サーバーを作りたいと思います。
目的は、
・自社サーバに
・小規模他社への販売に
です。
サーバには色々な用途がありますが、
唯一の、決まった最小構成の、汎用性が高く省電力で安価なマシンを大量生産し、
用途に応じて相応のハード・ソフトを附加し、
TCP/IPで接続して、あらゆる一般的なシステムが作れるようにしたいです。
前回の質問で、「デスクトップ、ラップトップ、ラックのどれが良い?」
と皆様に質問申し上げたところ、
「基本的にラック、小規模ならデスクトップでも」とのことでした。
そこで、今回は「デスクトップ機」に絞ります。
考えているスペックは、
・X86
・32bit
・VPSにXenServer
・GestOSにCentOSとUbuntu両対応
・SATA2×4台でハードウェアRAID5と6両対応
・Atom
・PCIeのx1とx16各1スロット
・出来れば、電源はACアダプタ
そこで質問ですが、上記のスペックに批判的ご意見を下さいませんでしょうか。
ポイントは
・省電力
・安価大量生産(中国等からの輸入)
・汎用性
です。
宜しくお願い申し上げます。
少しだけ書いてみますけど、批判であれば簡単にいくらでも出てきますし、コジつければ徹底的に叩きのめされるだけなので、有益な部分は少ないと思いますよ
【1】目的によりけりですよ
まずは「一般的なシステムって何を指しているのでしょう?」という点ですね
前回も少し書いたと思うのですが、サーバーの目的によって求められる性能には違いがでてきますし、何でもかんでも対応できるという人もいなければ、何でもかんでも対応できる企業もまずもってありません
今回のatomサーバを採用するかどうかですが、例えば下記のような具合です
ファイルサーバー | CPUの性能などはほとんど必要ないとも言えますのでatomで必要十分でしょう |
---|---|
Webサーバー(静的なページが主体) | 静的ページはCPU能力をほとんど必要としないのでatomで複数のサイトを運営するなども十二分に可能でしょう |
Webサーバー(phpやデータベースなどを組み合わせる) | atomには荷が重いでしょう |
メールサーバー | こちらもCPUの性能はさしたる物はいりませんのでatomでも良いでしょう |
データベースサーバー | 大量のメモリを搭載しているほうが有利なのでatom搭載マザーボードの最大搭載量では重たいでしょう |
【2】省電力とは何を指しているのでしょうか?
省電力になるかどうかはトータルの仕事量に基づいて計算しなければなりませんよね
(1)高性能なCPU1つに仮想化で複数の仕事をさせる
(2)atomなどで小規模な仕事をさせて、必要に応じて台数を増やして対応
atomを用いれば一見すると省電力に見えますが2台、3台となっていけば高性能なPC1台分以上の電力消費にもなってしまうことになり省電力ではなくなります(仮想化が進んでいる理由の1つですよね)
最初から目的が絞れているならば、それに応じて(1)か(2)のどちらかを選ぶことが省電力に繋がるということになり、ハードウェアを1つに絞ってしまうことは困難だという理由はここでもでてきましたね(ラックかスタンドアロンPCかという話をさらに進めたものととらえると良いでしょう。前回「1つの正解だと思います」という中途半端なコメントを書いたのは、目的によって最適解が違うためです)
CPU単体で比べるとatomの処理能力はエントリーレベルのi3に比べても数十分の一以下になっており、電力あたりの計算能力としては非常に低いものです
したがって、CPUの能力を要求されないファイルサーバーなどの構築であれば有効であっても、CPU能力を要するWEBサーバやデータベースサーバーなどには向かないということになるわけです
【3】御社の売りは何にしたいのでしょうか?
何度も繰り返しお伝えしているつもりなのですが、目的無くして物は売れません
ハードウェア市場は既にご存知のとおり、飽和状態に近いものがありますので、今から参入しても既存メーカーに太刀打ち出来る物ではありません
付加価値として「省電力」という言葉を使っているのだとすれば、それすらも陳腐で使い古された言葉になります
中小零細企業に対しての省力化推進という意味であれば、パソコンの集約などを提案し、それを構築するための手伝いなどから始めて、それらの作業から蓄積された顧客の状況にあわせて「省電力とは何か?」について再度社内で検討なさるとよろしいでしょう
【4】物や言葉に頼りすぎてませんか?
「省電力」と聞いても、それだけで飛びつく人はまずいませんよね
システムや機材を入れ替えると聞いただけで嫌がるのが担当者ですが、売り込むともなれば、それを説き伏せる必要がありますが、考えていますか?
「省電力」の前に、何が無駄なのかを提案できるだけのスキルを持った営業マンを育成し、その提案を実現できる技術者を育成するという難しい命題のほうに、注力なさるべきだと思います
まずは、このような質問にある程度答えられる営業マンがまずはを育てるか、もしくは商工会などで他の業者とタッグを組むなどを考えてみてください。それすらも無理なようであるならば、残念ながら今回のような案件は御社には無理ということになってしまうかもしれません
以上、批判ということで・・・
マザーボードも1から作成依頼されるのでしょうか?
・PCIeのx1とx16各1スロット
をPCIe(x1、x16)共用で1つ、PCIバスを1つ に変更したほうがよいですね。
たいていこの手のサーバーにはPCIバスはついてるのが普通です。
耐久性と安定性がほしいです。
中国で安価なのは儲かると思いますが
すぐに壊れたりしては、困りますから。
最低24時間稼動で6年程度は問題なく動くこと
いやいや、さすがにマザボは既製のものを使います。
PCIe x1・x16 共用×1 + PCI×1 ですね。ありがとうございます。
少しだけ書いてみますけど、批判であれば簡単にいくらでも出てきますし、コジつければ徹底的に叩きのめされるだけなので、有益な部分は少ないと思いますよ
【1】目的によりけりですよ
まずは「一般的なシステムって何を指しているのでしょう?」という点ですね
前回も少し書いたと思うのですが、サーバーの目的によって求められる性能には違いがでてきますし、何でもかんでも対応できるという人もいなければ、何でもかんでも対応できる企業もまずもってありません
今回のatomサーバを採用するかどうかですが、例えば下記のような具合です
ファイルサーバー | CPUの性能などはほとんど必要ないとも言えますのでatomで必要十分でしょう |
---|---|
Webサーバー(静的なページが主体) | 静的ページはCPU能力をほとんど必要としないのでatomで複数のサイトを運営するなども十二分に可能でしょう |
Webサーバー(phpやデータベースなどを組み合わせる) | atomには荷が重いでしょう |
メールサーバー | こちらもCPUの性能はさしたる物はいりませんのでatomでも良いでしょう |
データベースサーバー | 大量のメモリを搭載しているほうが有利なのでatom搭載マザーボードの最大搭載量では重たいでしょう |
【2】省電力とは何を指しているのでしょうか?
省電力になるかどうかはトータルの仕事量に基づいて計算しなければなりませんよね
(1)高性能なCPU1つに仮想化で複数の仕事をさせる
(2)atomなどで小規模な仕事をさせて、必要に応じて台数を増やして対応
atomを用いれば一見すると省電力に見えますが2台、3台となっていけば高性能なPC1台分以上の電力消費にもなってしまうことになり省電力ではなくなります(仮想化が進んでいる理由の1つですよね)
最初から目的が絞れているならば、それに応じて(1)か(2)のどちらかを選ぶことが省電力に繋がるということになり、ハードウェアを1つに絞ってしまうことは困難だという理由はここでもでてきましたね(ラックかスタンドアロンPCかという話をさらに進めたものととらえると良いでしょう。前回「1つの正解だと思います」という中途半端なコメントを書いたのは、目的によって最適解が違うためです)
CPU単体で比べるとatomの処理能力はエントリーレベルのi3に比べても数十分の一以下になっており、電力あたりの計算能力としては非常に低いものです
したがって、CPUの能力を要求されないファイルサーバーなどの構築であれば有効であっても、CPU能力を要するWEBサーバやデータベースサーバーなどには向かないということになるわけです
【3】御社の売りは何にしたいのでしょうか?
何度も繰り返しお伝えしているつもりなのですが、目的無くして物は売れません
ハードウェア市場は既にご存知のとおり、飽和状態に近いものがありますので、今から参入しても既存メーカーに太刀打ち出来る物ではありません
付加価値として「省電力」という言葉を使っているのだとすれば、それすらも陳腐で使い古された言葉になります
中小零細企業に対しての省力化推進という意味であれば、パソコンの集約などを提案し、それを構築するための手伝いなどから始めて、それらの作業から蓄積された顧客の状況にあわせて「省電力とは何か?」について再度社内で検討なさるとよろしいでしょう
【4】物や言葉に頼りすぎてませんか?
「省電力」と聞いても、それだけで飛びつく人はまずいませんよね
システムや機材を入れ替えると聞いただけで嫌がるのが担当者ですが、売り込むともなれば、それを説き伏せる必要がありますが、考えていますか?
「省電力」の前に、何が無駄なのかを提案できるだけのスキルを持った営業マンを育成し、その提案を実現できる技術者を育成するという難しい命題のほうに、注力なさるべきだと思います
まずは、このような質問にある程度答えられる営業マンがまずはを育てるか、もしくは商工会などで他の業者とタッグを組むなどを考えてみてください。それすらも無理なようであるならば、残念ながら今回のような案件は御社には無理ということになってしまうかもしれません
以上、批判ということで・・・
大変ありがとう存じます。
>atomの処理能力はエントリーレベルのi3に比べても数十分の一以下になっており、電力あたりの計算能力としては非常に低い
そうなのですか! うーむ。そうすると、最小構成を (1)CPU処理能力が低い物 (2)高い物 と分けることが考えられますが、どうでしょうか。
基本的には、自社のために作り、他社で欲しい方がいらっしゃれば売りたい、と考えています。以前務めていた会社で、SEがまったくおらず、N○CにNASレンタルしていましたが、1ヶ月に数万も払って、TeraStation 2TB×2台+ミラーリング用ラップトップ1台、という有様でしたので、「技術が全く無くても、つなぐだけで使えますよ、ランニングコストも安いですよ。SE不要!」みたいな謳い文句で売れないかな、と思った次第です。
まずは、atom搭載のレンタルサーバーのスペック調査をされることをお勧めします。
http://www.sakura.ne.jp/managedserver/
昔は、atomより遅いCPUで、「Webサーバー(phpやデータベースなどを組み合わせる)」も動作させてるところもありましたので、条件によっては十分実用的に使えます。
実務経験のない人や知識だけの人は、すぐに高付加のかかるものにはatomは使えないと言い出します。
)SATA2×4台でハードウェアRAID5と6両対応
拡張バスで対応するオプションにしたほうが汎用性は高いです。
工業向けのatom搭載のマザーボードを探されるのがよいと思います。
このタイプは、ACアダプター駆動であることが多いです。
)N○CにNASレンタルしていましたが、1ヶ月に数万も払って、TeraStation 2TB×2台+ミラーリング用ラップトップ1台、
)という有様でしたので、「技術が全く無くても、つなぐだけで使えますよ、ランニングコストも安いですよ。SE不要!
)」みたいな謳い文句で売れないかな、と思った次第です。
売れるかどうかは営業能力しだいです。どちらかというと機能やスペックで売れない分野です。
汎用といいながら、NASを前提としてるようですので、NAS用に設計して、その後汎用性を持たせるようにしたほうが
よいと思います。
>汎用といいながら、NASを前提
そうだと思います。私自身が作ったことがあるのがファイルサーバだけなので…。
大変ありがとう存じます。
>atomの処理能力はエントリーレベルのi3に比べても数十分の一以下になっており、電力あたりの計算能力としては非常に低い
そうなのですか! うーむ。そうすると、最小構成を (1)CPU処理能力が低い物 (2)高い物 と分けることが考えられますが、どうでしょうか。
基本的には、自社のために作り、他社で欲しい方がいらっしゃれば売りたい、と考えています。以前務めていた会社で、SEがまったくおらず、N○CにNASレンタルしていましたが、1ヶ月に数万も払って、TeraStation 2TB×2台+ミラーリング用ラップトップ1台、という有様でしたので、「技術が全く無くても、つなぐだけで使えますよ、ランニングコストも安いですよ。SE不要!」みたいな謳い文句で売れないかな、と思った次第です。