呼吸の吸うのは肺をふくらませて、口のあたりにある気体を肺にひきこむ作業ですが、ストローの場合、喉と唇で前後を固定したままで舌を変形させ、かつ、下顎を移動させることで口の中の空間を急激に拡大させていますね。舌と喉がポンプの弁の役です。
ストローの中身も水面から上は気体ですから、頬と喉を堅くして、舌・下顎で空間を急に増やすことで、のど・口・ストローの全体が減圧され、大気圧にくらべて少しだけ負圧になります。
ここで、ストロー以外の水面は常に大気圧を受けているので、ある程度の負圧で固定してやると大気圧に押し出された液体が移動し、ストロー内部の水面が上昇します。ストローから口やのどに液体が流れ込んだ瞬間、喉を肺から胃に接続を切り替えてやれば、むせません。
あとは口というピークを乗り越えて喉から胃にながれくだる水流が負圧を保ってくれますので、飲み下しつづけるだけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%9C%A7
の下の方にも書いてあります。
なお、哺乳動物の子は吸啜反射という、口にいれたものを吸う生理反射を持っています。胃と喉の切り替えもすぐにできるようになります。(母乳の出る勢いが強いと、切り替えをしてもむせることもあります)
ポンプなぜなぜ > 第4回 「ストローでジュースが飲めるのは」
ポンプなぜなぜ の第1回から第4回が理解の手助けになると思います。
http://www.et.ebara.com/support/question/index.html
吸うと肺が大きくなり、その分、肺につながった口の中の圧力が下がります。
口の中の圧力が下がるので、大気に押されて水面が下がり、その分、液体とストローでつながっている口の中に液体が入ります。
液体が肺にまで入らないのは、口の中に液体を貯める動作が無意識にできるからです。
そこで、なぜ吸うと圧力が下がるかですが、吸うと肺が大きくなり、その分、単純にボイルの法則により、肺につながった口の中の圧力が下がります。
質問は、なぜボイルの法則が成り立つかではなく、肺の機構に関するものだと思うのですが、「肺の空気を入れておく空間の体積が大きくなるから」ということです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%BA
こちらは参考になりますか?
ストローを吸うとなぜ気圧が少なくなるのですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1238216767
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1038474205
ストローでコップからコーラを吸うとなぜコーラが口に入ってくるのでしょうか?
http://www.idopump.com/about.html