ライトなコメディとか、お好きなようなので、そのあたりの線で。
まずは、鉄板なところから。
「ハチミツとクローバー」で人気を博した羽海野チカが、コミカル&リリカルに、少年棋士の成長と、彼を取り巻く世界を描く。人気連載中…いまちょうど物語は最初のヤマ場、くらい。
こちらは「シャーリー」「エマ」ですっかり大英帝国メイド漫画家のトップリーダーの名をほしいままにした森薫が、一転、中央アジアの羊と織物とじゃらじゃらへの偏愛で描く、中央アジア嫁物語……というか、何が描きたいのかよく分からないけれど面白い、という森薫のマンガの変なところが(良い意味で)よく出ている作品。
次は、ちょっと人を選ぶもの
カルバニア物語 1 (アニメージュコミックス キャラコミックスシリーズ)
TONOさんは、知る人ぞ知る、才能ある作家さんです。といっても、特にマイナーというわけでなく、お話作りや笑い所はむしろ王道。絵柄が嫌いでなければ、読むのに抵抗はないと思います。本作は、そんな彼女のライフワーク的大作、架空の王国と王宮を舞台に描くコメディ…だったはずが、どんどん話が広がっており、畳みきれるのかどうなのか。ただ、基本はコメディ。
福島聡さんは、結構長く活動している作家さんですが、寡作。この作品、「星屑」という名のアンドロイドと「ニーナ」という彼の「先生(人間・美少女)」のお話が一つの軸なのですが、とにかくハイスパートでテンポ良く話がどんどん進み、2巻にして既に物語は出発時点から100年以上経過中……この先どうなるか分からないという意味で、一番「気になる」作品。
あと、エッセイ漫画が嫌いじゃなければ
は押さえておきたいところですね。
blogの方も現在進行形で大変なことに……どうなるんだろう、今後。
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