>IPSecが暗号化と認証をし、L2TPがクライアントの仮想プライベートネットワークへの参加を実現する、という理解でよいでしょうか?
少し違います。
道路にたとえると、L2TPはトンネルの構造体を提供し、IPSecはその中を通る自動車(パケット)の暗号化(同時に認証も)を行うものです。
>また、VPNというのは、IPSecとL2TPあわせてはじめてVPNになるのでしょうか?
その通りです。
ただし、IPSecとL2TPの組み合わせ以外(ルーター独自プロトコルなど)を用いたVPNも存在しています。
>また、IPSecのみ、L2TPのみ、の利用というのもあるのでしょうか?
IPSecのみ(パケットのみの暗号化)という運用は行われます(トランスポートモード)。また、歴史的に、WindowsではL2TPを用いないVPNが実装されています。
L2TPのみの運用というのもあります。コンシューマ向けではありませんが、局舎内でADSLやCATVによるネット接続を再販する際に利用されます。
> VPNというのは、IPSecとL2TPあわせてはじめてVPNになるのでしょうか?
L2TPだけでもVPNを構成できますが、暗号化は行われません。
VPNはネットワーク上にトンネリングなどを用い、仮想的なネットワークを重ね合わせることで実現されます。VPN即ち暗号化というわけではありません。(例:IP-VPN/MPLS)
他はG.Ageさんと同じです。
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