近いうちに一戸建ての購入を検討しています｡気に入った家が見つかったのですが､その家のある市の｢将来負担比率｣が 258．4％(2011年度) と非常に高く日本でもﾜ…

近いうちに一戸建ての購入を検討しています｡
気に入った家が見つかったのですが､その家のある市の
｢将来負担比率｣が 258．4％(2011年度) と非常に高く
日本でもﾜｰｽﾄ10に届くﾚﾍﾞﾙです｡
このような市に引っ越した場合､将来的に行政ｻｰﾋﾞｽが
削減されたり､住民税が上がったりと､良くないことが
起こるのではと思い､住宅の購入を躊躇しています｡
住宅を購入する時は､建物自体や周りの環境だけでなく
市の財政状況までも勘案して買うべきなのでしょうか？
それとも私が気にし過ぎなだけでしょうか？
参考までに大阪府交野市です｡
隣の枚方市は将来負担率 8.2% と､とても健全なのですが｡
ご意見を聞かせてください｡

自治体の財政状況はもちろん勘案すべきです｡
これに関連し､治安､教育(将来結婚して子どもを産んだ場合に備え)､医療ｻｰﾋﾞｽ状況も調べておきましょう｡

いまの住民税はそれほどでもないかもしれませんが､上下水道などの公共料金が高くなっているかもしれません｡またご存じのように､将来負担比率が350％を超えると早期健全化団体になりますから､258.4％という数字は極めて危険です｡
過去5年の経過を見て､この数字が増えているようでしたら､よほどの魅力がないかぎり､その場所は見送った方がよろしいかと存じます｡

また､町内会のような自治組織の状況も調べておきましょう｡自治組織が問題を抱えている(住民間ﾄﾗﾌﾞﾙ､行政とのﾄﾗﾌﾞﾙ)ところも要注意です｡

日本国の一般会計歳出総額は92兆円､国債残高は700兆円で､将来負担率は760％であって日本国はすでに早期健全化団体です｡国内でどんなに財政が健全な地方自治体に住んでもそれが乗っかっている日本国はﾄﾞﾛ舟ですから､この尺度で住む土地を求めるならば日本以外の健全な国に住むか､または将来の破綻には目をつむり目の前の快適を求めるか､いずれかを選ばれるのがよろしいです｡地方自治体のｻｰﾋﾞｽが多少悪くても国家のｻｰﾋﾞｽは他と同様でありｺﾝﾋﾞﾆ商品の売価もほかと同じです｡一方､工業地帯に住んで煤煙と悪臭を我慢すれば自治体の将来負担率はたいへんけっこうなわけで市民ﾎｰﾙや消防車は立派かもしれませんが､だからどうしたと､私ならそう考えます｡有限な人生で何を求めるか？もし私がのどかな環境や快適な住まいを求めるならば､市役所の貧困などは､その負担を背負う事になっても､ちっとも気にしないと思います｡夕張市民だって無事に暮らしていますよ｡むしろ日本の破綻が将来我々を苦しめる事になると思います｡