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たけじん ベストアンサー |
ものすごくざっくりと。
1 我々の存在する空間には、光の速度で移動する物(後述※)とどう頑張っても光の速度に達しない物の2種類がある。
2 物体を加速すると、光の速度に近づくにつれてその質量が大きくなっていく。光の速度の寸前で、質量が無限大になるので、それ以上の速度が出なくなる。したがって、もともと光の速度ではないゆっくりとした移動物体は、光の速度に達することができない。
3 したがって、我々の存在する時空には、光の速度を超える物質は存在しない。
(※物を物質と粒子と波動の混合物とし、いっしょくたに考える。とりあえず質量がない物質という概念を持ってくることになるので、それ以上考えない。)
今回の発見が正しければ、3に抵触することになる。先日ニュートリノには質量が有ることがわかったので、質量がないから加速限界はないという逃げが打てなくなっている。
(以下余談。ファインマンダイアグラムの読み方によっては、通常空間でも時間を遡行する粒子は存在することになるから、タキオンはこの時空に存在してもOKなのだけれど。陽電子なのかタキオンなのかは解釈次第だと思う。)
たけじんさん rscさん miharaseihyouさん
早速教えていただいてありがとうございます。
「因果律」や「素粒子」などの概念を理解するのにだいぶ時間がかかりました。この世界は私たちが思っていたよりずっと面白くて不思議なものだということが「実証」されたわけですね。「高次元空間」が存在するとならば、SF小説にある「タイムトラベル」は決して空想ではなくなるのでわくわくですね。
ちなみに、今回の発見は「膜宇宙理論」を後押したものだと考えてよろしいでしょうか?