▽1
●
tea_cup ベストアンサー |
ならないです。「元北朝鮮地域」からの輸入が可能になるのは、核実験やミサイル発射実験を行う現在の北朝鮮政府がなくなった後です。
個人的には、ぜいたく品の日本から北朝鮮地域への輸出はどんどんすればよいと思うのですが。
当分先のことになると思います。
少なくとも、数年から十数年の単位で。
近隣のスーパーで見る範囲ですが、3年くらい前までは輸入物も松茸と言えば中国からのものだけでした。
でも、最近では、安さを売りにするチェーン店などで、カナダ産を見かけるようになり、この2年ではアメリカ産もよく見るようになりました。
昨年からは、トルコ産のものも見ました。
それなりの品質で十分だと思えば、安く手に入れられるルートはいくつもあります。
こんな状況で、北朝鮮からの輸入が解禁されたとしても、敢えて北朝鮮産の松茸を選ぶ理由はあまりないでしょう。
需要が少なければ、供給はままなりません。
個人的な感想だけでは あれなので、ちょっと調べてみました。
輸入実績がこちらにまとめられています(PDF の3ページ目)。
http://www.fruits-nisseikyo.or.jp/administrators/toukei/toukei_yunyu_yasai.pdf
2014年の実績だと、中国、アメリカ、トルコ、カナダ、韓国、メキシコ、ブータンの順です。
順位にあまり変動はありませんが、中国産が減って、アメリカ、カナダ、トルコが増えてきているのが分かると思います。
お店や加工品で使われているのはよく分かりませんが、スーパーで買ったものだと中国産は松茸の香りはするものの、かさが開いちゃってるものが多いですし、香りが薄いような気もします。
国産とは違う、と割り切るならば、より安いカナダ産、トルコ産の物が買われるのが当然なので、一般に流通する量が増えるのは分かりやすいと思います。
韓国産の物は食したことがないのですが、段違いの単価で取引されているので、物が国産に近いんでしょうね。
一方、北朝鮮からの輸入について。
平成28年3月22日付けの通達です。
http://www.customs.go.jp/kaisei/zeikantsutatsu/kobetsu/TU-H28z0316.pdf
輸入に関しては、後半の方になります。
「輸入割り当てを受けるべき貨物の品目...」とあるのは、「輸入公表」というものを参照することになります。
多分、こちらが最新。
http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/01_seido/03_law/download_yunyu/20150918_kokuji199.pdf
P5 にあるように、北朝鮮は全貨物が対象です。
この通達は、ずっと更新され続けています(対北朝鮮制裁関連(METI/経済産業省))。
北朝鮮からの輸出実績については、こちらに情報があります。
【WTSニュース】 北朝鮮産松茸の輸出事情 - WTS
経済制裁から十年。それ以降は、中国向けの輸出が細々とあるだけです。
経済制裁が解かれることはしばらくないでしょうし、仮に解かれることがあったとしても
というような問題はありますから、そう簡単なことではないと思います。
松茸は小麦やマグロのように、日本国内で大量に消費するようなものでもないので、そういった意味でも、経済制裁が解かれたとして、それほど優先事項になるとは思えないです。