軌道エレベーターの建設ポイントというか終点位置は、赤道上空35,786kmの静止軌道よりも上に位置しなければならない。これより下に位置すると地球の引力が勝り、軌道プラットフォームは徐々に落下していく。
もっとも静止軌道上では軌道エレベーターのワイヤーを牽引するだけの揚力も生まれないため、実際には軌道エレベーターの終点ポイントは、最低でも100,000kmの軌道が必要となる。この軌道位置は、軌道エレベーターの提唱者の計算によって、ばらばらで、統一した終点ポイントはない。
これは、軌道エレベーターの軌道位置はワイヤーの自重や、どれだけの重量の物質を持ち上げるかによって計算条件が大きく異なってくることによる。そのため人によっては100,000kmとか140,000kmとかまちまちの結論が生じる。
もっとも、軌道要素的に安定していないポイントに衛星を投入するのは困難となるだろうから、仮にこのような建造物が軌道上に建設できるとしても、そのための拠点は、地球と月のL1ポイントに投入するようなことが必要になるかもしれない。地球と月のL1ポイントとなると高度300,000km超となる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Space_elevator
残念ならが、このような軌道に大規模な構造物を投入できる予算がある国家、組織、企業は存在せず。軌道エレベーターは現時点ではSFの中の話でしかない。
通常、この手の技術は、小規模な実験的な施設を作ることくらいなら可能というのも多い(軌道上の太陽光発電とか)。しかし、軌道エレベーターは、実験的にケーブルを垂らすことさえ困難であり、実現できたとしても1世紀は先の話となるだろう。
清水建設でも、まだあるか分からんが、清水建設宇宙開発室を作って
研究しているぞ。
大林組とか。
http://news.livedoor.com/article/detail/6307227/
東芝とか。
http://www.toshiba-elevator.co.jp/elv/common/contents/products/newtechnology/co03.jsp