こういったコンテンツのニオイの強弱を短くいう方法がないからではないでしょうか。
ニオイが強いか弱いかのストロング・ウィークでいうと、アルコール度数と勘違いされます。
香り高いかどうかでいえば、両方香りはいい香りで、ただ強いか弱いかの違いです。
ですから、声という別の尺度で比喩したものと考えられます。
モルトウイスキーは香味の個性が強いため、「ラウド(声高な)スピリッツ」と呼ばれる
Wikipedia風に言えば[要出典]ですな。
"loud spirit"でググっても用例がヒットしません。
そもそもloudには、うるさいとか騒々しいとかのニュアンスもあるので、モルトウイスキーの表現には相応しくないでしょう。
グレーンウイスキーの方は、"silent spirit"と呼ばれているようです。
その理由として
The by-products can be entirely removed by means of patent stills, leaving an almost pure spirit, known as silent spirit, because its source cannot be traced.
http://chestofbooks.com/health/nutrition/Disease/Spirits.html
連続式蒸留器を使用すると発酵に伴う副産物・不純物も除去されるので、原料を推測する手がかりがなくなるという事のようです。
Blended Scotch, they said, was a “silent spirit,” whereas a pure malt “went down singing hymns.”
http://www.discus.org/heritage/spirits/
は、ブレンドとピュアモルトとの対比ですが、ピュアモルトは「聖歌を歌いながら喉を降りていく」と表現してます。
spiritには「酒・アルコール」の意の他に「精霊」という意味もあるので「聖歌」なんでしょう。