日本語で文章を書く時は､段落の頭に一文字分のｽﾍﾟｰｽを入れるのが決まりです｡新聞でも雑誌でも､本でも､小学生の作文でも､全部そうする決まりになっています｡

ﾈｯﾄ上の文章がそうなっていないのは､

• ﾈｯﾄでは長い文章をだらだら書くと読みにくいため､詩のように文章の途中で改行を入れ､短く書くことが多いから｡
• 古いﾌﾞﾗｳｻﾞなどでｽﾍﾟｰｽ(空白)を無視して表示しないことがあるから｡

などが理由､だと思います(別の理由をあげる人もいるかもしれませんが)｡

ですから､学校の課題で新聞を作っているのならば､段落の頭には一文字分空白を入れたほうが良いでしょう｡

新聞というより日本語の文章規則の問題です｡
私はあえてやっていませんが､文章の1つの塊ごとに改行し､次の文の冒頭を1ﾏｽ開ける事になっています｡
結局のところ､それが一番読みやすいです｡

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吾輩は猫である｡名前はまだ無い｡
どこで生れたかとんと見当がつかぬ｡何でも薄暗いじめじめした所でﾆｬｰﾆｬｰ泣いていた事だけは記憶している｡吾輩はここで始めて人間というものを見た｡しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ｡この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である｡しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった｡ただ彼の掌に載せられてｽｰと持ち上げられた時何だかﾌﾜﾌﾜした感じがあったばかりである｡掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始であろう｡この時妙なものだと思った感じが今でも残っている｡第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶だ｡その後猫にもだいぶ逢ったがこんな片輪には一度も出会わした事がない｡のみならず顔の真中があまりに突起している｡そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙を吹く｡どうも咽せぽくて実に弱った｡これが人間の飲む煙草というものである事はようやくこの頃知った｡
この書生の掌の裏でしばらくはよい心持に坐っておったが､しばらくすると非常な速力で運転し始めた｡書生が動くのか自分だけが動くのか分らないが無暗に眼が廻る｡胸が悪くなる｡到底助からないと思っていると､どさりと音がして眼から火が出た｡それまでは記憶しているがあとは何の事やらいくら考え出そうとしても分らない｡

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このようになります｡そして大きな段落ごとに1行開け､時には数字や題を付けます｡
印刷時の基本として､改行は広く､字間は狭く､というものがありますが､だからと言って1行ごとに全て1行開けるのは､特にpcではかえって見づらくなります｡1文ごとに改行するのではなく､1つの段落(意味の塊)ごとです｡
htmlは英語が基本なために､日本語としては改行ﾋﾟｯﾁが狭く､読みづらいです｡しかし､これはhtmlを(pcもだけど)開発できなかった日本人の頭の悪さ､独創性の低さの問題なので致し方ありません｡と言って､ｹﾞｲﾂに敬意を表する気にもなれませんが･･｡
また､改行時は1ﾏｽ開けるのであって､全角+半角とか2ﾏｽとか訳の分からないwebも沢山ありますがおかしいです｡(ｾﾝﾀﾘﾝｸﾞでもなさそうだし､どこのﾆｭｰｽｻｲﾄとは書きませんけどね)
私はあえてﾏｽ開けだけやっていません｡pcではあまり意味が無いような気がして･･

という事で､規則を無視しているという点で減点にはなるでしょう｡(学校であれば成績に充分反映されない｡公的な発行であれば批判にさらされる)しかし､新聞として成り立たないと言うほどでもありません｡特に､緊急事態の号外(死語かな？)のような場合には全く問題にされないでしょう｡