青木潤太朗「ガリレオの魔法陣」はPCで絵を描くように魔法陣(DTP魔法陣と呼称)を描いてホログラムで投影して…という話です。執拗な腹パン描写が素敵な作品です。
あとは榊一郎「スクラップド・プリンセス」もそんな感じだったような。
Wikipediaから引用します。
並列処理やバッチ処理、エミュレーションなど、考え方としては記憶した(HDDに納めた)呪文(プログラム)を、意識領域(メモリ)で展開、実在世界へ開放(画面へ出力)と、PCでの処理と同様の物である。「頭の中で計算する」都合上、いわゆる回復魔法は式がややこしくなりすぎて実現不可能。
スクラップド・プリンセス 捨て猫王女の前奏曲<スクラップド・プリンセス> (富士見ファンタジア文庫)
これとか。
The Heart of SOURCERER (ハート・オブ・ソーサラー)
クラスリファレンスがあるゲームって初めて見ましたね。
evokeElement(elm, elad)
クラスリファレンス | The Heart of SOURCERER
元素を呼び出す。
引数:
elm:String - 元素名
"aeth" - Aethel element. 空元素
"van" - Wind element. 風元素
"fogo" - Fire element. 火元素
"neru" - Water element. 水元素
"solo" - Soil element. 地元素
elad:Number - 追加元素量 (0 ? 10000)
▽3
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babelap ベストアンサー |
ブラックロッドですね。
ライトノベルジャンルだとこの作品が始祖で、おそらく決定版でしょう。
「大魔王作戦」のような魔法=科学世界と「ニューロマンサー」的なサイバーパンク世界をがっつり悪魔合体させたような世界観です。
呪文と、プログラミング言語によって制作された実行ファイルを、「特殊な言語によって編まれ現実世界に影響を及ぼすモノ」としてうまくアナロジーをもたせています。
ブラックロッド世界では呪文は呪文編纂器(スペル・コンパイラ)で制作され、交霊チャンネルを使ってダウンロードされます。(インタープリタ的に口頭詠唱も行うようです)
またゲド戦記にならうような言霊魔術世界でもありますが、これもソフトウェア科学と相性が良いように思われます。
名を知られることが呪術的なセキュリティホールになるような世界観は、アドレスや本名を知られることで直接的な攻撃対象になりえてしまうネットワーク世界と似ている、と言えなくもありません。
ちなみに第3巻となるブライトライツ・ホーリーランドでは、破滅的な大魔術師としてG・G・スレイマンが出てきますが、彼の描かれ方はかなりハッカー/クラッカー的です。