鉄としての性質は陽子の結合によるものですから、結合を排除して更に原子核を破壊すれば、つまり結合している一つ一つの陽子の表面に集中してエネルギーを加えれば核エネルギーの解放を行えます。
ただし、陽子の直径は非常に小さいのですが、その球面を破壊するような収束されたエネルギー線を加える必要があります。
結局は熱核反応を起こさせるほど高温にしてやる方が簡単です。
恒星では全ての物質が高温で水素原子に近い形で遊離しています。
また、反陽子を生成して融合させてやれば核融合反応による質量エネルギーの解放ができます。
ただし、現在の技術ではどの方法も不可能です。
通常核のエネルギーといった場合は、核子の結合状態の変化に伴うエネルギー変化を指します。
したがって物質そのものの静止質量がガンマ線などの放射エネルギーになるような過程は考えません。
SFチックな思考を許されるなら、反物質でできた鉄と物質の鉄とをぶつければ、静止質量が何かしらのエネルギー形態に変換されるはずです。
人為的にやれる方法はないみたいですが。
自然界では、よくあることのようです。
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/busshitsu-1.htm#%E9%89%84%E3%82%88%E3%82%8A%E9%87%8D%E3%81%84%E5%85%83%E7%B4%A0%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%88%90
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/09/1196.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B4%A9%E5%A3%8A#.E8.B6.85.E6.96.B0.E6.98.9F.E3.80.81.E6.A5.B5.E8.B6.85.E6.96.B0.E6.98.9F