパン,ホームズ,パース 199004‥ 東京図書》
http://booklog.jp/asin/448900320X
コメント(2件)
東大名誉教授の池上嘉彦さんの著書「記号論への招待」(岩波新書)の中に
恐らく書いてあるはずですよ。
…もしかして、それをご覧になってのご質問でしょうか!?…もしそうならごめんなさい…。
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主題:ヤコブソンの「言語の6つの機能」が近いかも知れない http://www.wind.sannet.ne.jp/masa-t/ennko-do/encoding.htmlそうだとすれば「この分類を最初に使った人」は「ヤコブソン」である。
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小生はヤコブソンを読んだことが(>o<)、鈴木孝夫著「教養としての言語学」に書いてあったことから検索したのですが、ご質問を拝読して「ヤコブソンの分類を解説した本を読まれたのではないか」「その際に翻訳等で用語が変わったのではないか」と感じました。
その仮定で話を進めてみます。
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先に挙げたサイトの真ん中あたり、表を見て頂く方がわかりやすいとは思いますが
・指示機能→referential(参照的な?imparting information-お知らせと訳してある。例文:雨です)
・表出機能→expressive(表現に富んだ?感覚や姿勢を表現する)
・訴え機能→phatic(会話的?社会的関係を確立または維持する)
・美的機能→poetic(詩的?テクストの特徴を目立つようにする。例文:天国からの穏やかな雨のように落ちている)
という感じで、小生には「対応させようと思えばなんとか対応させられる」ような気がしました。
#丸写しした方がよいかとは思いましたが、“小生が”「これなら対応の決め手になりうる」と思ったものだけ抜き出しました
#例えば「指示機能」は「imparting information」で「情報を伝える機能」という考え方が「指示」と言っていいかと思いました。
#美的機能は「詩的機能」でいけると思いますが、例文でほぼ確実に「美的」「詩的」と言っていいかと。
#詳細はやはりご自身の目で確かめて頂くのが良いかと思います。
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もし小生の仮定が正しければ
#id:isogaya さんが何か入門書をお読みになり、そこに「指示機能・表出機能・訴え機能・美的機能」等という用語が使ってあり、
#その本の内容をご質問なさった場合
おそらくヤコブソンの分類で一通りしか日本語訳を思いつかない機能・「メタ言語的機能」が書いてあるかどうかで
ヤコブソンを紹介した本かどうかが見分けがつくかと思います。
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かなり推測が混じっていますが、お役に立ちますかどうか。